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【社会考】「町の本屋さん」がどんどん消えるよ.

0.「今日の記事のポイント」

☆「1日1店書店数が消えているよと、書店数は20年で半減しているよ」

☆「無書店の自治体も増えているよと、本の出版数も減っているのかな?」

☆「本を読む人ほど世帯所得が高いよと、図書館に予算と人を注ぐしかないよ」

☆「コロちゃんの読書習慣と、コロちゃんとインターネット本棚」

1.「1日1店書店が消えているよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら、新聞をバサバサ読んでいると「読書難民の孤独/1日1店消える書店」という見出しがめにとまりました。

コロちゃんは、テーブルの上に常に3冊ぐらいの本が無いと、心がザワザワと不安になるタイプですから、「そりゃ大変だ!」とじっくりとその記事を読んでみましたよ。

その内容によると、「2023年度の書店総数は約1万9000店で、前年度から577店減となり、1日1店以上の減少となっている」と言うものでした。

そして「書店が1店もない書店ゼロ自治体は約28%」に達するとしています。

そうなると「近隣に書店がなく本とであう機会を失う読書難民が増えれば、地域社会の文化的な豊かさは損なわれかねない」と危機感をあらわしていますね。

そういえば、コロちゃんちの近隣の駅前商店街にあった「本屋さん」が閉店したのは、もう10年以上も前のことでしたね。

そして「バイパス沿いにあった本屋さん」も、いつの間にか閉店していましたよ。

今、コロちゃんちの近くにある「本屋さん」と言えば、車で15分ぐらいかかる所にある「大規模ショッピングモール」の中にある「ブックコーナー」だけにまで減少していますよ。

コロちゃんは、本屋さんが無くなると、とっても困るのですよ。そんなことを考えながら、ちょっと「全国の本屋さんと出版の現状」を見てみることにしましたよ。

2.「書店数は20年で半減しているよ」

コロちゃんは、さっそくポチポチと「日本の本屋さんの数の推移」を調べてみましたよ。下記ですね。

◎「日本の本屋さん数の推移」(100店未満切り捨て)

➀「2003年:2.0万店」
②「2008年:1.7万店」
③「2013年:1.5万店」
④「2018年:1.3万店」
⑤「2023年:1.0万店」

https://shuppankagaku.com/knowledge/bookstores/
(出典:出版科学研究所:日本の書店数より:10月21日利用)

あらら、これは酷い「衰退産業」ですね。上記のデータは5年刻みで抜き書きしましたが、年間2000~3000店も減ってきていますよ。
(;゚д゚)エエーッ!!!

そして「2003年⇒2023年」の20年間では、「2.0万店⇒1.0万店」と半減しています。

100店未満を切り捨てしましたので、おおざっぱな数字となっていますが、2020年以降の毎年の減少数の詳細な数字は以下となっています。

◎「書店数年間減少数」

➀「2020年:310店減」
②「2021年:391店減」
③「2022年:459店減」
④「2023年:577店減」

https://shuppankagaku.com/knowledge/bookstores/
(出典:出版科学研究所:日本の書店数より:10月21日利用)

これは、末広がりですよね。年々減少数が増えているんじゃないですか。この調子では、今後も「本屋さん」の減少は続きそうですね。

だけど、「④2023年:577店減」だと、今後10年間で5000店減だから、20年後では1万店減となって、全国の書店数がゼロになる・・・ってことはないでしょうね。
( ゚д゚)マサカ!

コロちゃんは、「大きな本屋さん」で「新刊書コーナー」をウオッチして歩くのが好きだったのですよ。それもだんだん出来なくなりましたね。

コロちゃんちの、近くにある「大規模ショッピングモール」の中にある「ブックコーナー」では、新刊本の数が少ないのですよ。残念ですよ。

3.「無書店の自治体も増えているよ」

それでもコロちゃんちの近くには、まだ本の数が少ないとはいえ「大規模ショッピングモール」の中の「ブックコーナー」があります。

それが「本屋さん」がまったくなくなった自治体も増えていると記事にありましたよ。

コロちゃんは、そちらも調べてみましたよ。

まずは「全国の自治体数」です。下記ですね。

◎「全国自治体数」

➀「市:792」
②「町:743」
③「村:183」
④「合計:1718市町村」

https://www.soumu.go.jp/kouiki/kouiki.html#:~:text=%E6%9C%AC%E6%97%A5%E3%81%AE%E5%B8%82%E7%94%BA%E6%9D%91%E6%95%B0,%E5%90%AB%E3%82%81%E3%82%8B%E3%81%A81%2C724%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%80%82
(出典:総務省:地方自治制度:広域行政・市町村合併より:10月21日利用)

