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ベアーズナビの社風を育てていこう 2024.8月5週目 週報

目的を達成するため、成長するためのアプローチの方法は一つだけではないと思います。たとえば、褒められて伸びる人、厳しい指導が肌に合っている人がいます。他にもマニュアルなど教科書的な模範に従うのが得意な人、自分で考えて答えを出さないと納得できない人など、同じ目的に達するためでも、それぞれの人に合った成長の仕方ってありますよね。

組織でもきっと同じで、過程よりも結果を重視する文化や、それとは逆に過程を重視する文化があったり、他には、和気あいあいとしたホワイトで過ごしやすい社風を打ち出していたり、もしくは残業は多いかもしれないが給料が高いことをアピールポイントとして打ち出していたり。それぞれの人にとって重要視することが違うのなら、やはり組織にとっても正解は一つでないのだろうと思いますし、同じ1兆円の売上というゴールを目指すにしても、その組織に合った成長の仕方というものがあると思います。

ただ、どんな個性や社風でも良いと思うのですが、それを追求してその企業独自のオリジナルな文化・考え方を磨きあげていく姿勢は、私はとても大事だと思うんですね。

自分のオリジナルな考え方を持っていないということは、誰かの真似をしているということです。誰かの真似をしているうちは、先駆者の領域で先駆者が既に辿った道の上で戦わなければなりません。

ベアーズナビは人材事業を行っていますが、同じ業界で先を進む企業をベンチマークして、その企業と同じやり方で運営していったとしても、その企業には勝てないと思います。ノウハウが構築されてきた時間が異なると、早くからその分野に身を置いている企業が有利だからです。しかし業種は同じでも、考え方や社風がオリジナルでベアーズナビだけのものであれば、唯一無二の存在となることができます。その道で最も先を進む先駆者になることができます。何もビジネスモデル自体で差別化する必要性はないと思います。たとえばゼンショーホールディングスという、すき家をはじめとした外食事業を行う企業があります。牛丼チェーンとしては吉野家よりも後発ですし、そもそも外食産業は飽和していて、参入時点では多くの競合他社が存在していましたが、現在の売上は1兆円に到達していて、圧倒的な業界一位です。すき家以外にも主要なブランドをいくつも展開していますが、事業を行う上での考え方が優れているんですね。スターバックスやユニクロも同じです。ビジネスモデル自体は新しくないのですが、事業を行う上でのちょっとした考え方の違いで、店舗設計や社風が大きく変化し、唯一無二の存在となっていきます。

そう考えたとき、私たちベアーズナビも、唯一無二の「考え方・社風」を磨きあげていくべきです。ベアーズナビという会社は、一体どんな社風なんでしょうか。

それは決めようと思って定めるのものではなく、人が増えてくるにあたって、また時間が経過するにあたって、自ずと醸成されていくものなのかもしれません。また、たとえば稼ぎたいと思う人と、自分のペースで働いてワークライフバランスを追求したいという、異なる考え方が共存してもいいと思います。これから時間をかけてみんなと一緒に作っていきたいと思っています。

その上で、私がベアーズナビを通じて大切にしている考え方があるとすれば、「自由」という概念が思い浮かびます。事業部ごとで業務の性質が異なるので、自由といっても程度の差は発生してるように思いますが、全体を通してみたとき、少なくともベアーズナビはルールに縛られた会社ではないのではないでしょうか。自由と言えば聞こえはいいですが、制度が整っていなかったり指示が曖昧であるというネガティブな捉え方もできると思います。ただ、私から各事業部のリーダーへ細かな指示を出してるということはないため、所属するチームのメンバーの方にとっても、ベアーズナビは細かく行動を管理されている、という会社には映らないのではないかと思います。

自由な環境では、主体性を発揮しやすいと思います。しかし自分で自分をマネジメントするには心の強さが必要です。指示に従うのではなく、自分で考えた選択というのは、初めは失敗する可能性が高いと思います。しかし、それを経験値として蓄えてPDCAを回していけば、自分の頭で考える力が身に付くはずです。積極的な挑戦に対してはできるだけ寛容な風土でありたいと思います。ただ、やりっぱなしであったり、すぐに投げ出してしまうのであれば、会社にとってはただの損失になるので、主体的な行動については形になるまで、最後まで責任を持つという風土も根付かせたいと思います。

皆さん各個人については、自分の個性や得意不得意を見定めて、それに合った仕事の進め方を見つけましょう。誰かに教えてもらったことは参考にしつつも、自分に合ったやり方がきっとあるはずです。ベアーズナビとしても、自由な社風に加えて、これからもオリジナリティを探して磨いていくことで、唯一無二の存在となっていければいいなと思います。

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