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日経先物オプション動向 2023年 6/17号

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日経先物オプション動向

  

☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆☆★☆―2023年 6/17号

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■はじめに
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日経オプションの動向について分析と見通しを書いていきます。

メルマガでは主に日経平均のチャートについて書いていますが、チャートの分析に加えてオプションの動きを見るとさらに先の動きが見えてくるようになります。

まず、下のグラフの見方を説明していきます。

毎週末の時点での、国内証券、海外証券、個人のオプションのポジションを総合して直近のSQにむけたポジションを示しています。

オプションの仕組みは複雑なのでここであまり詳しく説明することはできませんが、重要なところを抜き出して簡単にまとめたのがこのグラフです。


横軸は損益分岐点を表しており、SQ日までにこの損益分岐点を少なくとも目指してポジションを立てていると考えてください。

そして縦軸は買い目線か、売り目線かを示しており、損益分岐点に対して買いの配置の場合は、損益分岐点以上になることを考えていると理解してください。

損益分岐点から伸びている矢印は、損益分岐点から最大利益となるのがどこまでかを示しており、矢印の先が最大利益となります。

円の大きさはポジションサイズを表しており、円が大きいほど大きくポジションをもっているということを表しています。

そして、重要なのは、各証券会社の個別のポジションで、日経平均を大きく動かす売買量の大きい証券会社の動向をみていきます。

とくに売買量の大きい証券会社に絞っていますが、ゴールドマン、クレディスイス、アムロ、JPモルガンの動きに注目しています。

手口の変化は日々更新していきます。

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■日経先物オプション動向:今週の相場と来週の相場展望
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・オプション動向

SQを通過して今週はどのような動きになるか注目していましたが、ヒヤッとするような急落もありましたが、結果的には大幅高となり、最高値を更新する強い動きとなりました。

あっというまに33000円を超えて、34000円が見えてきましたが、この値は異常な過熱なのか、適正なのか、ファンダメンタルから見るといろいろ意見がわかれるかもしれません。

しかし、結局のところ今の値を決めているのは買い手と売り手の需給です。

買う人が多いから上がっているだけで、その人がファンダメンタルをどう評価して買っているかまではわかりませんし、知る必要もありません。

買っている人が多いか、売っている人が多いか、で買っている人が多いうちは上がっていくだけ、という原理原則は不変でシンプルなものですので、難しく考えず、需給をしっかり見ていきましょう。

SQ通過後の大口の次のメジャーSQを見据えたオプション・先物のポジションが固まってきたのでこの先の動きを手口から探っていきましょう。

<オプション>

★★★★6/23 手口更新

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