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【経済考】いい加減に「物価を下げてくれ!」.

0.「今日の記事のポイント」

☆「いい加減に物価を下げて―なと、みんな物価高に文句を言っているよ」

☆「石破総理は物価を下げてくれるかな?と、植田日銀総裁は、物価を下げてくれるかな?」

☆「マクロ経済スライドは年金を下げる仕組みだよと、富裕層は株高で潤い、貧困層は給付金で一息をつくよ」

☆「そろそろ物価を下げてよと、コロちゃんと先輩のお話し」

1.「いい加減に物価を下げて―な」

今日のコロちゃんは、ムカムカしています。
(๑•̀ з •́๑) ムカチュク~

いったい、どうしたのかと言うと「また物価が上がった」のですよ。いいですか、「物価が上がり始めた」のは、2021年9月からですよ。

それから数えれば、・・・ひい、ふう、みい、ちゅうちゅうタコかいな、・・もう丸3年と2ヶ月間の長い間「物価が上昇し続けている」となりますよ。

下記のグラフをご覧ください。内容は以下に書き出します。

「総務省統計局 消費者物価指数」より

https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf
出典:総務省統計局 2020年基準 消費者物価指数 全国2023年(令和6年)11月分より(12月24 日利用)

上記のグラフは「総務省統計局」発表している2024年の1月~11月の「物価上昇率の推移」です。

一番下の点線ラインが2021年です。この年の9月から「物価は上昇」し始めました。

その後は下から2番目の「2022年(灰色ライン)」も、下から3番目の「2023年(黒色ライン)」も上昇が止まりません。

そして、一番上の「2024年の黒色太線ライン」も上昇が止まりません。

これでは、いい加減にコロちゃんが「いい加減に物価を下げてくれ」と叫びたくもなりますよ。

この表の「バックデータ」を見ると1月~11月の「物価上昇率」は以下になっています。

◎「消費者物価CPI」

➀「1月 :2.0%」
➁「2月 :2.8%」
③「3月 :2.6%」
➃「4月 :2.2%」
⑤「5月 :2.5%」
⑥「6月 :2.6%」
⑦「7月 :2.7%」
⑧「8月 :2.8%」
⑨「9月 :2.4%」
⑩「10月:2.3%」
⑪「11月:2.7%」

https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf
(出典:総務省統計局:2020年基準消費者物価指数:全国2023年11月分より:12月24 日利用)

コロちゃんが怒っているのは、体感する「物価上昇率」は上記の「11月の物価上昇率が2.7%」どころじゃないからですよ。

コメの値上がり幅は「前年同月比63.6%」ですよ。6割マシマシですよ。

どっかの誰かみたいに「米が無ければお好み焼きを食べれば良い、おほほ(※)」とでも言うんかい!
(* ̄ლ ̄)オホホ

(※マリーアントワネットのパロディです/別人の発言との説もある)

コロちゃんたち「年金老人」は、「5%賃上げ」どころか、たったの「2.7%」しか年金は上がってないんだよ。

こんな「永遠に続くような物価上昇」は、もういい加減に「止めてくれー!」と悲鳴を上げたいですよ。
ヽ(; ゚д゚)ノ ギャァギャァ!!

2.「みんなが物価高に文句を言っているよ」

先日の12月23日に、「日経新聞とテレビ東京」は「定例の世論調査」の結果を発表しています。

その発表によると「石破内閣の支持率・不支持率」は、以下の通りでした。比較のために10月以降の「調査結果」も書きますね。

◎「石破内閣支持率・不支持率」

➀「10月:支持51%:不支持37%」(発足直後)
➁「11月:支持46%:不支持46%」
③「12月:支持41%:不支持51%」(今回)

