11年前の今日のお話
2013年10月6日(日)
某映画の現場取材で朝から自由ヶ丘まで出張る。駅から駒沢公園方面まで15分以上歩く陸の孤島のような場所で、超のつく高級住宅街の中にある豪華なハウススタジオだったが、到着するとなんだか様子がおかしい。
宣伝さんの話によると、ハウススタジオ側が「こんなに大規模な撮影になるなんて聞いていない!」と怒り出し、最終的にバラしになってしまったのだとか。しかしキャストのスケジュールなどもあり、別日に動かすことはできず、あちこちに連絡をとった結果、ときどき東映作品などで使っている沼袋の一軒家スタジオが見つかったのだそうだ。
よくよく場所を聞いてみると、俺の家から徒歩圏。さっそくロケバスに同乗させてもらい、家のすぐそばまでとんぼ帰りするハメに。ザ・無駄足! もう少し早めに決まって連絡をもらえれば、あと2時間眠れたのになぁと愚痴っても仕方がない。どこか遠いところに連れて行かれるよりはましだ。
でもってその沼袋の一軒家は、築50年は経っているであろう平屋で、ブラザーのミシンとかブラウン管のテレビとか色々と昭和アイテムが揃っていて楽しいのだが、超激狭で、十数人のスタッフとキャストが入ると、すさまじい人口密度。立っているだけで汗がダラダラだ。
というか、さっきのハウススタジオとこのボロ家じゃ、キャラクターの設定も変わっちゃうのでは????…とも思ったが、そこまで重要な人物ではないので無問題だった。
てなわけで終了後は徒歩で帰宅。それにしても、スタジオ側が拒否して撮影が出来なくなるってのは初めての経験だなぁ(ベテランのスタッフさんも初めてだとおっしゃっていました)。