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【残り39日】カーブスHDが見せるシニア市場を活かした物販と体験の融合ビジネス

独立してプロデューサーを目指しているKoseiです。
僕はこんな人間です!
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▶︎人と人を繋ぎ、共に成長することを大切にしています
▶︎ポジティブなコミュニケーションで良好な人間関係を築きます
▶︎趣味はバスケットボール、選手情報の収集・分析も得意
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はじめに

2024年も残すところ【46日】となりました。皆さんは日々をどのように過ごしていますか?

今回も四季報の写経を実施したものをアウトプットしていこうと思います。取り上げている企業はカーブスホールディングスです。

日本の高齢化社会の進行に伴い、健康関連サービスの需要が高まっています。その中で、シニア女性向けの体操教室を展開するカーブスHDは、店舗ビジネスと物販の両面で成長を遂げています。本記事では、カーブスHDの事業モデルを分析し、今後の展望や他業界への応用可能性について考察します。

企業概要

  • 会社名: カーブスHD

  • 設立年: 2008年

  • 上場年: 2020年

  • 業種: 外食・娯楽サービス

  • 時価総額: 739億円

  • 事業内容: シニア女性体操教室をFC(フランチャイズ)展開。海外ライセンス事業も展開中。

  • 連結事業:

    • フランチャイズ関連: 42%

    • 物販(プロテインなど): 58%

  • 売上高: 30,022百万円(2024年)

  • 営業利益: 3,851百万円

  • 営業利益率: 12.8%(業界平均5.66%)

  • 店舗数: 約1,980店(2024年時点)

  • 会員数: 82万〜83万人

仮説①高齢化社会における健康関連市場の伸長

結論

カーブスHDの主力顧客であるシニア女性層は、日本の高齢化により今後も拡大が見込まれます。特に、地域密着型の店舗運営は高齢者のニーズにマッチしています。

理由

  1. シニア人口の増加: 総務省の統計によると、65歳以上の高齢者人口は今後も増加が予測されています。

  2. 健康志向の高まり: 健康寿命を延ばしたいという意識が社会全体で浸透しているため、予防医療や健康増進サービスの需要が高まっています。

  3. 自治体との連携: 全国30以上の自治体と健康イベントを開催し、地域社会に根ざした集客戦略を実施しています。

具体例

  • 健康イベントを通じて新規会員を獲得。

  • 会員数の増加が店舗収益だけでなく、物販売上の拡大にも寄与。

仮説②物販事業の成長と収益多角化

結論

物販事業の売上比率が50%を超え、店舗ビジネスの補完として機能しています。特に、プロテインの定期購入者が増加しており、安定収益源となっています。

理由

  1. 定期購入モデル: プロテインなどの健康関連商品は、リピート購入されやすい商材であるため、収益の安定化に寄与。

  2. 広告効果: 店舗での利用者が商品購入を後押ししており、広告費以上の効果を発揮。

  3. 付加価値の提供: カーブスでの体操に加え、栄養面でもサポートすることで、トータル健康ケアを実現。

具体例

  • プロテイン定期購入者の増加により、ショッピング売上が拡大。

  • 広告キャンペーンにより新規顧客を獲得。

仮説③男性向け市場や新業態展開の可能性

結論

シニア女性向けから、男性向け店舗や別業態への展開が視野に入り、さらなる市場拡大が期待されます。

理由

  1. 健康市場の拡大: 男性向け健康増進プログラムも需要が増加傾向。

  2. 競合との差別化: カーブスのブランド力を活かし、既存事業とは異なる層をターゲットにした展開が可能。

  3. 多様なサービス展開: イベントや物販事業を絡めることで、顧客のライフスタイル全般をカバーするモデル構築。

具体例

  • 男性専用店舗の展開。

  • 新業態としてのヨガやピラティス教室。

サブスクリプション×体験イベントで転用

カーブスHDの物販と体験型サービスを組み合わせたビジネスモデルは、他業界に応用する際のヒントが多く含まれています。このセクションでは、教育、旅行、美容業界への具体的な転用可能性について、さらに掘り下げて考察します。

転用例1: 教育業界

教育業界において、カーブスHDのような「定期購入」と「体験」を融合したモデルは、特にオンライン学習サービスで有効です。

具体的な活用方法

  • オンライン学習と教材定期提供
    オンラインプラットフォームでの授業提供と連動し、教材を毎月定期的に郵送するモデルを構築。これにより、学習を継続する意欲を促進すると同時に、教材費を収益源として確保できます。

  • 学習イベントの開催
    地域やオンラインでの模擬試験や学習イベントを開催し、参加者に教材や付随するグッズの販売を行うことで、イベント自体が広告効果を持ちながら収益化します。

応用可能性

特に子ども向け教育や資格試験対策において、体験と物販を組み合わせることで継続的な顧客関係を築くことが期待されます。

転用例2: 旅行業界

旅行業界では、宿泊や観光体験に加え、カーブスHDの物販モデルを応用することで収益の多角化が図れます。

具体的な活用方法

  • 宿泊施設と地域特産品のセット販売
    宿泊プランに地元の特産品や名産物をセットにしたオプションを追加し、旅行後も特産品を定期購入できる仕組みを構築。これにより、観光地のPRと収益増加が可能となります。

  • リピーター向け特典の強化
    宿泊施設で定期的に行う「地域祭り」や「体験イベント」に参加できる特典を設け、参加者が再訪したくなるような仕組みを作る。

応用可能性

訪日観光客の増加や国内旅行需要が回復している中で、観光地の魅力を物販と組み合わせることで、単なる「旅行」から「体験型購買」へと昇華させるモデルを実現できます。

転用例3: 美容業界

美容業界では、エステサロンやジムの運営に、カーブスHDの定期購入モデルが有効に働きます。

具体的な活用方法

  • エステサロンと美容商品販売の融合
    サロン利用者に対し、施術に最適化された美容商品をサブスクリプションモデルで提供。店舗で使用した商品を自宅でも継続的に使えるようにすることで、顧客のロイヤルティを高めます。

  • 美容イベントとグッズ販売
    サロン主催の「美容セミナー」や「トライアルイベント」で、体験と同時に商品販売を行うことで、一度の来店で複数の収益源を得る仕組みを構築。

応用可能性

美容業界の特性上、リピート需要が高いことから、定期購入モデルとの親和性が非常に高いです。特に、スキンケアやヘアケア用品といった消耗品を扱うことで、安定した収益を見込めます。

まとめ

カーブスHDの成功は、シニア女性向けの体操教室というニッチ市場を的確に捉えた戦略と、物販事業の収益化にあります。また、新業態や男性向け展開など、さらなる成長余地も大きいと考えられます。この事例から、他業界にも応用可能なビジネスモデルを見出し、私たち自身の事業戦略に役立てることができます。

今年の合言葉は「Keep Moving」。1ミリでも動き続けます!
”プロデューサー”におれはなる!!!

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