あらら、「石破総理」は最初はまだ良かった方なのね。
(゚Д゚)アララ

「岸田内閣」の最後の支持率は「支持:27%:不支持65%」でした。

「御祝儀相場」って言葉がありますけど、石破総理の最初は「➀10月:支持51%:不支持37%」でししたから、「総理」が変わって一応は増えていたんですよ。

それが、その後ダダ下がりですよ。

しかし、コロちゃんが注目したのは、「総理支持率」よりも、この「調査」の以下の質問への回答です。

◎「議論して欲しい政策課題」

➀「物価対策:38%」
➁「経済全般:36%」
③「子育て・教育・少子化対策:28%」

ほら、「➀物価対策:38%」がトップですよ。
p(`ε´q)ホラホラ

今の世の中では、みんな「物価高」をなんとかしてくれって怒っているのですよ。

3.「石破総理は、物価を下げてくれるかな?」

さて、現在の「物価高」にみんなの不満が「爆発寸前」に高まっていますが、「日本のかじ取り役」の「石破総理」は何をしようとしているのでしょう。

コロちゃんの粗雑な知識ですと、「総理大臣」が「緊縮財政」を行なうと「物価は下がる」のですよね。

「政府」は、「物価を下げる経済政策」を「策定・実施」することが出来るのですよ。

コロちゃんは、「石破総理」をよく知っていますが、あちらはコロちゃんを知らないでしょうから、何を考えているのかを聞くことは出来ません。

そこで、先日の10月に開会された「国会冒頭の総理の所信表明演説」を読んで見ました。ちゃんと「内閣府のホームページから「所信表明演説全文」が読めるんですね。

ここにコロちゃんと多くの皆さんが願っている「物価高対策」の発言があるでしょう。・・・多分。

➀「石破総理は、物価を下げるとは一言も言っていないよ」

どれどれ・・・。「物価高」と言う言葉は5ヶ所で使っていますね。以下ですね。

◎「石破総理所信表明演説」

➀「生鮮食品、エネルギーなどの物価高に国民の皆様は直面しておられます。物価上昇を上回る賃金上昇を定着させ・・・」

➁「物価上昇を上回って、賃金が上昇し、・・・成長と分配の好循環が確実に回り出すまでの間、足下で物価高に苦しむ方々への支援が必要です。」

③「こうした物価高への対応に加えて、・・・、経済対策を早急に策定し、その実現に取り組みます。」

④「当面の対応として、物価高の影響を特に受ける低所得者世帯への支援・・」

⑤「エネルギーコスト上昇に強い社会の実現など「物価高の克服」・・」

うーむ、「石破総理」は、「物価上昇を上回る賃上げ」とか「物価高に苦しむ方々への支援」とは言っていますね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

しかし「物価を下げる」とは、一言もおっしゃっていないですね。

コロちゃんは「支援」よりも「物価を下げて」欲しいですよね。そもそも「物価を下げれ」ば、「支援」もやる必要がないんですからね。

そうだ! 「デフレ」について、何か言っているかも知れませんね。

➁「まだ、デフレ(物価下落)って言ってるよ」

「デフレ」とは、物価が継続的に下がり続ける経済状態です。

「日本経済」は1990年代後半から「物価が下がる状態(デフレ)」が、長く続きましたからね。上記の冒頭で書きましたように、物価が上がり始めたのは2021年9月からの3年間強です。

この「石破総理所信表明演説」にあった「デフレ」の文言は2ヶ所でした。以下ですよ。

「日本経済のデフレ脱却を確かなものとし、日本経済の未来を創り、日本経済を守り抜きます。その中で、『デフレ脱却』を最優先に実現するため・・・」

なんだなんだ、「物価が下がる状態がデフレ」ですよ。もう3年間以上も「物価が上がり続けている」のに、まだ「デフレ脱却」って言ってますよ。

と言うことは、まだ「物価を上げる気」なの? コロちゃんは首を傾げましたよ。
(。・_・?)ハテ?

いいですか、政府は「物価を下げる経済政策」の手法を使うことが出来るのですよね。

それは「緊縮財政」だとコロちゃんは「経済書」で読みましたけれど、間違っているのかなー?
(。・_・?)ハテ?

まあとにかく「石破総理」は、まだまだ「物価を下げる政策」は考えていないようですよ。

コロちゃんは、「物価を下げて欲しい」んですけどね。多くの「国民の皆さん」もコロちゃんと同じだと思いますよ。

なお、上記の「石破総理の10月に開会された国会の総理の所信表明演説」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

