事務所を移転したい 2024.12.1週分週報
先日誕生日を迎え、30歳となりました。お祝いしていただきありがとうございました。ロゴ入りのクッションは、ベアーズナビが一つの物の形として残ったことが感慨深く嬉しかったです。また、出社メンバーが私の家でサプライズパーティーをしてくれましたが、これは人生で一番嬉しかったです。大切な仲間たちがお祝いしてくれようとした気持ちが嬉しかったです。
30歳となったにあたって自分を見つめ直します。今回の週報は自分自身のために、戒めとして記します。1人称で書きます。
ベアーズナビの事務所を移転しよう。最終的には幹部メンバーらの合意を
得ないといけないが、90%移転したいと思っている。早期に。
30歳を迎えたにあたって昨年1年を振り返ると、満たされないと感じることはなかった。プライベートも充実したし、ベアーズナビで大好きな仲間と仕事ができるのが嬉しい。経済的にもっと豊かになりたいという気持ちがそこまではなくて、少なくとも今現在の生活に不自由を感じることはない。幸せなんだと思う。
でも僕が幸せだからといって、ベアーズナビを今の水準から成長させないでいたら、それはリスクを取って僕を信じてくれた仲間を裏切ることになる。特に今の出社メンバーについては、みんなわざわざ東京に引っ越してきて、安定を捨ててベアーズナビに参加してくれた。
(※リモートの観点を重視してベアーズナビを選んでいただいたなど、社員の方それぞれで考えは当然違っているわけですが、そこに何の引っ掛かりもありません。)
仲間に対しての裏切りとかじゃなくて、僕自身が本心で何を望んでるのか。まずベアーズナビは色々言い訳をつけたとしても、今年低成長だった。そしてその原因は社長である自分にある。ビジネスモデルとかタイミングとか、運のような外部要因はあるにしても、その運を掴み取れなかったのは自分が未熟だから。
口では1兆円にしようと言いながら、それに相応しい行動を取れていない。1兆円の会社を作る経営者が今のような行動習慣であるはずがない。今の自分は起業家なんて言えるものではなく、町の個人商店に毛が生えたくらいだ。1兆円の会社を作れる将来像を今の僕からイメージできる人はいないと思う。自分自身でも少なくとも今のままじゃできないと思う。
不幸ではないという今の状態が、自分を甘えさせているんだと思う。週報を通じてみんなに意識を向上してもらうことを呼びかけながらも、結局ベアーズナビが飛躍的な成長をしていない一番の原因は自分自身で、1兆円を目指すのが本心なら、一番変わらないといけないのは本来は自分だ。
居心地がいいから、口では1兆円を目指すと言いながら、今の状態のままにしているんだと思う。本心はどうなのか。
たしかに今、不幸ではない。
でも、小さく細々とした会社をやっていくような人生では、やっぱり終わりたくない。こんな規模の会社をやるために、俺は両親と連絡を絶って大学を
辞めたんじゃない。当時の自分はもっとギラギラしていた。
周囲に起業を応援してくれる人はいなかった。特に大学時代は、親・親戚、友達には起業を理解する人がいないから孤独感が強かった。このまま自分がやりたいことを推し進めようとすると、どんどん孤独になっていくんだろうなと思った。
周囲に迎合して自分の心に妥協する人生と、誰からも理解されずに自分を貫く孤独な人生を想像して比較した。
自分を貫くことの最終リスクは、死ぬことだと思った。誰からも応援されずに援助されなかったら食べていくことができないから。でも、死んでもいいと思った。友達は一人もいらないと思った。妥協して細々した人生をダラダラ生きるくらいなら、失敗して死んだとしても、挑戦する人生の方が幸せだと思った。今もそれに変わりはない。でもそんな自分についてきてくれる仲間や、仲間以外にも自分を応援してくれた人や支えてくれる人がいるから、失敗させることはできない。死にたくないというか、死んではいけない。リスクを取ることには慎重にはなっているのかもしれない。
それでも今の自分は甘い。変わらなくちゃいけない。でも、どれだけ強く決意しても、抜本的に変わるのは無理だと思う。今まで何十回も毎日ランニングしたり毎日筋トレすることを自分に課してきたけど、継続できなかった。コツコツ継続することが向いていない。今まで瞬発的にエネルギーを爆発させるみたいな生き方をしてきた。コツコツ継続的に取り組む力は大事だと思う。でも向いてないから仕方ない。瞬発的な力で変わってやる。
コンフォートゾーンを強制的に抜け出す。そのために事務所を移転する。
もっと早く成長するために、大きな投資をしたいとは思っていた。その上で合理的な選択が、社員の採用を積極的に進めることや、セールスフォースなどのシステム投資だと思っていた。事務所を移転しても、付加価値を生まないから、投資の順番は後だと思っていた。
でも事務所の移転は、覚悟の問題だと思う。広い事務所に移転したら、それに見合う人員を強制的に確保しないといけなくなる。社員の採用を先にするよりも、成長に対するプレッシャーがかかると思う。
会社は絶対に潰すわけにはいかない。絶対に潰すわけにはいかないという責任と、それでも強制的に成長しなければならないというプレッシャーのバランスによって、強制的に僕自身は自分の器を広げることができると思う。
ベアーズナビの成長を望むことには、仲間の中でも差があると思う。でも僕だけの問題ではなく、ベアーズナビが成長することはみんなにとって絶対良いことだ。ベアーズナビが成長するに伴って、全員成長していく。今まで知らなかった世界、経験できなかったような瞬間に立ち会うことができる。そのことで強くなっていく。万が一のことがあっても、ビジネスマンとして戦い抜く力が備わっていく。自分自身に余裕ができることで、困っている人の力になることができる。大切な人を守ることができる。
僕自身、変わらなくちゃいけない。→変わるために行動したい。→事務所を移転しよう。