【熊本・黒川温泉旅行記】どこかにマイルでひとり旅してみた

JALのどこかにマイルを使って適当にひとり旅に出たのでその記録です。

どこかにマイルというのはJALの制度で、6000マイル消費して、4つの行き先から選ばれる旅先への往復のチケットがもらえると言うものです。
https://www.jal.co.jp/jp/ja/jmb/dokokani/

今回私は「秋田」、「愛媛」、「大分」、「熊本」のガチャから担当の出身県である熊本を引き当てました。

当たった当初は熊本市内で、お城見て熊本電鉄や肥薩おれんじ鉄道でも乗ろうかなと計画していたのですが、フォロワーから黒川温泉行ってみれば?と言われたので、黒川温泉に行くことに。

どこかにマイルでは、ガチャの時間帯の指定(例えば6:00-8:59の便)という指定はできますが、ガチャが決まるまで、どの便に乗るかはわかりません。

何も考えずにガチャを引いたので、当初12:00くらいの便になりました。だがしかし、黒川温泉行きのバスは熊本空港13:09発なのでその便では間に合いません。

というわけで便変更です。
当日前の便に空きがあれば、無料で便の変更ができます(2023年4月12日以降はこの制度がなくなります)
というわけで、当日羽田空港に行って、便変更合わせて空きがあったのでクラスJシートへアップグレードしました。(+2,000円)

JL627 羽田(10:15)→熊本(12:00)

信玄さんと一緒に熊本へ

クラスJだからちょっと楽できるなーと思いつつ機内に入ると

ク、クラスJだよね???

機材の関係で1列目だけが、ファーストクラスになっているタイプの機材でした。
私はアップグレードした時に一列目を選択していたので、この席に座ることに…ちょっとびっくりしてCAさんに確認してしまいました。

前線の関係で結構飛行機は揺れていましたが、シートのおかげでだいぶ気持ち良く移動できました。USB充電もあったので最高!

熊本空港到着後、空港のレストランで食事

天草産塩唐揚げのカレーだったかな?

熊本空港は絶賛改装中で、仮設ターミナルになっていました。そのため記念撮影できるようなスポットがあまりなく…熊本についたぞ感のある写真は撮れなかったです。

パペチャと撮るの難しいよね

腹ごしらえも済ませたところで、バス乗り場へ

バスの本数が少ない…!

私が乗る予定のバスが熊本空港から黒川温泉への最終のバスでした(福岡からも出ているようです)
約2時間かけて、黒川温泉に向かいます。
熊本空港(13:09)→黒川温泉(15:00)

車内にはコンセントもあり、携帯の充電ができました。隣席とも簡易なカーテンが取り付けてあって、コロナ対策をしているようでした。

途中の阿蘇駅のバス停でトイレ休憩

めちゃめちゃカッコいい駅名標
雲で山が隠れてしまってます
こんな感じの高速バスでした

阿蘇駅から先は今までよりぐっと山道になり何回もカーブしていきます。(怖かったので酔い止めを事前に飲んでおきました)

途中のバスからの車窓は標高が高くなるにつれて綺麗に見えました。大観峰からの景色は特によいらしい?

山道を走っていくと急に集落に。

自衛隊の車がコンビニに何台か止まってました。

南小谷町に着いたようです。ここまでくると黒川温泉までは後もうちょっと。

15:00 黒川温泉着
2時間かけて、やっと到着。バスから降りた瞬間に硫黄っぽい匂いを感じました。(温泉の匂いなのかな?)

この看板味があっていいよね

信玄さんと記念撮影して、本日のお宿に向かいます。

上の写真の横に階段があり、急な坂道を下りながらまっすぐ歩いてお宿に向かいます。

お宿 御客屋さん

この看板も味があっていいよね

300年の歴史のあるお宿でレビューの評価も高く、おひとりさまプランがリーズナブルだったので、ここを選びました。レビューを見る感じ、サービスの質がいいのとご飯が美味しいとのことだったのでめっちゃ期待してきました。

客室は全13室でお風呂が貸切風呂も含めて7種類(なんと貸切は無料!)

チェックインしてお部屋へ。(お部屋の案内の時に館内の説明がありました。結構入り組んでるので迷子になりそうになります)
「やまぶき」という2階のお部屋でした。

お部屋

6畳のシンプルなお部屋。一人で広い部屋を通されても持て余すので、一人にはこのくらいがちょうどよい。

香炉にはお茶っぱがのっており、お部屋にお茶のいい香りが漂っていました。

客室にはシャワーはなく、洗面台とトイレだけ。トイレはウォシュレットだったので◎

300年の歴史があるとは思えないくらい整備されていて館内とても綺麗でした。

荷物を置いて、早速お風呂へ。
内湯「御前の湯」で体を洗って、湯船に浸かります。
ちょっと熱いけど気持ちいい。

黒川温泉は源泉の温度がとても高いようなので、源泉が出てくるところを避けて入浴しました。

内湯のあとは露天「代官の湯」
宿の裏が川になっているので、川のせせらぎを聞きながら温泉に入ることができます。(寝る前に聞いてる川のASMRみたいと思ってしまった)

チェックインの直後に入浴したこともあり、どちらも人がいなくてのんびり湯船に浸かることができました。

ひと段落したのちに、湯めぐり手形を購入して、他の旅館の温泉へ

YouTubeで見たとこだ!

