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連載69 2022年2月のお酒のエッセイ「タリスカー10年」 

(会社の月報検討会用プレゼンテーションの片隅にこっそり載せたエッセイの)連載4年目に突入、お酒のエッセイ。

 今月は飲まずにいられない事象が多数あり、年当初掲げた昨年比半減の目標はどこかに吹っ飛んだ。ちょっと怖いことに、この1ヶ月でウィスキーは4本開けた。こわいこわい。日曜日時点でこの1ヶ月の飲酒率は21/28で0.75, 4日に3日飲んでいる計算、昨日現在で16日連続で飲んでいて直近20日で19日飲んでいる。正直、止め時がわからなくなっている。年当初からは0.63。半減どころか昨年と同じ勢いだ。
 
 そんなに飲んで体を壊さないのか?壊れているだろうけど無視しているだけだ。
気にしない、気にしない。心が安定するなら体の一つや二つ、どーってことないさ。うん?

健全な肉体に健全な精神は宿る というけども、健全な肉体も健全な精神もとっくの昔に捨ててるわ。けっ!
 
 4本の最初はグレンフィデック12年、スコッチ。かつては世界一売れていたウィスキー、値段は3000円台半ば。このコラムでもう何回も書いているかもしれないが、僕が宅飲みで生まれて最初に買ったウィスキー、瓶がとっても美しい。生まれ変わったらグレンフィデックの緑の瓶になりたい。までは言い過ぎだけどとってもきれい。酔っ払いと年寄りは同じことを何回も言う。やーねえ、全く。聞き飽きていたら、ごめんなさい。味も飲みやすく気がつくと3日で飲み干した。

グレンフィデック12年、最初に好きになったウイスキーでもある

空くのが速かった原因は、1/20の異動の通知の件とか、その3日後つれあいの発熱でPCR検査や防疫休暇とか、まん防適用で外飲みができなくなったとか、いろいろある。元から精神の不安定さをお酒でカバーしていたので、今月の不安定要因は正直キャパオーバーなのだ。1日7杯とか、あっという間に終わった。次いこ、次。
 
 2本目は1/31よりカティサーク。初めてかと思って買ったら、記録によれば一昨年の6月に飲んでいた。記憶崩壊。これは安い、1000円ちょっとのブレンデッドスコッチだ。ただ薄めの色だけどなめてかかると結構濃いめの味。ちょっと飲み干すまで6日かかった。まあ、平均的だろう。

カティーサーク、昔の渋いCMを思い出す

 3本目はグランツ、約1500円。ブレンデッドのスコッチ。写真でわかるかもしれないが。グレンフィデックと同じ三角柱の瓶。グレンフィデックの原酒となっているのだ。味は普通。他に言いようがないのだが、普通だ。こちらも消費は早く4日で終わり。

3本目はグランツ、隣はワインのプリカッツ

うーん、いい感じに荒れてるねぇ。

 そして4本目は三連休の中日、2/12土曜から飲み始めた、スコッチ、タリスカー10年。2回目これは美味しいし、ちょっと高い4200円。前3本があまりにも早く終わってしまったため、ちょっと高いお酒でちびちび行こう、と思ったのはいいけど、全然ちびちびになりそうもない。おかしいな。今日まで4日飲んできたけど、残り量からするとあと2日というところだろうか。

そして4本目、クセのある味、タリスカー10年

 ウィスキーの他にはワインが3回、香るエールが2回。平均的だけど、やれやれだね。多分、このあとはタリスカーを飲み干して、来週の誕生日にシャンパンを開けて、その間にワインを1本開けて、という感じだろうか。不安定さを忘れるために飲んでいるけど、本来、お酒は楽しいもの。早くそんな感じに戻りたい。


2023年5月現在、当時を振り返って
 直前のエッセイ、連載68に書いた事情により、今月は荒れた。お酒がすすむ、すすむ。グレンフィデック12年、最近は高くなっておいそれと日常飲みできる価格じゃなくなってしまった。昔は3200円くらいだったのにな。でも好きだけどね。緑の三角柱、綺麗だよね。グランツ、聞いたことないお酒だった。これも三角柱。グレンフィデックの原酒と関係あるとか。ま、多分もう飲むことはないかな。そしてタリスカー、めっちゃ癖が強いけど、おいしい。これもいまでは1000円以上値上がりした感はある。

1 年3ヶ月前のこのころに比べると、飲める量は弱くなった。飲むと胃が熱くなるしね。最近はおいしい、と感じることが少なくなってきた気もする。体が壊れているからかもね。まぁ、それも一つの生き方。そして置いてから死についてよく考えるようになった。どこにどうやって着地すべきか。十分に生きた、そう思っているから死についても考えられるようになったのだろう。心配は残してしまうつれあいだけだけど、まぁ、なるようにしかならない。人は最後は、みんな一人なのだ。ボクが考えている以上に、彼女はきっと強いだろう。

さてさて、今回はこのへんで終わろうかな。
とりあえず、先はまだあるので。
good night !

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