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リアルタイムなエッセイvol.62「義理は果たすよ」

2024年11月13日、水曜日、晴れ

今日は古い義理を果たすために、往復4時間ほど運転してきた。

叔父がコロナで肺炎を拗らせ、長い闘病の末、この世を去った。ボクは数年前に自分の親との確執があり、しばらく親とさえ付き合いを絶っていた。今は親とも関係は修復し、普通に会っているけど、親戚にはもう10年以上会っていない。だけど、子供の頃、随分お世話になったので、古い義理を果たしに行くことにした。

少し緊張した。従兄弟や叔父叔母は久しぶりの再会になんて思うだろうか。でも、そんな時間の距離感は心配の必要はなかった。懐かしい顔。声。表面的な会話だけだったかもしれない。それでいい。元からボクは深入りしなかったから。亡くなった叔父のことも久しぶりに思い出した。ものすごく正義感の強い人だったな。そう、そんな人だった。さよなら、叔父さん。もう遅いけど、生きてるときに会えなかった自分を恥じてるよ。許してね。

帰ったら流石に疲れた。体も心も。もう失ったことについて思うのは好きじゃない。

ご飯も食べてなかったし。実家から持たされた唐揚げと、冷蔵庫の残りでご飯を2杯食べて、今から少し横になる。少しだけ、休ませて。

実家から持たされた唐揚げと、牛焼肉の残りでご飯

ボクは生きる。最後は勝つために。

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