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KKBC 2024

KYOKO KOIZUMI TOUR 2024
"BALLARD CLASSICS"

今までで1番チケットが取りにくかった。
有難いことに3日間参戦することが出来ました。
今年のキョンさんはひと味違う。

まず驚いたのは口から音源なのか、?
と疑わずには居られないほど声が出ていた。

横浜初日は演者にも客にも緊張感があり、
曲に浸る2時間半だったけど、
1週間後の東京公演は笑いあり涙ありの
そんな2時間半。

今回はなんと言ってもセトリが素晴らしいこと。

KKPPはシングル曲がメインのセトリ。
1度は聞いたことのある曲ばかりで、
誰もが楽しめるそんなライブだったと思う。

一転変わって翌年に行われたKKCPは
クラブミュージックがメイン。
シングル曲よりもアルバム曲の方が多く、
コアなファンに刺さるセトリだった。

そんな2年を経た今回のKKBC。
昨年と比較すると更に減ったシングル曲の披露。
ただ、深部まで追っていないファンにも
わかりやすいセトリだったのではないだろうか。
"ずっと応援してきてくれたファンに、
恩返しがしたい"
その強い気持ちを感じるセットリストだった。

「Flapper」に合わせて、シルバーの衣装で
木製の額縁を持って登場。
艶っぽさを感じさせる歌声とダンスで
魅了される。

今回のテーマは"Ballard Classics"
だったはずだが、最初の4曲で既に2曲が
全く違うアルバムからの選曲。

「小泉今日子はブギウギブギ」は、
それまでのしっとりしていた空気を一転させ、
これからKYON²のライブが始まるんだ!と
会場盛り上げていた。
ご本人も仰っていたが、さすがキョンさん。
そういうところが好きですよ。

MCを挟み、やってないシングル曲がある、
準備があるからとスタンドマイクを用意し
後ろに何かを取りに行くキョンさん。
うわあの曲来る!と思っていたら、
流れるSmile Againのイントロ。

オカリナ披露まで見てしまっていいんですか。
とこちらが及び腰になるほど大変レアな体験。
公演の度にオカリナの腕が上達するのも、
失敗して顔に出ちゃうのも全てが愛おしかった。

もう1曲人気のシングルは、当時の振り付けで、
可愛さと色気と切なさが入り交じっていて
直視出来なかった。

ぜひこちらの公式動画をご覧になって。
https://youtu.be/L1cf05tRq3M?si=ulAxmcIJg__RWa3I


乙女心3連発のコーナー。
ここ本当に3回とも全部大号泣。

「Kiss」はBallad ClassicsⅡの中でも
個人的に1番好きな曲。
"出来ることなら私の記憶
全部消せたら そうしたいのに"
この歌詞が、
叶わなかった恋、
未練がありつつ終わってしまった恋 をすると、
思わずにはいられないことだなって。

「あなたがいた季節」は救いの曲。
私はシングル曲だとBEAUTIFUL GIRLSが
1番好きなのですが、この曲は近いと思ってる。
過去になってしまった人への想いを否定せずに、
でも、この記憶を大切にしながら前に進もうと
そっと背中を押してくれる曲だと思う。

「100%」
キョンさんはよくこの曲皮肉っぽいなんて
言ってるけど、そんな事は無くて、
酸いも甘いも知った大人の恋愛って感じがする。
あんな可愛い50代。全部わたしが許します。

MC挟んで、デュエットってワードが来た時に
嘘でしょこれ来る?と腰抜かしかけた
「たとえばフォーエバー」

キョンさんの曲の中でも可愛いに全振り。
というか、快盗ルビイのビジュアル
あまりにも良すぎやしませんか??
昭和のかわいい女の子!って感じで、
私はこのスタイリングがアイドル時代で
いちばんだいすきなのです。

イントロからなんか踊りたくなるそんな曲。
ステージに腰かけて歌っているのが、
とても可愛かったし忠実に再現。
というか音源よりも声が乙女だったのは何。
途中でアレンジが入るのもとても良かった。

休憩を挟んで後半は前半と変わって
黒のワンピースにまとめ髪かつ赤リップ。
これ、吉野千秋さんや天野春子さんに憧れて
沼落ちした20代の民に大ヒットなスタイリング。
ちょっと違う世界の天野春子さんかと思った。
デビューしてディナーショーしてる春子さん。

