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我が国でのたばこ対策で実施されているのはどれか。
a  たばこ広告の禁止
b  たばこパッケージの警告表示
c  ニコチン依存症の治療の無料化
d  公共施設の屋内における空間分煙の義務化
e  非喫煙者に対する医療保険の保険料の減額

第118回医師国家試験

正解:b

解説

a. 日本ではたばこ広告は一部規制されているが、完全には禁止されていない。
b. 日本では2005年からたばこパッケージに健康被害に関する警告表示が義務付けられている。
c. ニコチン依存症の治療は保険適用となっているが、無料化はされていない。
d. 日本では2003年に健康増進法が施行され、公共施設での受動喫煙防止対策が推進されているが、屋内における空間分煙の義務化はされていない。
e. 日本では喫煙者と非喫煙者で医療保険の保険料に差はない。

考察

日本では、たばこ規制枠組条約(FCTC)の批准国として、たばこ対策を推進している。その一環として、たばこパッケージへの警告表示の義務化が実施されている。警告表示には、喫煙と肺がん、心筋梗塞、脳卒中などとの因果関係や、受動喫煙の健康影響などが記載されている。これにより、喫煙者に対する健康被害の啓発や禁煙の動機付けを図っている。他の選択肢については、一部実施されているものの、本設問の条件を完全には満たしていない。

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