君の名は。
近所のバーのバーテンダー・D君が8月いっぱいでサヨウナラ。ということでちょっと体調が悪かったが、がんばって顔を出す。そしたら早い時間にもかかわらず超満員。常連たちに愛されていたのだなぁ。
実はこのD君、昼職は編集者で、数年前からとある雑誌で僕の担当をしてくれている男子。ただし漫画やアニメなどのコラムが主体だったため、初めて依頼を受けて以降、一度も顔を合わせたことがなかった(俺の連絡先は同僚から聞いたとのこと)。
そのD君が徒歩2分のバーで週末だけバイトしていることなど全く知らず。たまたまそのバーで飲んでいるときにカウンターに入っている女の子がD君の奥様(夫婦で同じ店で働いていた)で、「きょうコロスケさんってライターさんがお客さんで来たよ~」と帰宅後にD君に話したところ「うううん? コロスケ???」となり、再びそのバーを訪れた際「どうも夫がコロスケさんのことを知っているみたいです」と言われたのだ。
そして奥様に苗字を聞いて初めて「!」となり、彼がバイトに入る日をお店のインスタでチェックして入店。カウンターごしに編集者とライターが「初めまして」「いつもお世話になっています」とあいさつをかわすという…(すでに何年も一緒に仕事をしているのに)。
そもそもD君がどこに住んでいるのかも、何歳なのかも知らずに数年間を過ごしていたので、こんな出会い方もあるのかと不思議な気分になった。いやぁ、ほんと世間は狭いですね。
つか、奥様がD君に僕のことを話していたなかったら、それこそ仕事仲間と知らずにバーテンダーと客として出会っていたのかもしれない。うひゃ~。
そんなD君もおめでたい出来事を経て、ぼちぼちバイトもやっていられないということになり週末だけの夜職も終了。ちなみにD君の会社はバイト禁止なので、俺に見つかって内心冷や冷やしていたと思います(笑)。