4.「植田日銀総裁は、物価を下げてくれるかな?」

「日本」で物価を下げてくれそうな方は、「石破総理」以外にももう一人いらっしゃいます。それは「日本銀行の植田総裁」です。

「日本銀行」は、金利を上げ下げできるんですよ。だから「金利を上げれ」ば「物価が下がり」ますね。

コロちゃんは、ぜひ「植田総裁」が「インフレと闘うインフレ・ファイター」になってほしいですね。

「日本銀行」は、先日の12月18、19日に、「金融政策決定会合」を開いて「金融市場調節方針」を決定・発表していますね。

コロちゃんは、その後の「植田総裁」の「記者会見」を読んでみましたよ。

➀「金利を上げる(物価を下げる)提案は、9対1で反対多数だったよ」

どれどれ、「金利」を上げれば「物価を下げる事」が出来るんですけれどね。ふーむ、今回の12月会合では「現状維持」ですね。

「植田総裁」は、以下のようなご発言をしていましたよ。

「無担保コールレート・オーバーナイト物を 0.25%程度で推移するよう促すという金融市場調節方針を維持することを賛成多数で決定」

「田村委員は、・・・物価上振れリスクが膨らんでいるとして、政策金利を 0.5%程度に引き上げる議案を提出されましたが、この議案は反対多数で否決」

ほうほう、それでも「政策委員のお一人」は、「政策金利を 0.5%程度に引き上げる」と主張したんですね。
( ̄。 ̄;A)ホウホウ…

この方の意見が「賛成多数」になれば「物価を下げられた」かも知れませんね。

「日本銀行の政策委員」は、「総裁1」+「副総裁2」+「審議委員6」=計9名なんですよね。

これで「多数派」にならないと「金融政策」は決定できませんから、今回の「物価を下げる提案(金利を上げる)」は、8対1で否決されたというわけですね。

ちょっと残念ですね。

➁「物価は徐々に高まっていくと見ているよ」

コロちゃんは、日本銀行の植田総裁の「記者会見」の発言内容を読んでみましたけれど、やはり難しい内容ですね。これは専門家でないと、「深い内容」はとても理解できないご発言ですよ。

だけど「浅い内容」でしたらコロちゃんでもわかりますよ。以下でしたよ。

◎「植田日銀総裁発言」

❶「経済・物価見通しが実現していくとすれば、それに応じて引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和度合いを調整していく」

❷「足元は 2%台前半・・・先行きの消費者物価・・・徐々に高まっていくと予想」

❸「次の利上げの判断・・・もうワンノッチほしいな」

上記はホント「切り張り」もいいところですね。

コロちゃんが読んだ感想を簡単に言えば、「日銀の目標は物価を下げる事」にはありません。

目標は「2%の物価安定の目標のもとで、その持続的・安定的な実現」となっています。

そして「現状は足下で2%台前半」で、今後は「徐々に高まっていく」と見ていますから、まだまだ「物価を下げる」気はなさそうです。

さらに「次の利上げ(物価を下げる)判断」は、「もうワンノッチ欲しい」と言うのですから、今後の「賃上げ状況」や「海外情勢・為替など」を見守るとの姿勢の様でしたね。

だから、コロちゃんはこの「記者会見」を読んで、「日銀は物価を下げる姿勢は見られない」と思いましたよ。

なお、この「日本銀行」の「12月の金融政策決定会合」の「植田総裁記者会見」を読んでみたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

https://www.boj.or.jp/about/press/kaiken_2024/kk241220a.pdf

5.「マクロ経済スライドは年金を下げる仕組みだよ」

上記で「石破総理」は、まだ「デフレ脱却」と言って「物価を下げる考えはない」ことを見てきました。

そして「日銀:植田総裁」も、まだまだ「利上げ」をして「物価を下げる」考えはないようでした。

どうやら現在の「物価上昇」は、まだまだ続くようです。そこで一番困っているのが、コロちゃんたち「年金生活者」です。

現在の「年金制度」には、「マクロ経済スライド」と言う「年金を下げる仕組み」が組み込まれているのです。

次に、このシステムの実態を見てみましょう。

➀「マクロ経済スライドは年金を下げる仕組みだよ」

「マクロ経済スライド」とは、「現役人口の減少率」と「平均余命の伸び」から調整率を計算して、その分を年金改定額から差し引く制度です。

このシステムは、以下の三つの「外部条件」で発動の内容が異なっています。下記の3パターンですね。

◎「マクロ経済スライド:発動の条件」

(賃金は3年間の平均の実質賃金変動率:物価は前年の消費者物価上昇率)

