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幸せって怖い。
近藤です。
先日、ツバメらしき飛び方の群れを近所で見かけました。ちょっと早い気がするのですが、幻だったのでしょうか。
マスクが買えない昨今。我が家では私が作るマスクが不評で、家族は市販のマスクがヨレっとするまで洗って使っています。
(柄が恥ずかしいだの、小さいだの、鼻がかゆいだの理由は様々。心外ですが結局私一人で使っています)
私の会社の近くに洋服や小物など安くて種類が豊富なお店があります。
そのお店の前に車が長い列を作っていたある日。社員のひとりが「マスクがあるようです」と言うので、別の社員が様子を見に行きました。
「ありますからみんな来てくださーい」と連絡を受け、みんな順番に出かけました。
最後の方に「どうせもうないだろう」と夫があきらめムードで出向いたところ、マスクが出てくるわ出てくるわだったとのこと。
私も出先から戻りみんなから遅れること2時間、ダメ元で出かけました。その店では段ボールの中のマスクが少なくなると驚いたことに別の段ボールから滝のようにマスクが流し入れられていました。
そして誰もが指定された個数を取ったら和やかに並んでいました。ちょっと嬉しそうで穏やかだったので、マスクの販売というよりはお花見弁当の限定販売に並んでいるみたいに感じたほどです。
これってわたしの町の人たちがみんな穏やかな人だということでしょうか。
それともまだあると思うと人は和やかに行動できるということなのでしょうか。
本音を言うと何度でも並んでたくさんマスクを手に入れたい気持ちもありました。
でも、そんなことをしたらバチが当ると怖くなって辞めました。
(昭和っぽい考えですよね)
今までマスクが少ししかなかった私たちはもう諦めて、前述したヨレヨレマスクと手作りマスクで今の時期を過ごしているわけですが、目の前にたくさんのマスクがあると欲が出ちゃうんですね。「もっと欲しい、何回も並びたい」って。
買えなかったものが買えるって嬉しい。
特にこれまで我慢していたものが買えるって幸せ。
ただ、ものがたくさんあるともっと欲しくなる。
欲しいかどうかよくわからないけれど減ると不安になる。
囲い込みたくなる。
それって怖いなあ、気をつけなくっちゃ、と思った今週でした。
では、また。