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山で昼食&お茶 ~~ボンベに使用期限あり~~

 今まであまり気に止めていなかったが、私が山で調理に使っているイワタニのガスボンベは使用期限が7年らしい。実は、一般家庭で広く使われているイワタニのカセットボンベも7年らしい。

 普通、カセットボンベを7年間も使わずに保管するケースは少ないだろうが、災害時等の非常用に保管していて、使用期限を気にせず後入れ先出し法で使ったりすると、うっかり使用期限を超えてしまうかもしれない。

 ところで、私の手元にあった「温暖期用」の「IWATANI PRIMUS NORMAL GAS  IP-250G」という登山やキャンプ用のガスボンベの製造日を見てみると、20170926となっていた。

 私の山行は日帰りが多く、宿泊の場合は殆どが小屋泊りだから、ガスボンベを使わないことが多い。このガスボンベを買ってから、いつの間にか7年を過ぎていたのだ。「使ったらまずいかな」と、ちょっと不安になった。

 それが、たまたま先日、NHKの「探検ファクトリー」という番組でイワタニの家庭用カセットボンベを採り上げていて、その番組内で「7年を過ぎるとボンベ内部のパッキンが劣化する可能性が出てくる」と話していた。

 私はこれを聞いて、「そうか、直ちに危険になる訳ではなさそうだな」と考えた。私のガスボンベは保管状態が良くて錆もへこみもない。半分くらい残っているが使ってみようと決めた。(もし、事故が起きても自己責任になるかもしれないが)

 月に数回登っている草戸山で昼食を摂ることにした。

草戸山の山頂から見える景色

 山頂にテーブルとベンチがあって、誰も使っていないテーブルで昼食の調理を始めた。今回は雑炊。材料は、ごはん(おにぎり1個分)、切り餅1個、塩コンブ少々、ニンニク2粒、小松菜少々、梅干し1個、インスタント味噌汁(具は油あげ)、福神漬少々。冷蔵庫に残っていたあり合わせ食材だ。

この日のお昼は、あり合わせの雑炊

 コンロの着火、火力、共に異常なし。調理に何の問題もなかった。昼食の後はコーヒータイムにした。ここで一つ問題が起きた。カップを持ってくるのを忘れた。ガスボンベではなく私の問題だ。仕方がないので鍋で代用した。

鍋でコーヒーを淹れる

 私のコーヒーはコーヒーフレッシュと砂糖入り。お湯はやかんで沸かした。

ミルクコーヒー、問題なし

 普通においしかった。この程度の調理ならガスはあまり使わない。あと3回くらい使えそうだ。しかしこのガスボンベは、できるだけ早く使い切ることにする。

皆さん、家庭用カセットボンベは7年以内に使い切ってください。

ーーーーーーーー ここから下は、投稿後の修正 ーーーーーーーーー

※ 投稿後の修正
 この記事を一度投稿してから、とんでもない間違いに気付いた。このガスボンベの発売元である「イワタニ・プリムス株式会社」で検索してみて分かった。

 このガスボンベは、「ガスカートリッジ」というのが正しいようだ。また、家庭用カセットボンベは岩谷産業で製造しているが、私が使っている「IWATANI PRIMUS NORMAL GAS  IP-250G」は、発売元:イワタニ・プリムス株式会社 充填:エヌケイケイ株式会社と表記がある。

 岩谷産業で製造しているのではなさそうだ。また、ホームぺージにはガスカートリッジの保管等、使用上の注意も書いてあった。

< 以下、引用 >
ガスカートリッジは可能な限り使い始めから2〜3年で使い切ってください。
ガスカートリッジに充填されているガスそのものは経年変化せず、特に使用期限も定められていません。しかしながら、ガスカートリッジの容器や弁に使用されている金属や樹脂、ゴム等の素材はサビや経年劣化を生じるため、正しく保管されている場合でも最長で製造から7年以内を目安に使いきっていただくことを推奨します。サビや劣化の進行したガスカートリッジは、ガス漏れ等の重大な事故につながり得るリスクを生じます。
個々のガスカートリッジの製造年月日は、缶底に印字された英数字でご確認いただけます。
< 以上、引用終わり >

 私の勝手な思い込みで、家庭用カセットボンベと、「IWATANI PRIMUS NORMAL GAS  IP-250G」の共通点は、イワタニが関わっているというだけで、まるっきり別物だった。まあ、一目見て形状が全く違うので、家庭用カセットボンベと関連付けて考える事が間違っていた。

 しかし、どちらにしても7年以内に使い切るべきという点は間違っていなかった。

 

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