なぜ恐妻家の掟を作ったのか
大谷更生が事務局長を務める「全国恐妻組合連合会」にはバイブルがあります。
それが恐妻家の掟です。
なぜ大谷更生が恐妻家の掟を作ったのか。
きっかけは夫婦関係のストレスでした。
全国恐妻組合連合会を立ち上げたのは2008年、結婚して2年が経ったころ。
当時、大谷更生は妻とのやりとりでイライラすることが増えていました。
洗濯をしていると「干し方が違う」「服のたたみ方が違う」
ゴミを出そうとすると「分別が違う」
片づけをしていると「場所が違う」
トイレットペーパーがなくなったので買って帰ると「もっと安いものがあったのに」
といったように、何をやってもダメ出しばかりでした。
余裕があるときは我慢できるのですが、余裕がないと言い返してケンカに発展。
夫婦ゲンカは勝っても負けても不幸です。
大谷更生が勝ったら妻が不機嫌になり、妻が勝ったら大谷更生が不機嫌になる。
どっちが勝っても一緒の空間には居づらくなり、何もいいことはありません。
どうしたら妻のダメ出しにイライラしなくなるんだろう。
考え続けていたら、ある日ひらめきました。
「イラっとしたこと、ムッとしたことをネタにしよう!」
試しに妻にされた仕打ちを格言っぽくアレンジしてみました。
・妻が起きる前に洗い物をしてゴミを捨てる
・風呂掃除は夫の出番
・妻が定期を忘れたら走って駅まで持っていく
これらは全て実話です。
そんな格言をSNSで発信したところ、予想以上に反響がありました。
2010年に全国恐妻組合連合会のフェイスブックページを作り、ネタが50こを超えたあたりで友人から言われました。
「これ、本にしたらどう」
そんなきっかけで2015年に生まれたのが恐妻家の掟です。
全国恐妻組合連合会ポリシー
妻のアドバイスは世界一正しく、世界一厳しい
だから妻のアドバイスのとおりにすれば必ず成功する
ただ、妻であるがゆえに素直になれない
現在も妻の言葉にムッとしたりイラっとしたりすることはあります。
それでも、「イラっとしたらネタにする」と思えるようになったおかげで、イヤな気持ちを引きずることなく、すぐに切り替えることができるようになりました。
もし、誰かの言葉や態度、行動にイラっとしたりムッとしたりしたとき、「これをどうネタにしてやろうか」と考えてみてはいかがでしょうか。
いつもより素早く気持ちを切り替えられるようになるはずです。
「恐妻家の掟」日めくりカレンダー
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