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サヨナラダケガ人生ダ

『音楽とおじさん』第48話、夕刊フジzakzakにアップしております。

https://www.zakzak.co.jp/ent/news/210826/enn2108260010-n1.html

担当Yさんからは「エモい展開ですね」とコメントをもらいましたが、「人間関係の終わり」について思いをはせることがここ数年多かったんですよ。
例えば先日、かれこれ5年ほど担当してくれていた近所の美容室のN沢さんが退職されまして。彼女は30歳にしてサーフィンにはまり、毎週毎週長時間かけて海へ乗り出していたんですけど、意を決して海の近くへ引っ越すとのことでした。そんなプライベートな話をべったりする仲ではありましたが、とくにLINEの交換をしていたわけでもなし。彼女のSNSとかも知らない。つまり、もう連絡の取りようがないわけです。

でもね、この5年間で母親よりもN沢さんと話していた時間のほうが圧倒的的に長いわけです。そんな人なのに、店を辞めた瞬間スパッと関係が断ち切られる。もちろん客と美容師という間柄なので当たり前なんだけど、なんだか寂しくてたまらない。

N沢さんの前は下北沢のGというお店でイトーさんというイケメンに切ってもらっていたのですが、彼とも10年近い付き合いでした。そのイトーさんも諸事情あって地元の名古屋に帰ってしまい、それっきりです。以来、一度も会っていません。

なんだかよくわからない話になりましたが、そんな別れが今以上に80年代は多かったというエピソードです。うん? 違うか? 読んでくださいね。

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