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日記『今月も季節のおたよりをしたためている』2025年2月11日(火曜日)17時27分
お若い学生さんに囲まれて作業をすると、集中できないので場所を移った。
いまこの日記を、ショッピングモール図書館の学生さんたちが勉強をしている「静かな部屋」でしたためている。
今月も、来月の初旬に届くようにだす、季節のおたよりの文面を書いた。
「立春寒波もピークを過ぎ、少しずつ春の暖かさが伝わってきたようです。
2月の初旬に、フィリピンに遊びにいった甥の写真が送られてきました。
フィリピンは過ごしやすい乾季。
岩や珊瑚が見える透明度の高い海を楽しく泳いできたようです。
枝葉に雪のような淡いピンクの花弁を宿らせた、桜の開花時季もすぐそこまできました。
季節はめぐり、新たな命が誕生する。
そう考えれば、死は一時的な姿なのかもしれませんね」
と、こんな感じだ。
いつも作業している、みんなの広場が空いたら、そこに行くつもりだ(ときたま見てみよう)。
小説では過激な表現もしているが、公共の場やひとに伝えるときに書く文面は、控えめなほうがいい。
そのほうが、どことなく好まれる気がする。
最近は、KORN(正確には「R」は反転しているのだが、出し方がわからなかった)やマリリン・マンソンの過激なメタルを聴いていることが多かった。
弟が大のメタルファンだが、洋楽のメタルは中毒性があると思う。
逆に、神様や、神様に従事するひとたちへ想いをはせるときには、ブクステフーデなどの聖歌を聴きながら、食事をしていた。
食事といえば、昼は食べずに、コンビニでビタミンやプロテインなどの栄養サプリメントを買って飲んでいる。
一年で一番寒いこの時季は、節約を忘れて、温かいお湯に入りたい。
最近は、とくに誰かとトラブルになることもなく、かといってリアルで(教会外で)会う友人もなく、ひとり穏やかに過ごしていた。
「一緒にウォーキングしよう」と誘ってくる友達もいるが、怪談140字小説のノルマが危うくなるので、こちらからは連絡を入れていない。
談話しながら歩くにしても、もう少し暖かくなってからがいいだろう。
唐突だが、「静かな部屋」の学習ルームの天井に設置されている、電灯は天使の輪のような形をしている。
たまにお隣の紀伊國屋書店の売り上げが心配になるときも。
図書館で欲しくなったり、手に入らなかった本を購入されることが多いのだろうか……。
うちの母は「学生時代は文学少女だった」と自慢げに話しているが、今その面影はなく、家では四六時中、韓流ドラマに釘付けになっている。
最近は、動画視聴サイトを観る機会も減った。
このあいだ観にいった映画は、『野生の島のロズ』や(妹が一緒に観に行ってくれなかった)『モアナと伝説の海2』などの感動アニメーションだが、変わらずに、映画館でアニメを楽しめている。
4ぬまで仕事、4ぬまでアニメだ(なんじゃそりゃ)。