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黄昏フリーライター日記(2024.6.15-30)

6月16日(日)
父の日だから、というわけではないが、きょうは妻(40)が娘(5)を連れてお台場のUNKOミュージアムへ出かけてくれた。ありがたい。「虎に翼」を消化しつつ、競馬に興じる。相変わらずダメ馬券を買っていたが、最後の最後に野中穴太郎君のおかげで逆転に成功した。
 
6月19日(水)
『マンガ家、堀マモル』(8月公開)の劇場用パンフレットを担当することになり、夕刻から四谷三丁目のスタジオで主演の山下幸輝さんにインタビュー。あっ、山下君って「アンチヒーロー」に出ていたあの若い検事か!と内心興奮していたアンチ―ヒーロー厨。ご本人は実にさわやかなで涼やかな人当たりのいいイケメンでした。
 
6月20日(木)
通園後、バタバタとしたくして高円寺へ。美容室Aでカットとカラー。育休明けの担当S女史と1年ぶりに再会する。

今回はユニコーンカラーのような派手髪ではなく、黒をベースにした寒色系。もうそろそろ黒髪ともおさらばだからね。約3時間の工程。Sさんと積もる話ができて楽しかった。
 
6月21日(金)
『闇金ドッグスⅹ』鼎談の原稿をアップして、ぴあのKさんに送る。9作続いたシリーズも今シーズンから仕切り直し。「キングオージャー」で共演した佳久創さんと池田匡志さんがタッグを組むことに。メインの債務者役は元乃木坂46の真洋さん。3人の仲良しぶりがおじさんには眩しかった。ちなみに佳久さんは中日ドラゴンズで活躍したあの郭源治選手の次男。前作まで主演を務めた山田裕貴さんのお父さんも元中日の山田和利選手なのである。元竜党としては「こんな偶然ある?」という想いにかられ、現場に来ていたPに尋ねると。「そうです。それもあって僕が佳久さんを推しました!」とのこと。やっぱりね。

6月23日(日)
11時から近所の美容室で娘(5)の散髪。ずっと伸ばしていて収拾がつかなくなった髪をボブにしたのが先月。それでもボサボサ感が抜けず(娘は天パなのです)、今度はちゃんとショートにするべく短期スパンで予約を入れたのだ。

午後から幕張の職業体験施設カンドゥーに遊びに行くので、妻(40)に同伴を頼む。すると30分後、モンチッチに激変した5歳児が帰還。担当のピアス男子に「思い切ってバッサリやっちゃってください!」と頼んだところ、予想以上に短くなってしまったとか。それでも美容室で「かわいい」ともてやはされたからか、遊びに行く前は上機嫌だった娘。ところがカンドゥーについてから、テンションが下がる事件が…。今回も消防士だの道路工事だのポケモンセンターのスタッフだの色々な職業を体験したのだけど、ぼんやりした若い男性スタッフ(おそらくバイト)の幾人かが、娘を「お兄ちゃん」呼ばわりをするのだ。いくらショートにしたとはいえ、ひらひらの飾りがついた女児向けTシャツを着ているんだから間違えないでくれよ…と父半泣き。ちなみに女性スタッフで間違えた人はいない。間違えたの全員男子。お前らは本当に……そういうところだぞ(イライラ)。
 
少しずつ表情が曇っていく娘。でもってトドメは「モデル」を体験したこと。周囲の女の子はかわいくヘアメイクしてもらっているなか、ベリーショートの娘は手の施しようがなく、親のひいき目に観てもドレスが似合わず……。予約争奪戦が行われる人気アクティビティなのに、ほとんど笑顔ナシ。これにはまいった。髪の毛が伸ばして2月の誕生日のころにまたやりたいという。健気。涙が出る。それでもカンドゥーで遊ぶこと自体は大好きなので、閉店まで楽しみ、20時過ぎの京葉線で中野まで1時間かけて帰宅。5時間弱ぶっ続けで働き熟睡してしまった青ちゃんを抱えて駅から家まで抱っこして、55歳父へとへと。 

6月24日(月)
保育園に行く直前になって娘突如号泣。「行きたくない!」と言い出す。短髪になった自分を改めて鏡で見てナイーブになっているようだ。「もうそんなことを気にする年齢になったのか」と成長を微笑ましく想う余裕などなく、昨夜に続いて15kgを抱きかかえ、徒歩で保育園に行くハメに。しかも本日は灼熱。娘は涙で、父は汗で脱水状態になる月曜の朝。お迎え時、舞子先生から「ハル・ベリーみたいでかわいいですね!」。いや、アナタそれ20年前のハル・ベリーだから! 

6月25日(火)
18時から高円寺でライターのデグチセイキを送る会。ミネッチ、セグ子、キュイン、ムロ…。みんな久しぶりだ。デグチの主導でピンサロ通りの「58」へ。序盤にスタッフさんに集合写真を撮ってもらう。時間を忘れて馬鹿話。楽しい時間をもっと続けたいけれど、今週はイベント続きで妻に迷惑をかけるので1次会で辞す。改札でセグ子と別れるとき、ちょっと感傷的になってしまった。なかなか会えないからね。酔い覚ましに中野まで歩いて帰る。

6月26日(水)
大病を患って入院していたニョシ子の快気祝い。娘を保育園に迎えに行き、自宅に戻ってからバタバタと出る。19時から高円寺南口の明神丸にて。入口付近でニョシ子と合流する。すでにY君とCちゃんがスタンバイ。入ってみて気づいたけど、ここ新宿三丁目にあったら明神丸だよね? ライターの先輩・畠山ナオキさんがよく通っていた店。ほどなくK子ちゃんも登場。◎◎で1か月入院していたニョシ子は、おもった以上に元気そうで、なんでも飲んでよく食べていた。よかった。Cちゃんに会ったのは20年ぶりくらい? いまやひばりが丘で3人の子供を育てる母なのだとか。大変な時が流れた。19時開始で21時前には一次会終了。二次会以降には参加せず、まっすぐ帰宅して娘を風呂に入れる。

6月27日(木)
年に一度の保育参加の日。去年は僕が単独で参加したが、今年は妻が行ってくれた。ママ友たちと終わったらランチをするとのこと。懇談会でママ友ラインに入ってしまったことが運の尽きだ。

6月28日(金)
今はなき宝島社「この映画がすごい!」の同窓会@渋谷。家を出るときはちょうど雨が止んでいて傘を持たずに出たが、渋谷へ到着すると土砂降り。しかも電車が遅れてギューギューのすし詰め。ホームも人が溢れんばかりで危険地帯に……。ひーひー言いながら地下に潜り、地上に出たところで折り畳み傘を買う。700円なので安いなと思ったらとんでもなく小さい面積のやつだった。10分ほど遅れて会場の居酒屋へつくと元編集長のアマノッチが1人でポツン。その後、三々五々にライターやデザイナー陣が集まる。みな同じような状況で電車が遅れたり、駅からなかなか出られなかったり、迷ったりしていたみたい。一次会で辞して中野へ。今週の送別会、快気祝い、同窓会の3連荘、一度も二次会へ行かなかったな。

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