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家具のリセールバリューを考える。〜その4 『Kチェア』〜

車やマンションは売却する際の下取り価格である「リセールバリュー」を意識して購入することは一般的ですが、

最近、「Z世代」の若者たちはモノを買う前にフリマアプリなどで売却時の価格「リセールバリュー」を確認して、ある程度の金額で売れるという安心感を持って購入を決断するらしい。
それは、本や服など幅広い商品で拡大していて、家具も例外ではありません。

では、その「リセールバリュー」がイイ家具は何なのか?

今日は、その一つをご紹介します!
今回でシリーズ4つ目になります。
これまでの投稿も参考にしてください。



今回は、 Kチェア


1962年、初めての自社製品として開発された、カリモクの椅子の第一号、それが『Kチェア』だそうです。『Kチェア』は一度も廃番になることなく、今日まで生産が続けられてきましたロングセラー商品です。

そして、1960年代に生まれた日本の流行に左右されない定番商品を再発見し、新しいコンセプトを吹き込み、現代のロングセラーマーケットに提示するという理念のもと、デザイナー、ナガオカケンメイ氏が立ち上げた、「60VISION」。

その「60VISION」プロジェクトに2002年から参加し、ロゴも新たにリニューアル販売を始めた「カリモク60」シリーズの中の一つが、『Kチェア』です。

スタンダードブラック

1962年の発売当初からのデザインがスタンダードブラックと呼ばれる定番仕様です。アーム部分がビーチ(2021年からだそうです)、他フレームはラバートリー、座面の張り地は黒の合成皮革です。
座面シートはSバネを使用していて 座った際、単に沈み込むだけでなく、テンションがかかっていてお尻をしっかりと支える構造となっています。

ノックダウン(組み立て式)ですが、職人さんが作る、メイドインジャパンだそうです。
ブロック調にステッチで縫われ、包みボタンがアクセントの背もたれ&座面シートがレトロであり、ミッドセンチュリーでもあり、なんとも言えないエモいデザインですね。

2シータータイプもあります。

Kチェア 2シーター

また、座面シートや背もたれ・アームなどはパーツ販売していて、座面などがへたった時は、その部分のみ交換ができるので、長く使えて、サステナブルなのも特徴です。

『Kチェア』は、1962年の発売から変わらない、ロングライフデザインであり、そして60年以上売れ続けるロングセラー商品なんです。



なぜ、そんなに人気があるのか?


その理由の一つにはやはり、どんなテイストにも合わせやすい、普遍的なデザインにあります。
レトロだけでなく、ミッドセンチュリー、北欧、ヴィンテージ、インダストリアル、ブルックリン、和風、モダン、アジアン、ナチュラル、どこに置いても馴染んでくれます。

出典:vanilla ネットショップより
出典:vanilla ネットショップより
出典:vanilla ネットショップより
出典:カリモク家具オンラインショップ

また、多様な色と張り地の仕様があったり、限定仕様や販売店特注仕様、コラボ商品なども発売されていて、それもマニアがそそられる要因ですね。


ブルーブルー・インディゴブルー
モケットグリーン
アイボリー

そして、
どこにでも置きやすいサイズ感と軽さも人気の理由の一つです。2シーターでも幅133㎝、一人で持てる軽さです。

新品価格は、2024年1月現在で
Kチェア1シーター スタンダードブラック 55,990円、
Kチェア2シーター スタンダードブラック 87,450円
です。
張り地などの仕様が変わると価格は上がってきます。

人気が高いのはモケットグリーンのタイプです。
1シーターで64,350円、2シーターで100,760円となっています。

詳しくは下記まで



どのくらいで売れるのか?

ヤフーオークションでは2024年1月から過去6ヶ月で落札されている価格を
オークファンで検索してみると、

Kチェア1シーター スタンダードブラック 20,000円〜3万円前半ほど、
Kチェア2シーター スタンダードブラック 25,000円〜5万円半ばほど
となっております。

Kチェア1シーター スタンダードブラックが新品定価に対して35%〜60%、Kチェア2シーター スタンダードブラック30%〜60%リセールできることになります!

数年使ってこの価格で売れるのはすごいですね〜!

また、モケットグリーンやその他、特別仕様のものは定価に比例して落札価格は高くなっています。


カリモク60 Kチェアは古くても売れる!?

カタカナロゴのヴィンテージの古いものでも現行品より少し安い感じはありますがそこそこの価格で落札されています。

ヴィンテージの張り地がレトロなストライプだったり、アームが幅広のタイプなどは少し高めの落札となっています。

ヴィンテージのストライプ
アームが幅広タイプ

発売から60年ほど経っているカリモクのKチェアですが、当時モノのヴィンテージでも状態が良ければ売れるんです!
何十年も経っていても売れるってすごい!

中古やヴィンテージのカリモクKチェアを買えば、もし、買い替える時にヤフオクやメルカリで自分で売れば、ほぼ同じ値段で売れるん感じですね。

現行品だけでなく、ヴィンテージが高く売れるってナイスなリセールバリューです。

ずっと変わらず人気があるのはすごいですね。


結論

なので、一番「リセールバリュー」的にお得なのは
中古、ユーズドの「カリモク60 Kチェア」!

または、オールド、ヴィンテージのKチェア!

丁寧に使用して、自分でヤフオクやメルカリで販売することができれば、何年経とうと買った値段とほぼ変わらず売れるということなんです!

スバラシイ!カリモク Kチェア!中古・ヴィンテージはすごい!

もちろん、自分でヤフオクやメルカリで売るのめんどくさい、という方にはRESTYLEで買取もしています!

リセールバリュー」を考えた家具購入のおすすめは、
カリモク60 Kチェア」を買うこと!でした。

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