➀「賃金・物価の上昇率が大きい場合」⇒
・「マクロ経済スライド発動」

➁「賃金・物価の上昇率が小さい場合」⇒
・「マクロ経済スライド発動せず」

③「賃金・物価が下落した場合」
・「マクロ経済スライド発動せず」

要するに「マクロ経済スライド」は、物価が大きく上昇している限り「年金を下げる道」しか選択肢がないのですよ。

➁「過去のマクロ経済スライドの年金減額を見るよ」

ここ数年の「マクロ経済スライド」の実施内容を見ておきましょう。

◎「直近の過去のマクロ経済スライド調整率」

➀「令和元年:-0.5%」(キャリーオーバーあり)
➁「令和2年 :-0.1%」
③「令和3年:行なわず」
④「令和4年:行なわず」
⑤「令和5年 :-0.6%」(キャリーオーバーあり)
⑥「令和6年:-0.4%」

(出典:厚生労働省:年金額改定についてお知らせしますより)

上記の「マクロ経済スライド」では、「賃金と物価の上昇が小さい場合」には年金額がマイナスになってしまうため改定は行なわれません。(令和3年・令和4年)

これでその時に、「今年は年金が下がらなくて良かったね」と喜んだら、「ぬか喜び」ですよ。

翌年に「キャリーオーバーで繰り越される」のですよ。酷いですよ。鬼ですよ。
L(゚□゚)」オーマイガ!

コロちゃんが考えたのは、今後しばらくの「日本の経済情勢」は「物価と賃金は上がる」と言うことですね。

何しろ、上記のように「石破総理」も「植田日銀総裁」も、「物価と賃金を上げよう」としているのですからね。

そうなると「年金生活者の実質年金額」は、「経済マクロスライド」によって、今後「構造的に下がっていく」と言うことですよ。

つまり、コロちゃんたち「年金生活者」の生活は、今後「苦しくなる道」しかみいだせないと見たのですよ。

6.「富裕層は株高で潤い、貧困層は給付金で一息をつくよ」

コロちゃんが、現在の「日本社会」を見渡していると、「富裕層」は「株高」と「企業の自社株購入」で潤っています。

この「企業の自社株購入」とは、発行株式数が減りますから「株高」に進むのです。

報道によると、「上場企業の自社株買い」は、「2024年は約17兆円と前年比7割増え3年連続で過去最高になった」と報じられています。

(※2024年12月20日:日経新聞より)

今の「日本の経済情勢」は、「富裕層」にとっては不満どころか、「ウハウハ」だとコロちゃんは思っていますよ。

そして「貧困層」には、「岸田前総理」も「石破総理」も「給付金政策」を進めています。下記をご覧ください。このデータは、つい先日もお見せしましたね。

◎「住民税非課税世帯への政府の対策」

➀「2020年  :1人10万円給付」(対象は全国民)
➁「2021年  :1人10万円給付」
➂「2022年  :1人10万円給付」
④「2023年  :1人3万円給付」
⑤「23年末~24年初:1人7万円」
⑥「2024年:1人3万円+子ども1人2万円」

「政府」は、貧しい方たちのデータと言ったら「住民税非課税世帯」でしか把握していません。

だから「貧困世帯対策」は、上記の「住民税非課税世帯への給付金」とならざるを得ないのです。

現在の「日本の全世帯数」は、5621万世帯(※)です。その内の「住民税非課税世帯」は1380万世帯あるとされていますね。約32%になります、ざっと3割が「貧困世帯」とみてよいでしょうね。

(※総務省:令和5年住宅・土地統計調査より)

上記のように「富裕層は不満がない」、そして「貧困層は不満はあっても給付金で一息ついている」。

残る方々は「中間層から下層のグレーゾーンに居る方々」です。

これらの「中間層から下層のグレーゾーンに居る方々」は、「物価が上がるだけで、何も恩恵はなく、生活は日々苦しくなる一方」です。

そりゃ「不満が溜まり」ますよね。

コロちゃんだって不満ですよ。コロちゃんの「社会階層」の位置は、「住民税非課税世帯」のホンの少し上ですからね。
c(・。・)チョットダケヨ

これらの方々には、何の「恩恵も給付金」もありません。残るのは「物価上昇」で、日々苦しくなる家計だけですよ。

コロちゃんは、前回の総選挙の「国民民主党の103万円の壁を178万円に」という政策は、上記の「中間層+一部の下層」の心をわしづかみにしたと考えていますよ。

現在の物価高は、「中間層の生活」も脅かしているのですよ。もちろん「食うや食わずの脅威」ではないでしょう。

それでも「今までの生活を切り下げなければならない脅威」を、全身で感じているのではないでしょうか。

さて、今後「石破総理」と「植田日銀総裁」は、どんな道に「日本を導いていく」のでしょうか?

