僕が社長を辞めるとき 2024.09.3週分週報
ベアーズナビはまだできたばかりの会社ですが、僕が社長を辞めるときはいつなのだろうか、そしてそれはどんなタイミングが相応しいのだろうかということについて、よく考えます。
もし金銭的にも時間的にも、リタイアしてのんびり過ごす人生を送れる選択肢があったとしても、何かに挑戦して刺激的な時間を過ごせる方がいいな、ビジネスに関わっている方が楽しそうかなと思うので、僕個人の意志としては死ぬまでの間できるだけ長く会社経営ができたらいいなと思っています。また、自分が理想とする世界観を実現したいなと思ってベアーズナビを作り仲間を巻き込んできた責任があるので、自分から辞めるということが選択肢に浮かぶことは基本的にはないのだと思います。
ただ、僕は長く社長を続けたいと思っていたとしても、もし僕よりもベアーズナビを成長させることのできる優秀なリーダーがいるのなら、僕が社長でいるよりも、その人が社長となった方が、社員にとって、またベアーズナビに関わる顧客にとっていいことなのだと思います。会社にとって一番大切なことは、やっぱり売上が伸びていくことだと思います。僕が自分よりも優秀(売上を伸ばせる)なリーダーがいることを感じながらも、それでも社長の座に居座り続けるのなら、1兆円を目指すベアーズナビの方針と明らかに矛盾します。
もし社長を辞めることになるのなら、株式をもったまま(オーナーとしての力を保ったまま)雇われ社長に任せても、その社長は真に自分の責任として、ベアーズナビに向き合うことはできないように思うので、自分にこれからのベアーズナビを率いていく力が足りないと認めたのなら、潔く権力(株式)を全て手放した上で、社長を辞めるべきだと思います。会社を売って売却益を得たいということではなく、そのような金銭的な見返りがなかったとしても、僕に力がないのなら、本質的にベアーズナビにすがるべきではないと思います。これは極論という感じでもなく、例えば僕が病気になってベアーズナビを経営する力がなくなったら、すぐにでもそうするべきだと思います。
今はまだ生意気ながら、他の偉い経営者が何を言っても、ベアーズナビを一番成長させることができるのは自分だと信じていますし、紆余曲折ありながらですが、ベアーズナビはここまで毎年成長してきました。
ただ、もしこれからベアーズナビの売上・利益が下がるようなことがあれば、僕は甲佐陸空人がベアーズナビのリーダーに相応しいのかどうかを自分に問い正さなくてはならないと思います。コロナや経済情勢といった外部環境の変化や、捲いた事業の種が実るまでにかかる時間など、一概に1年売上が下がったからといって評価できるものではないかもしれませんが、トータルに評価して、ベアーズナビが成長していないと判断できた段階で、僕は自分の首を切らなければなりません。とても悲しいですが。
僕よりも優秀なリーダーがベアーズナビを率いてくれるということは、ベアーズナビを創業した僕にとって喜ぶべきことなのもかもしれません。ただ、ベアーズナビを去ることを想像すると、辛く悲しいです。
僕にとって、今のベアーズナビの状態が間違いでないことを証明する方法は、ベアーズナビがこれからも着実な成長を遂げていくことです。
リーダーとして会社を成長させ続けることが出来ないのなら、そのポジションに居続けるべきではないことを、ここに記し残すことで自分に戒めたいと思います。そして今後もベアーズナビを成長させ続けることで、過去のやり方が間違いでなかったことを証明し、少しでも長くベアーズナビに関わっていれるようにしたいと思います。
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