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S660に小さなスピーカーをつけてみたという話

S660にツイーターをつけてみた。このクルマ、エンジンの音を聴かせるように設計したのではないと思うくらい、オーディオの音が聞こえない。車購入当時は純正のなんの味もないスピーカーだったせいで、いつも大ボリューム。スピーカーを変えればちょっと改善されると聞きつけ、ポン付で交換可能なディーラーオプションのちょっといいネオジウムスピーカーに変えてみた。(この当時から配線いじるのめんどくさい病)結局、音は良くなったけど、盛大にエンジンを回してしまうと聞こえなくなるのはかわらなかったので、その後この問題は放置してきた。

この車、シートのヘッドレストの横に付けるスカイサウンドスピーカーなるものがあるくらいだから、そもそもドア下のスピーカーでは役不足と言える。ディーラーの担当者に愚痴をこぼしたら、「これはエンジンの音を楽しむ車ですよ」と嗜められた。自分で言うのもなんだけどSA07Aだよ?N-BOXとかとおなじエンジンよとかはホンダのなかでは言わないけど、ちょっと言いたくなる。

スピーカーついでにいうと、ラジオ電波がすごい入らないのもこの車ならでは。FMの地元放送局ですらノイズが入って聞こえる。ドラレコのラインなど妨害がでそうなものも探ったけど、まったくもって解消できない。ユーザーのなかには自分でオリジナルのアンテナを自作して対処している強者もいるくらいだ。まあiPhoneをつなげてradikoを流せばきれいな音が入ってくるからいいのだけど…。

ドア内張パネルを剥がした状態。初期モデルだからシートヒーター配線などもなく単純

先日フラッシュエディターを導入し、もうすこしイジりたいなと考えていたこともあって、ツイーターをつけることにした。ツイーターと言ってもアルとかカロとかの有名メーカーのものでなく、メルカリで1,000円で買ったオートバックスオリジナルの製品だ。おじの適当な耳にはこれで十分だと思う。ドアの内張を剥がし、穴開けのために家にスピーカとともに一度持ち帰る。分岐配線の内職をしてそのついでに乾電池で捨て配線を使いプラス極を確かめる、自在切りで穴開けなど寒いから外でやらなくていいことは全部家で済ませてから車にもどって取り付けという横着者なおじDIYを楽しむ。(ガレージがあればこんなことしなくていいのに)

ディーラーオプション設定位置の中心から46mmで開口した。違和感なし。

そして取り付け完了したけど、最初、音が出てなくてあわてて平端子で作ったコネクターをグイグイ入れ直し、線の接触部分をペンチで挟んだ。本当はハンダ処理をしようかとも思ったけど、めんどくさくてやめた。この先、音がでなくなったら考えようなどという問題先送りDIYだから、こういう事態になるとどうにも焦る。いろいろな環境音がじゃまで聞こえない気がしてツイーターに耳を当てたら、小さく音が出ていた。なんだでてるじゃん。スピーカー系の作業は、なにが面倒かというと、同じ作業を右側と左側で二度やらないといけないことだ。運転席側で容量はつかんだので、助手席側はあっという間にできたのだけど、この先、もう役に立たないだろうなと思いながら内張を戻して作業終了。

結果、ツイーターによって音場が少し持ち上がったのかハンドルあたりでラジオのアナウンサーさんの声がしてくるようになった。ただアイドリング中はくっきりだけど、走り出したらボリュームは上げないとしょうがない。変化はもうすこし乗り込まないとわからないような感じ。とは言え季節が急に冷え込んできたのもあって、あまり乗らなくなる時期到来でもある。バッテリーの管理だけは気をつけないと。ちなみにうちのNスラッシュ、最初からいっぱいツイーターとかスピーカーとか付いてる。最近のN-BOXの上級グレードもそうらしい。S660って一応標準小売価格が高いスポーツカーだったんだよね…。

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