日本の社会制度は、一応は「地方自治」ですから全部で1718もの自治体があるのですよ。その1718市町村の内で、「書店のない、少ない自治体数」は以下とされていました。

◎「書店のない、少ない自治体数」(小数点以下切り捨て)

➀「書店がない:27%」
②「1書店以下 :47%」

https://www.jpic.or.jp/topics/docs/4eba38157f49c7dab4273095f1daa2f4cc835ac0.pdf
(出典:BOOK MEETS NEXT:JPICからのご報告:無書店自治体の最新状況より:10月21日利用)

上記を見ると、ざっと「3割の自治体」には書店がなく、「5割の自治体」は1書店しかないようですね。

その「自治体」の内の「無書店の自治体」を見てみると、以下のようになっていましたよ。

◎「無書店の自治体」(小数点以下切り捨て)

➀「市 :3%」(24自治体)
②「町:40%」
③「村:86%」

https://www.jpic.or.jp/topics/docs/4eba38157f49c7dab4273095f1daa2f4cc835ac0.pdf
(出典:BOOK MEETS NEXT:JPICからのご報告:無書店自治体の最新状況より:10月21日利用)

いやいやコロちゃんが住んでいる自治体は「市」ですけれど、自治体が小さい居住地ほど「本屋さん」が無くなってしまっていますね。

「③村:86.%」では、もう9割近くが「本屋さん」が無くなってしまっています。

「田舎暮らし」は、自然環境が豊かで住みやすいですけれど、「文化環境」では劣るようになっていましたよ。何とも思うようにいかないものですね。

4.「本の販売金額も減っているのかな?」

これだけ「書店数」が減少しているということは、多分「本の出版数・購入数」も減少していることが予想されますね。

ちょっと様子を探して見てみましょう。

➀「販売金額は27年間で6割減だよ」

◎「出版物推定販売金額」(10億円以下切り捨て)

➀「1996年:2兆6500億円」
②「2018年:1兆5400億円」
③「2021年:1兆6700億円」
④「2023年:1兆5900億円」

https://shuppankagaku.com/statistics/japan/
(出典:出版科学研究所:日本の出版販売額より:10月21日利用)
https://shuppankagaku.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B92401.pdf
(出典:出版科学研究所:出版指標より:10月21日利用)

上のリンクからは➀のデータを、下のリンクからは②~④のデータを引用しました。

うーむ、28年前の「➀1996年:2兆6500億円」と、昨年の「④2023年:1兆5900億を比べると、大分減っていますね。ほとんど6割減ですよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム

しかし、「②2018年:1兆5400億円」以降は、横ばい?と言うか微増ですね。これはもう「出版物販売のボトム期」は終わったのかな?
(*´・д・)はて?

②「電子書籍はもう紙の書籍の半分まで来たよ」

この「出版物の紙と電子の販売額」も見ておきましょう。コロちゃんは「電子書籍」って言うのは苦手なのですよね。

アイパッドで読んでいると、目が疲れるし、「紙の本」と違って「パラパラ読み」とか「斜め読み」が出来ませんからね。

やっぱり、昔から読み慣れた「紙の本」が一番好きですよ。

下記をご覧ください。

◎「紙と電子の出版物販売額:2023年」(100億円以下切り捨て)

➀「紙・書籍:6100億円」
②「紙・雑誌:4400億円」
③「小計 :1兆600億円」

④「電子コミック:4800億円」
⑤「電子書籍   :400億円」
⑥「電子雑誌    :80億円」
⑦「小計    :5300億円」

⑧「総計   :1兆5900億円」

https://shuppankagaku.com/wp/wp-content/uploads/2024/01/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B92401.pdf
(出典:出版科学研究所:出版指標より:10月21日利用)

