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1000日

死亡保険は加入から3年以内の自殺には保険金が支払われない。つまり3年間は死ねないんだよね。
そんな3年後まで残り1000日。区切りの良い日にケーキを作って、気持ちを書き記すことにした。


死ぬのが怖い気持ちと、今死ななきゃ親に保険金を渡せないという焦りと、親への復讐心で死ぬのは嫌だという気持ち。それぞれ書き記しておく。

死ぬのが怖い。
これはほんとに怖い。生きる意思があった時期のほうが死ぬのが怖くなかった。今は毎日〝死〟が怖い。怖すぎて詳しく書きたくない。

今死ななきゃ親に保険金渡せない。
私はギブ・アンド・テイクを重んじる人間なので、親に産んでもらった・育ててもらった恩を返さなきゃという気持ちが強い。とっても強い。たとえ好きじゃない相手でも貰ったものを返さないのはもやもやする。
で、私の親にとっての親孝行は年収・結婚・孫。ぜーーーんぶ荷が重い!今から年収も結婚もどうにかしようと思えばどうにかなるんだけど、自分の実力不足でどうにもできないんだよね。年収やら結婚やらのために頑張るくらいなら死んで大金渡すほうが楽だなって思っちゃう。

親への復讐心。
これはどうなんだろう…。死にたい気持ちはあるけど、「お前たちが年収とか結婚とかぐちぐち言うから娘が死んだぞ!大金が手に入ったぞ!これで満足か!?」って言いたいから死のうとしてるのかもしれない。こうやって記録を残してるのも言い逃れされないようにするためなのかも。分かんないけど。
それなら死なないほうが良いなと思う。私の命と私の人生は私の意思のみで決められるべきだから。でも親孝行したい気持ちは私の意思だからなぁ。

ちょっと前までは死んで親孝行になるならそれがいいやって納得してたし、残りの3年間を穏やかに過ごそうって受け入れてたけど、今はまた悩み始めてる。

落としどころとしては「生き続けるけどなにかほかの形で親孝行する」のが一番だけど、結局年収とか結婚とかのコンプレックスは消えないから人生が辛いのは変わらないんだよね。親が死んじゃったら親孝行できなかった罪悪感で余計辛くなる気がする。
社会的成功を重んじる相手が喜ぶことができる実力が私にあれば良かったのに。もしくは実力を得るために努力する忍耐力があれば良かったのに。

(今サン=テグジュペリの『夜間飛行』を読んでるんだけど、コンプレックスって嵐みたいなもので、もがいてもがいて昇っていけば嵐を抜けることはできるけど消えたわけじゃないからちょっとでも沈んだらまた嵐に飲まれそうになるな、って思った。)

毎年10月は死にたくなっちゃう。季節の変わり目だからかな。



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