後半でなんと言っても驚いたのが
「Samida-rain」の披露。
予想していなかったけど、
いつか生で聴きたい曲ベスト3だった。

この曲はKYON²界隈で根強い人気を
誇っているので、Xに溢れる
"これが聴けて嬉しかった" は
恐らくこのことですね。

「どこかへ行くなら傍に 居たかった」
という歌詞はあまりにも直接的で
心を引裂いてくる。

特にこの3年間、LIVEの度にキョンさんが
伝えてくれるメッセージのひとつに
戦争反対というものがあるのだけど、
女優小泉今日子が詠む詩は、
戦争について考えさせられるもので。
今このように楽しい時間を過ごす中でも
色々なものが失われている。
私たち若者ができることはなんだろうか、
と考えさせられる時間だった。

誕生日の人を羨ましく思いながら聴く
「サーチライト」
"ずっとずっと好きでいたら 変わる何かは何"
本当になんだろうね。
最近私がずっと思っていることでして、
これを聞く度にわからなくなる。

もう12年もキョンさんを好きでいるけど、
私はなにか変わったんだろうか。
勿論置かれる環境は変わったし、
気づいたら20代で、音楽を聴いて、
ドラマ・映画をみて考えることも変わった。
ずっと好きで居続けることの難しさも知ったし、
今ある当たり前はずっと続く訳じゃないことも、
推しは推せる時に推した方が良くて、
後悔をしないように生きていきたいって思う。

こう見ると変わったことの方が
多いのかもしれないけれど、
やっぱりブレずに小泉今日子が好きだな〜
なんてね。これだけはずっと誇っていいかな。

あまちゃんで天野春子さん演じる
小泉今日子さんの沼に片足がハマり、
両足が沼ってしまうきっかけになったのが
「木枯しに抱かれて」
KKPPで初めて生で聴けた時も大号泣したけど、
Ballard verはさらに良い。

昔SMAPの草彅さんがナレーターをしてる
僕らの音楽の時の動画が流れてきて、
それで両足沼に突っ込んだんですけど、
そのアレンジにとても近くて、
あの時の苦しさとキョンさんを好きに
なった時の気持ちを思い出しました。

本編最後はキョンさんが
今伝えたい気持ちだという「きのみ」

どんなに時が経っても忘れないでおこう
君は君らしくいて 僕は僕らしくいよう

こうやって現場に行って楽しめるのも
あと少しかもしれないと思って、
ここ数年焦りがあったし、
ずっとずっといて欲しいなんて思っていたけど、
多分どこにいても推しは推しだし、
私だって私なんだなって思ってる。

あと2年後にどうなっているかなんて
わかんないけれど、もう表舞台から
去ってしまうんじゃないかと思ってた時期を
経験してしまっているから。
そしてその時期のファンへ向けた優しさも
受け取ってしまっているので。
推しが推しらしく幸せでいて欲しいななんて
そんな思いでこれからもいたいと思います。

アンコールは
新曲の「恋のブギ・ウギ・トレイン」
カモンに合わせて皆で立ち上がるの良いですね。
この曲は明らかに音源越えしておりました。
今回ツアーTシャツが割と大人しめだったけど、
ボタニカル柄の衣装の中に着てたの
とても合っていて可愛かった。
あと厚底のスニーカーも可愛い。

最後は「The Stardust Memory」
これも私が好きなシングル曲でして、
カラオケで歌いすぎて友達が歌えるように
なってしまったので。

"泣き顔を見せたくないから
星空見つめてて" のところで毎回グッときます。

高見沢さんの曲本当に良すぎるから、
もう一曲新曲欲しくないですか。
きっと若者にもバスると思うんだよ。
てかバスらせたい。

全般的に"Ballard Classics"とあって、
恋愛系の曲が多め。
キョンさんのいわゆるラブソングが
とても良くて、きっと色々なことを
経験してるからこその表現と歌声に
毎回惚れ惚れする。

今回は総じてスタイリングが神でした。
個人的にまとめ髪に黒ネイビー系の衣装、
赤色のリップというビジュがあまりにも
良すぎて好きすぎてですね。

20代の他のオタクも同じこと言ってたし、
若者が憧れる小泉今日子さんがそこにいた。
私はドレス着てるキョンさんとても好きです。
とっても似合ってた!
ちょっと東京編の天野春子さんに近かったね。
アクスタAが人気だったのも分かるし、
時々でもいいからして欲しいです(強欲)

来年は厚木I.C.とかNice Middleとか
Koizumi Chansonnier辺りでしょうか?
そうなったら私死んじゃう。

うーん最高な2週間でございました。
フォトスポットの吹き出しが、
公演前後で変わるのも愛でしかなくて。
ようやく簡単に推しに会いに行ける環境に
なったんだから沢山追いかけたい!

セトリはこちら。
https://music.apple.com/jp/playlist/kkbc/pl.u-Zmbl3qJCVeEYrAe

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