いかに変わる前ぶれをつかめるか

「嵐の前の静けさ」と例えられるように、事変が起こる前は不気味なほどに静隠だということ。

絶好調の時にこそ、天井知らずと言うほどに、ずっと続くと思いがち。逆に、不調なひどい時にこそ、立ち直れなかったり、二度と浮上することが出来ないような気持ちになるかもしれない。けれど、その状況がずっと続くことはない。

この世に生きていると良いことも悪いこともどちらもあるでしょう。
そして、それはだいたい交互にやってくるもの。

陰陽和して元と為す。
拡大すれば、縮小する力が。縮小すれば拡大する力が。
これこそがバランス。

今の状況はまったく逆のことが起こる予兆でもある。もし、いまが好調なら、やがて不調になる。いまが幸福なら、やがて不幸になる。そんなふうに逆を考え、その前ぶれをキャッチし、準備万端で備えることが大切である。
だからこそ、「変わる前ぶれ」をいかにつかむかが大切。

老子の言葉


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