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炭素固定って?
ここのところの局地的豪雨やいつやむのか心配になるくらいの長雨は、環境意識が低く鈍感な人でも、この地球では温暖化が進み気候変動が起こっていると肌感覚でわかるくらいな異常気象ですよね。
「マジで〜、また雨だ〜。もうずっと雨だね」
という会話ばかり。
8月9日に国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が発表した最新報告書によると「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない」とこれまでより踏み込んだ強い表現でしっかりと断定しています。
いよいよ地球の限界、「プラネタリーバウンダリー」が近づいています。
「このままでは絶対によくない!でも何をしていいかわからない。。。。」
という方。
誰にでもできる簡単なことがあります。
それは、木製品を買うこと、そして捨てずに使い続けることです!
なんで??
木製品がたくさん売れたら森林が伐採されてよくなんじゃない??
と思うのは大間違いです!
説明しましょう。
木製品になる樹木(植物)は、私たち人や動物と同じように昼も夜も酸素を吸って呼吸をし、二酸化炭素を排出しているのですが、
光を浴びる昼間は二酸化炭素が水によって還元され光合成を行い、デンプンなどの糖を作ってここで酸素を排出します。
昼間の植物は呼吸と光合成の両方を行っていますが、光合成の方が活発なのでプラスマイナスで二酸化炭素より酸素を多く排出していることになっているんですね〜。
で、二酸化炭素を有機物質の形に変換して生体内に取り込む過程のことを『炭素固定』と言います。
二酸化炭素を取り込んで育った樹木はそのまま中で二酸化炭素を固定し続けます。簡単に言えば二酸化炭素の塊です。
そして、その樹木を使った家具などの製品を買って使い続けるとその中の二酸化炭素はずっと排出されることなく、閉じ込められています。
これが『炭素固定』です。
そして、また新しい木を植えてそれが育ったらまたそれを使って家具を作ってそれを捨てずに使い続ける。
このサイクルがあれば、二酸化炭素は閉じ込められ続けて排出されません。
捨てずに使い続けることが重要で廃棄して処分場で燃やされてしまったら固定されていた二酸化炭素がまた空気中に排出され、元の木阿弥になってしまいます。
製品として使う木も、もちろん、計画的に間伐や伐採がされ、しっかりと管理された森林の木を使わないといけません。無秩序な森林伐採は絶対にダメで、それは地球温暖化を加速させます。
ちゃんと計画的に『植林→間伐→伐採→生産→購入→使い続ける』をやることが脱炭素社会の実現に繋がります。
なので、地球のために誰でも簡単にできること、
『木製品を買うこと、そして捨てずに使い続ける』
これをやりましょう!
そこでRESTYLEが展開している”捨てられてしまう家具の材から作る”サステナブルブランド、
『Revive Mobler Project』
のコンセプトショップが9月4日にオープンします!
サステナブル&エシカルをテーマにしたお店です。
役目を終えて捨てられてしまう家具を回収し、分解解体し材料に戻してもう一度家具や雑貨を作って販売しています。
↑ これは大雨で倒れた神社の御神木からできたボウル。
手仕事で作っていて二つとないレア物です。
↑ 廃材をモザイク状にして作ったテーブルの天板です。
これは全シェルフになります。↑
アウトドアでも使える良いに組みバラシを簡単にしています。
全て無垢材で、これも捨てられる家具から作りました。
是非、お越しください!
菅総理は2020年10月の臨時国会で
「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。
ほんの少し地球環境の保全に意識を置いてみてください。
やれることはたくさんあります。