おー、これはこれは「紙の③小計:1兆600億円」に「電子の⑦小計:5300億円」が、半分にまで追いついてきましたよ。
( ¯ O¯)おー

この分だと、いずれ「紙と電子の出版物」の売り上げの逆転が起きますね。「電子出版物」が統計に記載され始めたのは2014年でしたから、まだ10年弱しか経っていません。

その10年弱で「紙の出版物」の半分まで「販売額」が増えたてきたのですから、「紙」を追い越すのもさほど遠い先ではなさそうですね。

だけど、みんな電子書籍を購入するようになると、ますます「町の本屋さん」では買わなくなりますね。

うーむ、「町の本屋さん」には未来はないようにしか見えませんよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム

コロちゃんは、「電子出版物」と言うとアイパッドで「無料コミック」を読むか、「小説家になろう」を読むぐらいですね。

これらは、なんと言っても「タダ」ですからね。「清貧ライフ」と相性が良いのですよ。

だけど、上記で「本の出版物販売額」が減少から横ばいになったのだったら、ちょっとホッとしますね。

コロちゃんは、まだまだ読みたい本が多いですから、どんどん出版をして欲しいと考えていますよ。

5.「図書館に予算と人を注ぐしかないよ」

上記で「町の本屋さん」が、どんどん減っていることを見てきました。そして「電子書籍」が紙の書籍の半分まで迫ってきたことも見てきました。

「電子書籍」は、当たり前の話ですが「町の書店」で購入するわけではありません。そう見てくると、今後ますます「町の本屋さん」は減少していくでしょう。

そうなると、現在でさえ増えている「読書難民」が増加することが考えられますね。「地域社会の文化的な豊かさ」が損なわれかねないと懸念されます。

しかし、現在「シュリンク(縮小)」している地方自治体が「町の本屋さん」に公費を投入することは考えずらいですよね。他にもたくさん閉店している業種があるのですからね。

コロちゃんは、その解決策としては「図書館の充実」しかないと考えますね。下記をご覧ください。

◎「全国の図書館経年変化」

➀「1993年:2118館」
②「2003年:2759館」
③「2013年:3248館」
④「2023年:3310館」

https://www.jla.or.jp/Portals/0/data/iinkai/chosa/2023pub_keinen.pdf
(出典:日本図書館協会:公共図書館経年変化より)

上記のように、すでに「各自治体の為政者」はこの「文化の危機」を読んでいたのかも知れませんが、すでに「図書館」は増えてきています。

この動きを更に進めて、公費を投入して「図書館」を新設したり、「蔵書」を充実したりすることで、「地域文化の豊かさ」を維持進展してもらいたいと、コロちゃんは考えていますよ。

6.「本を読む人ほど世帯所得が高いよ」

ここまで書いて来て、ちょっと前にコロちゃんは「蔵書数が多いと子どもの成績が良い」と言う話を書いていたことを思い出しました。

その記事は『【社会考】「金持ち世帯」の子どもの成績は高く、「貧乏世帯」の子どもの成績は低いのか』と言う記事で、「家庭内の蔵書数」が多いほど「子どもの成績が高い」と言うものでした。

蔵書の数は「0冊~501冊以上」を6段階に分けていましたが、コロちゃんちは400冊以上でしたけれど、子どもの成績は・・・

( ̄≠ ̄)クチチャック♪

と言うものでしたよ。

それで、今回も「読書数と所得」の関係をどこかで調べていないかなと、ポチポチ探しましたら、ありましたよ。

下記をご覧ください。データの一部をご紹介します。

◎「1ヵ月に読む平均冊数と世帯所得の関係:3冊以上合計」(小数点以下切り捨て)

➀「100万円未満    :11%」
②「100ー300万円未満 :19%」
③「300ー500万円未満 :13%」
④「500ー700万円未満 :16%」
⑤「700ー1000万円未満 :21%」
⑥「1000ー1500万円未満:15%」
⑦「1500万円以上    :30%」

https://career-research.mynavi.jp/column/20220302_23138/
(出典:マイナビ:キャリアリサーチLabより:10月21日利用)

うーむ、上記サイトの本文では、「月平均3冊以上の本を読むのは年収1500万以上で30%・・・年収が高い人ほど読書をしているという結果」だと記載しています。
( ̄へ ̄|||) ウーム

要するに、「所得が1500万円以上の世帯の3割が月3冊以上の本を読んでいる」と言っているのです。

おっかしいなー?