湯めぐりしているかたが結構いるようで、人は多めでした。露天風呂と洞窟風呂があって、洞窟風呂は面白かったです。
もう一つ行きたいところがあったのですが、遠いので断念。

湯上がりのソフトクリーム

お宿から借りた下駄(?)で巡っていたのですが、慣れなさすぎたのと裸足だったので、足が痛くなってしまい早々に宿に帰還(湯下足袋って下駄履くためにも用意されてたのかな?と後から気がつきました)

温泉に入って気持ち良くなったのか、部屋に帰って軽くうとうとしながら、夜ご飯の時間を待ちました。畳でダラダラする時間って贅沢…!

晩御飯は、あらかじめ時間を指定し、厨房から呼び出しがかかったら食事どころに下りる仕組みでした。

夕ご飯…これがもう最高でした!

おしながき
席についてこの光景が広がるのテンションあがるよね
せっかくなので地ビールを注文


馬刺し!
あか牛の蒸籠蒸し


虹鱒のお刺身
大根とししとうの天ぷら
豚肉の野菜巻き
やまめの塩焼き
茶碗蒸し
蒸籠蒸し加熱後
ご飯とお味噌汁と黄金いくら!
黄金いくらはご飯にかけるのがおすすめとのことでご飯に。いくらよりプチプチ!
ほうじ茶クリーム?プリンめっちゃおいしかった…!

旅館のご飯って多くて、お腹いっぱいになっちゃうんだけど、ここのご飯は多くも少なくもなくちょうどいい量でした。
お野菜などは自社農場で生産しているものもあるらしく、すごくおいしかったです。
冷たいものは冷たいまま、温かいものは熱々をすぐに出してくださったので、全て美味しくいただけました。

食事の後、部屋に戻るとお布団を敷いて下さってました。せっかく温泉に来ているので、ご飯の後もお腹が落ち着いてからお風呂へ。

貸切風呂と露天風呂にもう一度入りました。
貸切風呂は2人ぐらいがちょうど入れるサイズ檜と切り石のお風呂がありました。(ヒノキの方に入ってみた)
露天風呂の方は晴れていたら夜空に満天の星が見られそうでしたが、あいにくの曇り。また次の機会にしますか。

朝はお風呂が男女入れ替えなので、それを目当てに早めに寝ることに…23時前には寝たかな?

途中仕事の夢を見て嫌な気持ちになりながら6時前に起床w歯を磨いて男女入れ替わったお風呂に向かいます。

内湯の「姫肌の湯」で寝汗を流して、露天風呂の「古の湯」へ

ここが300年前からある元湯のようです。こちらも川沿いにあるので、川の音を聞きながら入浴!

その後はお風呂の中で1番気になっていた「里の湯」へ

黒川温泉は立ち湯が多く宿泊者専用でこちらのお宿にも立ち湯がありました。

立ち湯が気持ちいい!130cmの深さなので、そこまで深くはないのですが、掴まれる用の木があり、それに腕を乗せて体を伸ばすとめちゃめちゃ気持ちいい…

里の湯には寝湯もあったので、ねっ転がりながら川のせせらぎを聞いてぼーっとしてました。

その後は部屋に戻って、水を飲んで体を整えながら朝ごはん待ち。

窓を開けて涼んでいたのですが、ご飯のいい香りが窓から入ってきて、お腹が空いてたまりませんでした。

おしながき
朝ごはんも豪華!

朝ごはんも豪華!なかなか朝ごはんをいっぱい食べられないタイプなのですが、どれも美味しくおひつのご飯を綺麗に食べきってしまいました。
桜納豆(馬肉をこまかくしたものと納豆)がおすすめのようなのですが、納豆がダメなので馬肉だけにしていだだきました。(前もって言っておくと変更してくださいます)

朝も夜も同じ食事会場だったのですが、朝も夜も3組一緒の食事会場で、全員がおひとり様で仕切りもあったので、周りの目を気にすることなくゆっくりといただけました。(家族で来られてたりカップルで来られてる人が多いと目を気にしてしまう)

朝ごはんでお腹いっぱいになったところで、もう一回お風呂へ…めんどくさがり屋でお風呂があんまり好きじゃないにも関わらず何回も入るぐらい魅力のあるお風呂でした。また立ち湯に行って体を伸ばしてました。

お風呂なんですが、全客室が13室なので、ほとんどお風呂で人と会うことがなかったです。朝イチの里の湯で1人と会ったくらいです。あまり人に裸を見られたくない(見てないと思うけど、嫌なのです)私にとってはとても過ごしやすかったです。

お部屋に戻って帰り支度。窓の外から聞こえてくる竹箒で落ち葉を掃く音が心地いい。いろんな音に癒されながらチェックアウトギリギリまでお部屋でダラダラさせていただきました。

自分用のお土産の旅館名が入ったタオルを買いました

精算の際に黒川温泉のバス停まで送っていただけるとのことだったので、甘えて送っていただくことに。(歩いて行けるけど上り坂なので気遣いしていただいた)

女将さんらしい人がお見送りしてくださって、深々とお辞儀して最後まで見送っていただきました。

10:35の黒川温泉発のバスで熊本空港に向かい、熊本空港から羽田へ帰りました。帰りのバスはなんだか空港まですぐだった気がした。

熊本空港から約2時間と決して気軽に行ける場所ではなかったのですが、黒川温泉…ハマりました。
御客屋さんのサービスのクオリティ、ご飯のおいしさ、温泉の気持ちよさに惚れた感じです。
他のお宿もご飯に力入れたりしてるらしいので気になるけど、次も御客屋さん泊まりたいなぁ!(お鍋のプランもあったけど、今回は蒸籠蒸しのプランにしたので、鍋の方も食べてみたいという欲求)

この記事を見た方もちょっと行きづらいですが、めちゃめちゃおすすめできます!是非行ってみてください!





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