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56. アルゼンチンペソの謎/ Cotizacion de Peso ARG (3)

今回のアルゼンチンペソについて、外部からはまだ理解できない要素が大きかったので、

現地在住のキクチさんにメッセージでインタビューさせてもらいました。

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おっしゃる通り米ドルを持ってきていただきブエノスで交換するのが一番いいかと思います🤔

YouTubeなどでもよく見ますが、San Nicolás地区のFlorida通りに立っている両替商たち(競争があるので率がいいと聞きますが試したことはありません)、または信頼できる両替所に行くのがベストかと思います。ホテルでも出来るそうですが、公式レートではないもののブルーレートよりも率は悪いそうです。

ブエノスに移住してからはクレカはあまり使わなくなりました。使うとしたらVISAの方ですね。僕のカードの場合ですが、レートはブルーレートより悪かったです。

もちろん現地人と短期間の旅行で違うとは思いますが、自分がブエノスに旅行で来ていた頃はドルを持ってアルゼンチンで換金してました。

ドルが神みたいな国です笑


ペソは価値がないので換金したら使い切ることをおすすめします😅

あとは何にお金を使うかによって変わってくると思います。

日本のクレカを使えるレストランはありますが、円を失うのは勿体無い気がします。例えば先日日本食レストランに入りましたが、刺身定食で1人7000ペソ(ブルーレートだと¥2060相当)でした。
これを僕のVISAで払おうとすると¥2530引かれます。2人で千円損するわけです。ちなみに日本のカードだと旅行者レート等が反映されると思いますが、これ公式レートだと¥3900も引かれるのでご注意ください😱


一方で移動手段となると話は変わります。バスや地下鉄は1人50ペソ(14円相当)ほどです。
ただバス地下鉄はクレカ払いできず、SUBEという専用の青いカードの購入が必要になります。ちなみにSUBEは品切れ気味だそうです。


Uberも使えます。この場合はクレカ払いでもいいかもしれません。市内の場合一回の利用につき、距離や時間帯にもよりますが300円〜700円の範囲だと思います。引っ越してきた頃よく使ってました。Taxi Premiumよりも安いと思います。参考にしてください!


ペソ万長者でステーキとワインをお楽しみください!笑


インフレ率が100%超えているので、レストランは毎月値段が上がっています。また賃貸物件は、大家さんが価値が下がり続けるペソで貸したくないため、売り物件に切り替えていることから数が激減しています。ちなみにその背景にはウクライナ侵攻の後にロシア人富裕層たちがアルゼンチンに押し寄せたことも関係しているようです。


とはいえインフレが上昇すればするほど消費が伸びる不思議に国だそうで、明日価値が下がる前にペソを使ってしまおう!みたいな感じだと聞きます。ただそれも中流層から上あって、昨年よりも体感的には物乞いやホームレスが増えたなと感じてます。


リモートワークして外貨得ている僕のような外国人でもやりくりに悩むのに、ペソ払いのみで給与を受けて取っている現地の方々は苦しいと思います。



アルゼンチン人はドル貯金をしてますね笑。
現地人は1ヶ月200ドルを上限にドルへの両替が規制されてるのが痛いですね😑

知人は市庁舎で働く公務員なので給料は上がり続けてるのでまだいい方ですが、かなりの人はドルで貯金する余裕もないのが現状のようです🥲

いろんな所でデモやってます。


「僕たちは少しばかり良いレートでドルに両替できる、信頼できる換金所(おそらく紹介制)を知っているので、そこにも行きます(表向きにはただの支払いカウンターです)。お互いの信用によって全てが成り立ちます。」

自分1人で行ったら外国人扱いされてレート悪くなるかもしれませんね。必ず妻と2人で行きます。


ドル持ちはお得です。


アルゼンチンがすでに何度もデフォルトを経験している国際的信用の無いハイパーインフレ国で、通常の為替レートだけでは経済の安定が難しいようです。


アルゼンチン政府は複数の為替レートを設定することで、特定の産業や商品に優遇したレートを提供したり、逆に輸入業や海外への旅行には不利なレートを設定しているようです。正直複雑すぎて僕の頭が追いつけるのはこれくらいです笑


日本や他の国からしたら考えられないですが、アルゼンチンは通貨や銀行に対する信用が全く無いので、日本では「闇レート」とも言われるブルーレート(非公式レート)が存在するようになりました。闇と言っても堂々と経済新聞やニュースになるので、そんな怪しいやつではありません笑


アルゼンチン政府はペソの価値を保つために、前述したように個人が持つペソの口座からドルへの購入は月200ドルまでという制限があります🥲とはいえ国民はドルを買うことが安全な貯蓄手段であることを歴史から学んでいるので、割が悪いにも関わらずブルーレートは支持されています。


商品価値の変動もこのブルーレートの上限に応じて決まるのが一般的のようです。


昔ノーベル賞受賞の経済学者が「世界には四種類の国がある。先進国、発展途上国、そして日本とアルゼンチンだ」と言ったそうですが、戦後に急速に発展した日本と、裕福な国から転落したアルゼンチン(母をたずねて三千里のようにイタリアからアルゼンチンまで出稼ぎする時代があった)の対極を表していますが、実際住んでみてほんと特殊な国だなと体感してます。


「ブルーレートはおととい(7/24)1ドル552ペソまで急落しましたが、昨日(7/25)は536ペソに持ち直し、今日(7/26)になって546ペソに再び下がりました。このように常に変動するので、値札をつけていない店もあるほどです。アルゼンチン人はこんなことでびくりともしませんが、ブエノス初心者の私には動きがさっぱりわかりません」


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キクチさん、本当にありがとうございます!!!

実は旅行前にも、ペソの両替について連絡させてもらっていて、

キクチさんのおかげでしっかりと心構えができました。


旅行後もどうしてもペソへの疑問が払拭されなかったでの、

わがまま聞いてもらって、色々と教えてもらいました。


心から感謝です。



他の友人からの話では、飛行機のチケットは国内線だとものすごく安いそうです。

例えば、パラグアイ南部のエンカルナシオンの向かいのポサーダスというアルゼンチンの地方都市からブエノスまでの片道は25ドルだそうです!

他の地方都市への移動もかなり格安だそうで、

しばらくはアルゼンチンへの観光はお得だと言えそうです。

今年の年末に大統領選が行われるので、

来年からどうなっていくかが気になりますね。



ここまで細かくアルゼンチンペソの現状を書いている記事は少ないのかなと思います。

これからアルゼンチンに旅行される方はぜひ参考にしてみてください。


ちなみに僕がここまでペソに興味を持った理由はいくつかありますが、

ミドリのスタッフにもアルゼンチン人がいることもありますし、

パラグアイの隣国で、外交的にも経済的にも大きな繋がりがあるからです。


では!















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