フィジヘラ、メンヘラ、クソ男
そういえば去年の年末ジャンボ買ったな、ということを、行列を成している群衆を見てふと思い出した。
いや、去年かどうかも定かではないが、すくなくともここ一〜二年の話。
名前も顔も覚えていないが、「宝くじはねえ、夢を買うんだよ〜」と言っていた、マチアプで知り合った顔がイイだけのおなごに唆されて、「そうだよね、夢を買うんだよね」ともっともらしく画面越しに脳内で頷き、「おれも買っちゃった」なんてタイプする頃には、心は「『共通の話題がない』から買った」などという思考を追い出していたことすら忘れていた。
三千円で買った会話の口実は3リターンほどで尻すぼみし、以来彼女と連絡を取ることは途絶えている。
アナログフィッシュの歌詞に、こんなのがある。
別に恋をしていたわけではないし、そうなりたいとも思っていなかったけど。ただ、美人と可愛いのブレンド品種だったので、そらまー、なんかこう、ころっと、落ちるとこに落ちねえかなあ、くらいの下心くらいは頭を掠めるくらいには暇人だったのだ。
んで、この歌詞、読んだときから「あ、ルックスのことかな」と思って以来、おれの中でそうとしか読み取れなくなった。(他の解釈をした、という人がいればご一報を)
べつにこんなことを書きたくて筆を執ったわけじゃない。
ほかでもない。愚痴りたいからだ。
生活を回すのが下手くそすぎる。予防をしても、頭でシュミレートしつつ、コントロールしているつもりでも、結果的にそれらがご破産、という状態に、なる。具体的に言えば、体調管理と言えるのかもしれない。
まじで下手くそすぎる。日曜日のために、土曜はやることリストをひとつずつ潰して、一時間で戻ると決めて外出した先で、100均で小一時間ほど頭を抱えて悩み、人ごみがヤバすぎて、これは早く帰らねばと思いつつ、Amazonでの発送が年明け以降になる贔屓のハンドクリームを、「仕方ない」と、天神に赴いた理由の7割だったそれを買い忘れようとしたので引き返したら、「1000円也」と書かれた値札に仰天し、Amazonを再確認すると同じものが600円だった。四百円差はさすがに……ということで売り場で「無香料」のほうは明後日には届くというのでポチッとした。
7割のハンドクリームが買えなかった。そして、天神まで出てきた理由は無農薬野菜だ。(ちなみに外出理由の内訳は、7:2:1でハンドクリーム:無農薬野菜:100均)
メモしていた野菜をかごにいれる。赤パプリカ1個348円……。迷いに迷ったが、栄養価が高いと最近ネットで読んだのでかごに入れる。
ここは元々有人レジが2つだったのだが、この企業経営者もIT補助金という名の恐喝には勝てず、有人レジひとつを潰して、2台のセルフレジが導入されたようだ。
セルフレジを使っている人をまだ1人しか見たことがない。有人レジは混む。混み具合が有人レジ2人で捌いていたときとは比べ物にならない。当然だろう。セルフレジ利用者がいないのだから。
セルフレジなんて大嫌いだ。こないだ久々に入ったやよい軒でセルフサービスの白米おかわりをよそう思ったら、炊飯ジャーがない。ないので店員に尋ねたら、「こちらにあります」と、水汲み機みたいな長方形の物体を指さされ、「なんだこれは?」と思っていると、「ご飯の量は各ボタンで調整できます」というので驚いた。ご飯の量が調整できることに、ではない。椀に放り入れられる飯の塊が落ちてきた光景に、だ。
便利、なのだろうか。
もはや便利さなど便宜的に使用しているだけで、「支配」の地ならしをしているだけにしか思えないのはディストピア小説の読み過ぎだろうか。『一九八四年』の世界も『華氏451度』の世界も『すばらしい新世界』も『極北』も『ハーモニー』も。すべて綯い交ぜになった世界線に向かって全速力で社会全体が駆けている。まずは形からでも整えようとする謎の秘密結社の存在がおれを捉えて離さない。
咳が止まらない。100均をあとにした当たりから、咳が出そうで抑え込む、(こいつウイルスだ!と後ろ指白い目を向けられないように押し殺し)というのを繰り返していたが、帰りの電車を降りた頃には押さえが効かなくなった。
明日のための今日。買い出しした食材で弁当の主菜を作ることも叶わなかった。
というか、咳。この咳の正体。風邪であってもインフルでも、風邪でなくても(アレルギー発症とか)、勘弁してくれと思う。風邪は先週ようやく治ったかな、という感じだった。だからこそ、今日は必要最低限の用事を済ませて帰るつもりだったし、100均以外はそうだった。
これが生活なのかしらん。
ここで唐揚げ弁当を食べないでください、をおれの前で読まないでください。
おばらばんさん、読んだことないけど、絶対面白いんやろうなあ。
勝手にライバル視している。咳が治まらない。頭が悪い。シンプルに。明朝筋トレに行く予定も無理そうだ。今月は一度もジムに行けなかった。ただでさえガリガリなのに、きのう久々に鏡の前で我が身をまじまじと見たら、アバラがウキウキしてた。おれは痩せっぽちの細面という出で立ちの人間が大嫌いだ。(私はこれに該当する)
占いてきには、「ガンガン外に出ようぜ!!得るもんあっから」みたいなこと書いてあって、「ガンガン外に出まくった」1年ではあった。のだけど。
肉体が、ついてこられないことが多々あった。厳密には、出たあとに、茶っぱの出がらし、みたいな状態になって病に伏せる。
今年最後こそ、来年に向けてきれいに終わるつもりだった。終われると思っていた。だって、こないだ風邪引いて、治ったじゃん。1週間前に治ったじゃん。
いまから咳の説教と八つ当たりをするのでこのへんで。
読書会納めとして、年の瀬も年の瀬に小倉に読書会行く予定もあるんだけど。そしてこっちから勝手に連絡先を消していた人とも再会できる予定だったのだけど。
生き方が、下手すぎて、肉体よりも精神的に参ってきた。病みそう