41. 作り手と工房を見せる/ Mostlar artesanos y taller
ミドリでは、ショールームまで足を運んでくれた方々に、
可能な限り、工房案内をしています。
*忙しい時は、ごめんなさい!事前に予約していただければ確実です。
工房案内は割と早い段階から取り入れていました。
毎日、何人も訪問があれば大変ですが、
ミドリはそもそも来客が少ないショールームを目指しているので、
工房案内をするのも一週間に一回あるか、ないかです。
そんなペースなので、僕らも気楽に構えています。
興味ある方は遠慮なく相談して下さい!
工房案内のメリットはたくさんあります。
メリットしかありません。
まず一つ目は、
お客さんが喜んでくれる。さらにミドリのファンになってくれるということです。
日本では作り手の様子を見せる場所も少なくないと思いますが、
パラグアイではまだまだ少ないです。
木工関係では、ミドリくらいかと思います。(差別化につながる)
素材倉庫や機械までもお見せするので、
お客さんから新しい商品のアイデアや、こんなものも作れますか?
のようなコメントももらうことができます。
何より、自分たちの仕事に自信がなければ、裏方を見せることはできないと思います。
そういった僕らの自信というものも感じてもらえると思っています。
機械は使いつつも、手作業もまだまだ多い仕事ですから、
どれだけの手間暇がかかっているのかということを理解してもらえます。
そうすれば、ミドリの価値を改めて認識していただき、
それに見合った価格だとわかってもらえます。
工房案内は基本的に、最初にショールームで挨拶をしてから、行っています。
その後に、ショールームでの商品案内とお買い物タイムです。
いやらしい書き方ですが、工房案内をしてからの方が売り上げがアップします!
何せ、作り手の裏舞台を見れたのだし、こちらが一生懸命説明すれば情熱、気持ちも伝わります。
工房案内は20分から長い時には1時間くらいになることもあります。
その時の僕のテンションと、お客さんとのフィーリングも結構重要です。
仕事が立て込んでる時は、早く終わってしまうこともありますが、
基本的には全てをお見せしたいという気持ちでいます。
心理学的には、「返報性の法則」が働くのだと思います。
簡単に言うとギブアンドテイクですね。
人から何か与えられたら、お返しをしたくなる。そんな感じです。
でも、決してそれを狙って工房案内してるわけではないですよ!
僕らは、ミドリの全てを見て欲しくて、自慢がしたいのです。
自信があるから。自分の仕事に自信がなかったら人に見せられないですよね?
結果として、それらが良い方向につながっているのです。
2つ目のメリットは、スタッフの意識向上です。
これは、僕にとっても大きな発見でした。
ちょくちょく、お客さんが工房に足を運ぶので、
彼らも一生懸命働いているというアピールをしなくてはいけません。いい意味で。
実際には、皆常に頑張って仕事してくれていますが、
人から見られる、特に自分たちの作品の買い手であるお客さんが見に来てるのだから、頑張ってしまいます。
いいところを見せようと、いい格好をするのです。
その場限りでも構いませんが、何度も繰り返せばそれが彼らの「習慣」になります。
毎日のようにお客さんが来たら大変ですが、
そんな意識で彼らにはいてほしいと思っています。
挨拶や、自己紹介もなるべくしてもらうようにしています。
中には日本語で挨拶しようとするスタッフもいます。
日本語での挨拶は、日本人の方にはウケがとても良いです!笑
そして、自分たちの仕事はこれだけの人の必要とされているんだ、と言うそれぞれの自己肯定感もアップしてくれます。
これはミドリで働くことの意義ややりがいにつながると思います。
いつでもお待ちしています!!
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