建築士さんの事務所に行く
2020.1.16
醸造所の物件は先日の旧旅館にほぼ決まった。
でも、醸造するための空間づくりをどうすればいいのかがわからない。例えば、炊事場はフローリングなのだが、どうやって土間に戻せばいいかわからないし、水道やガス器具の移動もわからない。
知り合いの2級建築士さんが無料で相談に乗ってくれると知ったので、連絡をとって会いに行ってきた。
建築士さんと話をするのは初めて。だけれど、建築士さんは水道やガスから空調、デザインまで、工務店との間に入って全てを整えてくれるコーディネーターさんのような役割なのだと知った。費用は工費の10%とか、そういうのが相場らしいが、今回はお願いするのかも含めて未定だ。
実は僕、「リフォームは最大300万円が予算かな」と思っていた。
しかし、もちろん、何をどこまでやるかにもよるのだが、同じようなリフォームでも「500万円の予定が最終的に1000万円」ということもあるようで、少々面食らった。
「ぼ、僕も予算500万円くらいまでと思っていたんですがね...」と、意味不明な背伸びをしてしまう。
費用はまさに「チリも積もれば山となる」とのことで、いろいろな作業に値段を付けて積み上げていくとどんどん大きくなっていく。
安くするのは、その作業のリストから不要なものを見つけて減らしていく作業なのだと言う。
多少のDIYの心得はあるから、その辺は話し合いながら、妥協点を見つけていくことになるのか、それとも、一からDIYでやっていくか。これはまた悩ましいことが増えた。
建築士さんの事務所を出た後は、第十堰を散歩して、月一の川の勉強会「お堰カレッジ」に出席。ウルリッヒ・ベックの近代社会を「リスクの生産と再分配」として捉える考えが流域治水の下敷きになっているというのが興味深かった。