石炭までの、遥かな道(泥炭編)

午後からは、図書館で資料探し。 懸案の通信教育の受講レポート『エネルギー地質学』の課題……石炭の成因の関連資料を探すうち、 北海道の湿地についての本にまで手を出してしまった。 そう、石炭のおおもと、泥炭のできかたを確かめるためです。 手許にある通信教育テキストや参考書(※)、20年以上前の本だというのもあるのでしょうけれど、泥炭のできかたの説明が、ちょっとおおざっぱな気がしてたもので……。 モノが腐るのには、水が必須なように普通思いますが、湿地は水で覆われている(しかもその水が動かない)ので、枯れた植物が腐敗しきらない、 そうして、湿地全体では、植物が表層から養分を採れなくなり、だんだんと草木も茂れない環境になっていく……そうして泥炭の堆積も終わる。石炭層も途切れる、 そんな壮大な光景に思いを馳せ……レポートますますまとまりません(をいっ) (※)『石炭ものがたり』(相原安津夫 1987青木書店) 一般向けの石炭の本で、日本語で書かれたものは、これがいちばん新しい本みたいなのです。とはいえ、石炭自体を見聞きしてない世代の私たち、この本に書かれてることが、全て目新しく面白い。中古本だと500円程度。お勧めします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?