シンクロ・フード 3963
今回は
シンクロ・フード 3963
を分析していきます。
シンクロ・フードは飲食店ドットコムを中心とした
飲食業界に特化したメディアプラットフォーム事業を展開している会社です。
社長はこんな人
https://www.nomura.co.jp/el_borde/feature/0004/https://www.nomura.co.jp/el_borde/feature/0004/こr
理系大学院から経営コンサルティング会社に入社後、30代に起業されています。
良いところ、悪いところ
総合評価
後ほど、分析していきますが、継続的な成長と高い収益性を続けいている起業です。
割安性の面で懸念がありますが、それを含めて話を進めていきたいと思います。
飲食業界というと景気の影響を強く受けるイメージで、実際シンクロ・フードも影響を受けていますが、それでも店舗の開店から運営のサポート、閉店までビジネスを行っているので、景気後退局面でも仕事があるという印象を受けました。
それでは、分析にいきます。
コロナで赤字になるもV時回復
コロナ後のV字回復は圧巻で、コロナ前を超える成長を見せる。
だんだん成長が鈍化しているが、コロナ後の急回復から安定成長への移行と考えられる。
成長性の理由
・既存コア事業の強化拡大
・事業戦略の追加
既存コア事業の強化拡大
ユーザー数は順調に増加し、26万件を突破(前年同期比12%)
首都圏・地方ともに成長余地が大きく、マーケットシェアを拡大中
事業戦略の追加
アルバイト求人の中心であるZ世代をターゲットにSNSショート動画アルバイト求人サービスを開始して、求人広告サービスの充実をさせている。
事業戦略(SNSショート動画)を追加し、市場規模の大きい収益領域に参入
大手を含めた飲食企業アルバイト領域にも追加
想定する市場規模の想定を拡大
収益性の確認
売上高営業利益は30%近くあり、高水準
ROE,ROAも高水準
収益性の高さの理由
SEOと呼ばれる手法で自社サイトが検索されやすいようにウェブサイトを施策することを基本として、
登録を増やすための営業人員の増強をしていない
ので、低コストで登録者を増やす仕組みを作っている。
飲食店のライフサイクルによって飲食店経営者が必要とするものが違う。
これをサイト内で、不動産業者や内装業者、備品、仕入れ関連の広告を各業界の業者が広告を出す(有料)→飲食店経営者がこれを利用する(無料)。
飲食店経営者が求人広告を出す(有料)→求職者がこれを利用する(無料)
といった形で需要を満たせる者をマッチさせて収益を得る仕組み。
割安性はいまいち!?
現状のPER
実績PERの高値平均が30.0倍のところ、現在のPERが27倍前後で割高感が出てきています。
買い時はいつ?
株価の推移と目標株価をあわせて見ていきます。
調整時期か?
週足チャートです。
ダブルボトムをつけたあと、現在はエリオット波動の第4波で一時下降していると考えられます。
更に日足チャートでもダブルトップを感じさせます。日足では一旦調整後、第3波に突入する時が、買い時だと思います。
買い時は?
日足の一目均衡表で検証すると、このまま行くと、雲にぶつかる。
この時、雲がサポートになれば、700円付近で日柄調整。
雲を割れば値幅調整で600円前後が節目になるのではないかと考えます。
8月9日の決算発表が時期的にキーポイントなるので注目です。
目標株価は
今季来季の一株益の平均29.6円
目標PERを36とする
目標株価は1,065円となる
1065に達すると、上場来高値の半値戻しを達成することとなる。
業績成長が持続すれば調整後、上場来高値を目指す下地ができるかもしれません。
まとめ
成長、収益性は高評価
特に、飲食業界のライフサイクルすべてにアプローチできるビジネスモデルが、景気の影響を大きく受ける飲食業界でのビジネスに大きなアドバンテージがあると思います。
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