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2020年夏における調査報告②
豊島と堀江さんとの関わりが始まったのはそもそも何がきっかけだったのか、尋ねてみる。
「2010年に瀬戸内国際芸術祭の出品作家の展示のお手伝いをしに豊島に行ったのがきっかけです」
なるほど、やはり美術館の人らしく美術絡みからの出会いだったようだ。
(金石スタジオの道を挟んだ対面のフェンス側。このすぐ向こうに日本海がある。不法投棄が相次いでいるらしい。)
ところで4月からレモンを取り寄せていたと聞いたが、7月のレモン屋出店までの間はどういう消費のしかたをしていたのだろうか。
「レモンシロップを作ったり、レモンタルトやクッキーを作ったり、知人にレシピと一緒に配ったりしていました。遠慮なくレモンをたっぷり使える日々の食卓はいつもとは違って楽しかったです。」
個人消費でレモン三昧だったようだ。シロップ、タルト、クッキー。今の時期手を伸ばしたくなるものばかりだ。レシピと一緒に知人に配っていたということは、おそらくそのレシピはレモン屋開店時に配布されていたレシピ群の原型なのだろう。今度お会いしたときにはまとめて読ませていただきたいものだ。
(金石スタジオ前に設置されていた謎の物体。今度正体を尋ねることにする。)
豊島から取り寄せたということだが、農家の人と直接に繋がりのない我々一般人でも取り寄せ可能なのだろうか。
「はい、藤崎堅信さんという農家の方から取り寄せています。Facebookで連絡できます。」
ということらしい。レモンを取り寄せたい場合はFacebook経由で注文可能なので、興味のある人は問い合わせてみてほしい。
今回、レモン周りの話題となった。それだけでも堀江さんのアクティブな面を少しばかりうかがい知れることができた気がする。次回からは、堀江さんのお仕事あれこれについて探るという本題に入る予定である。
(なぜかボロ木屋、もとい金石スタジオ内部に置いてあった試験管with 松ぼっくり。カオス。)