コロちゃんは、現役時代には「毎月10冊以上」本を読んでいましたけれど、「年収は1500万円以上」は無かったですよ。どちらかと言うと、その半分以下・・・。
(。•́ - •̀。)ガックリ

上記の調査では「1ヵ月に3冊以上本を読んでいる人の世帯所得は1500万円以上が3割」でしたが、「1ヵ月に3冊以上本を読んでいれば世帯所得が1500万円以上になる」とはなっていないようですよ。

コロちゃんの場合は、その後者の方だったようですよ。残念。
(´∩`。)ク〜

7.「コロちゃんの読書習慣」

コロちゃんは、子どもの時から「本好きの子ども」でしたよ。そして「本好きの中学生・高校生」になり、その後は成人して「本好きの大人」になりました。

その成れの果てが、今も「本好きのおじいちゃんのコロちゃん」です。

上記の「マイナビの調査」と違って、コロちゃんの場合は「本好きは世帯所得が高い」からは外れていましたけれど、未だに「老後の趣味」として嗜んでいます。

もうこうなると「一生の趣味」となっていますね。

コロちゃんは、「中学・高校時代」には「海外文学」や「海外SF」などを漁るように読んでいましたが、その後成人すると「小説の世界」に夢中になりました。

その後の「壮年」に入ると、「社会学や歴史・経済学」の方向へと傾斜して、今では読む本のほとんどが「社会学・経済学方面」です。

今日のテーマは「町の本屋さんがどんどん消えるよ」でしたが、コロちゃんが今読みたい本は、小さな本屋さんでは置いていないような「マイナーな本」なのですよ。

それで、近隣の「図書館」にリクエストを出して、購入してもらうか、近隣の別の自治体の図書館から借りだしてもらっていますね。

リクエストを出すと、どうしても入手に時間がかかりますが、そのぐらいは我慢できますよ。だって図書館から借りるのは「タダ」なのですからね。

「清貧ライフ」のコロちゃんには、とっても「お似合いの趣味」だと思っていますよ。

6.「コロちゃんとインターネット本棚」

ちょうど、いま図書館から借りてきて読み終わった本が手元に2冊あります。書名をご紹介しますね。以下の2冊ですよ。

「資本主義の宿命/経済学は格差とどう向き合ってきたか:著:橘木俊詔:2024年:講談社現代新書」

「間違いだらけの少子化対策/激減する婚姻数になぜ向き合わないのか:著:天野馨南子:2024年:金融財政事情研究会」

上記の2冊は、コロちゃんが読んで「☆4つ※」を付けた良書ですよ。(※☆5つで満点)

この本をご紹介しようとしましたが、もう字数が6000字を超えてしまいましたから、コロちゃんの「インターネット本棚」をご紹介しますね。

コロちゃんは「ブクログ」と言う「インターネット本棚」に、読んで「興味深かった本」をアップして「レビュー」を書いていますから、その本のコロちゃんの感想が読めますよ。

上記でご紹介した2冊も「ブクログ」にアップして「レビュー」を書いていますよ。

コロちゃんが「高評価」をした上記の本にご興味がありましたら、どうぞ次のリンクのクリックをお願いしますね。

https://booklog.jp/users/korotyan33

今日はコロちゃんからすれば、到底見過ごすことが出来ない「町の本屋さんがどんどん消える」ことを題材に、あちこちを探索してみました。

「読書」は、一生の趣味ともなりますし、ひょっとしたら「所得が高くなる※」かも知れません。

(※人によります)

それに、なんと言っても「趣味」の中では比較的お金がかかりませんよ。

さらに、その上で「知性と教養が高められる」場合もあります(人によります)。良いことづくめの「趣味と実益」を兼ねているのが「読書」です。

どうぞ、皆さんもどんどん「読書」をされることを、コロちゃんはお勧めしますよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

CouleurによるPixabayからの画像


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