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「ピンクの象を想像しないでください」
 
このセリフ、聞いたことありますか?
 
「想像しないでください」と言われた
のに、ピンクの象を思い浮かべて
しまった。
そんな方が多かったのではないで
しょうか。
 
 
このセリフは「脳は否定語を理解
できない」という現象を解説する
ときによく紹介されます。
 
なぜ、このセリフを思い出したか
というと、先日、満員電車に
乗っているとき、車掌さんのこんな
アナウンスを聞いたからです。
 
「駆け込み乗車はご遠慮ください」
「駆け込み乗車をおやめください」
「駆け込み乗車をしないでください」
 
それなのに続々と駆け込んでくる方
がいる。
 
では駆け込み乗車を減らすために
どんな呼びかけをしたらよいか。
 
私だったら、次の行動を淡々と
伝えます。
「ドアが閉まります」
「発車します」
「電車が動きます」
 
 
駆け込み乗車で荷物が挟まれても
「荷物をお引きください」
とは言わず、無言でドアを開け
「ドアが閉まります」
を荷物の挟まりが解消するまで
繰り返す。
 
「駆け込み乗車」という言葉が
耳に入ると「急がなきゃ」という
心理が働いて駆け込む人が増える
なら、「駆け込み乗車」という言葉を
使わなければいいんじゃないか。
そんなことをギュウギュウの電車の
中で考えました。


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