コロちゃんとしては、「物価が下がり、暮らしやすい日本」にしていただきたいのですけれどね。

7.「そろそろ物価を下げてよ」

今日のテーマは「いい加減に物価を下げてくれ」という悲鳴です。

コロちゃんが思うに、当初2021年の「岸田政権発足」の時に、「賃上げと物価を上げ経済の好循環を」と言う政策を、支持したり好意的に受け入れた人々は多かったのではないでしょうか。

この当時は、なによりも「長年続いていた賃金が上がらないこと」に対する不満は大きかったと思われます。

そこを「賃上げをする・物価上げる・経済の好循環だ!」と言われれば、皆さんは最初の「賃上げをする」の1点を見ただけでも支持したでしょう。

それから、もう3年半を過ぎてみれば「賃上げ5%以上」を手に入れた会社員は、「大企業のせいぜい200万人ぐらい」ではないでしょうか。

他の大多数の「中小企業」にお勤めの会社員の皆さんは、せいぜい「2~3%かな?」。

そして「年金生活者」は、上記で見たように「マクロ経済スライド」を年金額から差っ引かれています。

そろそろ「経済の好循環」の「賞味期限」が切れて、多くの国民の皆さんは「もう物価上昇は飽き飽きしている」のではと、コロちゃんは考えていますよ。

「民主主義制度」とは、国民の多数の意見を尊重する制度ですよね。

それならば、そろそろ「物価を下げてよ」と言う「国民の声の実現」を目指していただきたいと、コロちゃんは考えますよ。

8.「コロちゃんと先輩のお話し」

コロちゃんは、「団塊の世代※」の少し後の世代です。

(※団塊の世代:1947~1949年生まれ:2024年現在75~77歳)

これから書くことは、コロちゃんが家をローンで購入した頃の話しですから、今から30年以上前のことですね。

コロちゃんが職場で先輩と話していると、「家の購入」の話しになりました。

コロちゃんよりも年長の先輩は、それ以前に東京に近い近県の「地方都市」に家を購入して住んでいました。

それが先輩は、「古い家」を転売して、より東京に近い近郊の「新しい家」に移転したというのです。

その先輩は、次のように言ったのです。

「古い家が高く売れたから、新築家屋を買っても、以前のローンがなくなったよ。俺は運が良かった」by先輩

「新築の家の価格よりも、住んでいた家が高く売れたの?」byコロちゃん

「うん、駅から近かったんだよ。まさかあんなに高く売れるとは思わなかった」by先輩

先輩は「団塊の世代」生まれだったのです。

「団塊の世代の方々」は、「1980年代のバブルと崩壊」の以前に家を購入していた方も多かったのですよ。東京都内に家を購入できた方も多かったですよ。

コロちゃんの先輩たち「団塊の世代」は、日本の高度成長と共に働き続けて、結婚し、子どもを育てて、家を購入し、その後の老後も安泰だった方が多かったですね。
(´罒*)いー(*´□)なー

コロちゃんが先輩とこの話しをたのは、だいたい1980年代の末頃でしたね。

「バブル期以前」では、一般の「中小企業の会社員」でも、東京近郊に「1軒屋」がローンで購入できたのですよ。

コロちゃんは、彼よりも大分後に家を購入することになりましたから、東京圏から遠い地方都市で、しかも駅からバスと言う遠方になりましたよ。

コロちゃんが感じたのは「生きている時代は選べない」と言うことですよ。

人生は「運の要素」が付きまといます。個人の努力では乗り越えられない壁もあります。

そう考えれば、たとえ心が「落ち込むこと」があっても、それは「努力が足りない」のではなく「運の巡り合わせが悪かった」と考え直すことが出来ますよ。

コロちゃんは、今後も「物価上昇が続く中」で、多くの方々が「今までの生活を切り下げなければならない脅威」に出あうと考えています。

だから、それは「あなたの給料が上がらないせい(個人のせい)」ではなく、「運のめぐりあわせ」だと気楽に考えていただくために、最後にコロちゃんと先輩の会話を書いてみましたよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

SerenityArtによるPixabayからの画像

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