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パルミー添削提出への道(4) ~ 設定画で脳内の諸々を一旦出して創作モードへ

パルミーの添削をお願いする絵のテーマを「チアリーダー」に決めてから、だいぶたちました。前回の記事では、気になったイラストを模写しました。するといよいよ、絵のインプットが多すぎて「何か出さないと気分が悪い」というような感じになりました。創作意欲がわくというとかっこいいですが、出してしまわないとすっきりしないというのが現実に近いです。
そういうわけで、次の作業に入ります。

設定画を描く

「まずラフを描きましょう」が我々の合言葉ですが、ラフとはいえいきなりイラストは描けないのです。キャラクターとポーズとシチュエーションと世界観と一度に出そうとするのは無理です。そこでどういうイラストにするかを考えるのはやめて、キャラクターのラフな絵を描きます。設定資料のようなものです。設定画、と呼んでおきます。

最初にキャラクターの設定を描いてみる、という方法は、「イラスト創作のための アイデア・コンセプトの考え方」に倣った方法です。こちらの本のほうが私よりもずっと丁寧に設定画を描いています。

この本の作例をみて思ったことは、キャラクターを最初に描くときは、イラストに登場させるように描かなくてもいい、最初に思いついたイメージで描いていいということです。これでだいぶ最初の一線が楽になりました。

3人のチアを描いてみた

今回は、キャラクターを3人考えて設定画を描きました。今回はまとまった時間を確保して1日で一気に3人分書きましたが、1日一人で3日かけることのほうが多いです。あいまいさを許したいのと、着実に埋めているという感覚が欲しいので、小さめのクロッキーブックにシャーペンで描いています。クロッキーブックの公式ページの情報は面白かったです。

さて、そうやって3キャラクターを描きました。ガサガサですが、これでも、設定画初体験のころと比べるとだいぶ詳細度が上がっています。
これから描く絵の方針がぶれないように、各キャラの性格や志向を決めて、適当な角度で数カットを追加で描いて、一人1ページ・1枚にまとめます。ポーズは、特徴を表しそうなものを適当に選びます。仮のものだと割り切って考えこまないのがポイントです。

今回の3人のチアリーダーの設定画。名前をつけるのが苦手で、左から1番,2番,3番と呼んでいます。名前ってどうやってつけたらいいのでしょう・・・

アニメの原画のように、あらゆる角度で描いたり、持ち物を書いたりする必要はありません。アニメと違って作画を分担するわけでないので。。。

キャラクター設定紹介

どんなことを考えたか、書き留めておきます。

  1. 1番の子は、Pinterestで集めた写真を見て、一番しっかりした「チア部」らしい感じを表現しました。いってみればチア部長です。髪はなんというか、solidな感じです。チア部の方はポニーテールで大きめのリボンをつけていることが多いのでそれに倣いました。「体が硬いのが悩み」というちょっと言えない秘密も付け加えておきます。

  2. 2番の子は、同じチア部ですが、活発な感じで、笑顔の口のD字の大きさが飽和寸前です。髪を1番と逆の傾向を狙って、外はねにしました。左手は紙面から飛び出す方向、真正面につきだしています。ポーズもスマートさよりも活発な感じを出そうとしました。

  3. 3番の子は、応援したいという気持ちが一番出ている感じを出しました。だれか応援したい人がいて、そのためにチアの恰好をしているだけ、チア部ではなく、経験もなし、という設定を思いつきました。ユニフォームに"Cheer"というありがちなロゴにしたことと、体形やメガネでそれを表しました。でも応援したい気持ちが一番強いので、今回の主役です。

ここで決めた設定を参考に、ラフを描いていきます。ここで描いた設定画は、頻繁に見返して、キャラがぶれないように頑張ります。

さて、次は、「まずラフを描きます」。。。

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