見出し画像

27歳で留学に行こうと決めたきっかけ

こんにちは。
日記を公開し始めて早一週間。どういう人が読んでるのか気になっています。

なんで留学行こうと思ったの?日本でもイタリアでもよく聞かれる。
仕事したいの?恋人がいるの?まぁ英語も喋れないのになんでイタリア語勉強してるんだ、って自分でも思う。しかも27歳。よく分かんないよね。最初のきっかけは〝死装束〟だけど(前の日記参照)さすがにそれだけではない。

きっかけその1/ベトナム人実習生
新卒で工場で働いていた頃、実習生に「ベトナム行ったことあるよ。旅行好きなんだ。イギリスとかイタリアとかも行ったよ(意訳)」って話をしたら「私もヨーロッパ行ってみたいでス。でも、無理ですネ」と寂しそうに言われたことがある。その時の声色は未だに耳にこびりついてる。ちょうど社会人になりたてで、もう海外とか行けないんだろうなと諦観していた時期だったから、実習生の言葉を聞いて私は行けないんじゃなくて行かないんだって気づいた。

きっかけその2/パートのおばちゃん
なにかのタイミングでパートのおばちゃんから「あなたはまだ若いからねぇ」って言われたことがあって、それまたちょうど社会人になりたてで、いいなぁ大学生は、って思ってたから、そういえば大学時代も高校生はいいなぁって思ってたし高校時代も中学生はいいなぁって思ってたことに気づいた。
※個人的には社会人が一番身に合ってるけど、キャンパスライフを謳歌してる大学生に未だに憧れる。宅飲みとかしたい人生だった。
話が逸れたけど、そのおばちゃんが好きじゃなかったのもあって、私このままだと、いいなぁ20代は、いいなぁ30代は、いいなぁ若い人は、ってなるのか……ってゾッとした。そんなヤツにはなりたくない。

きっかけその3/好きな神絵師の死
前ジャンルの好きな神絵師が、大腸がんで若くして亡くなられた。その頃は私が留学行くか?仕事も慣れて部署も異動して楽しくなってきたし、うーん……と悩んでいた時期で、日々ツイートを追いながら、いろんなことを考えた。最期まで穏やかに前向きに気高く生きていて、すごい格好良い人だった。あんな風に生きたいなと思った。

社会人になって「学生時代のアレ無駄だったな」って思ってもそんなに暗い気持ちにならなかったけど、「学生時代にアレやっとけば良かったな」はすーーーごい後悔したし、たらればとか考えて、なんでやらなかったんだろう、あぁ自分は駄目なやつだ、ってすーーーごい暗い気持ちになる。特に!やりたいのにやらなかったこと!!!だからもう叶わないキラキラキャンパスライフへの憧れが未だに捨てきれなくて苦しい。
自分には合わないだろうなって思って試さなかったけど、今思えば合う合わないとか関係なくやってみてさっさと失敗すれば良かったなって思う。せめてサークルとか入っておけばなんか違ったかもしれない……。

これは大事なことで、さっさと始めてさっさと失敗して頭の中から追い出す。こんなもんか、って思って憧れたり嫉妬したりする時間を人生から削る。夜にベッドでネット検索するだけの無駄な時間を人生から削る。ちょっと違うかもしれないけど整形とかもこんな気持ちなのかな。

ここまで書いてあたかも挑戦することを尊んでいるような文章になっちゃったけど、チャレンジャー精神旺盛な人が言う「人生一度きり!やりたいこと思いっきりやろう!」みたいな言葉は好きじゃない、むしろ嫌い。このタイプのフリーランスの方が会社員を社会の歯車として見下してるのを見るとゔぅってなる。ただの向き不向きじゃん。どっちも正解だよ。それぞれが自分に合った人生を進めばいいじゃん。自分に合わない料理のこと「なにこれ!?マズい!!」って言っちゃうタイプだよね。「口に合わない」って言ったほうが平和じゃない?
あと、実家と仲良しっていう最強の命綱アリの人生なのにチャレンジ!とか言ってる人。バンジージャンプのノリで飛び降り勧めるのやめなよ???ちなみに私は十分貯金してから会社を辞めたのでそれが私の命綱。実家は仲良くないけどちょっっっとだけお金に余裕のある、仲良くないけど。

こんなに前向きなテーマでこんなに暗い終わり方することある???

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?