2020年9月のエッセイ 「キミは小宇宙(コスモ)を感じたことはあるか?」 連載34
Fried eggs are the most familiar microcosm(目玉焼きは一番身近な小宇宙だ)
「目玉焼きの黄身 いつつぶす?」(おおひなたごう)というマンガ、知ってますか? 目玉焼きで黄味をいつ潰すか、そして調味料は何をかけるか、などその人独自の食べ方を、人との違いから大きな問題にして、バカみたいに悩む主人公のシリアスギャグマンガなのだ。すでに完結していて12巻まで出ているが、6巻くらいまで買って読んでいた。内容は実にしょーもないのだけど、その食べ方ないわー、とか同じ食べ方だ!、なんて全国民が独自の意見があるはずだ。その一部を考えてもらおう。
テーマとなっている目玉焼きの黄身 いつつぶす?
黄味をいつのタイミングで食べるか、と調味料に何を使うかが問題だ。
まずは調味料。
塩こしょう
しょうゆ
ソース
ケチャップ
マヨネーズ(まさかね?)
その他 さてあなたはどれかな?
次に、黄味をいつ潰すか。考えてもらえますか?最初に潰して黄味を広げるとか、最後まで黄身部分を取っておいて食べるとか、流れで中間で割る、とかいろいろあると思う。育ってきた環境や、自身の持つこだわりがこんな小さなところにも小宇宙があるのだ。
このために、今朝、普段は朝はパンだけど特別に自分でご飯を炊き、目玉焼きを作ってみた。僕の答えは・・・Fineのページに載せときます。見てね。
その他にもカレーのルー、どうかける? なんて問題もある。ルーをご飯にかけて食べ進めるか。逆にご飯をルーに寄せて食べ進めるか、はたまた、最初にぐちゃぐちゃにルーとご飯を混ぜてしまうか・・・ちなみに僕は、ごはんをルーに寄せて食べる派です。
2022年7月現在 当時を振り返って
この漫画、当時はアニメもあったりして好きだった。もう完結してると思うけど途中から読まなくなった。さて、本文中にFineのページで正解発表、みたいに書いているけど、これは一つの月報プレゼンにおいて、最初のページにこのフリーエッセイをPDFにして小さくして、わかる人にだけわかるよう貼り付けているけど、お酒のエッセイも同じプレゼンの最後のページ(Fine:フィーネ)に小さくして貼り付けているのだ。なので、次に予定している連載35のお酒のエッセイで正解発表になる。というわけで、ここでは伏せておこう。いっておくけど変わった結果だよ。ひねてるわけじゃないけど、独特なものを持っていると思う。
さて、明日から8月、夏ももう終わりが見えた。もうすぐ秋だね。知的な秋にしたいな、できれば。
では短いけどこのへんで、オ・ルボアール!