アンティークの型紙が見つかる
アンティークの型紙と70年前のエリザベス女王戴冠式の新聞記事に思いを馳せて
以前、趣味で購入したアンティークのドレス型紙を、久しぶりに整理していた時のこと。
古い型紙の間から、なんと当時の新聞に切り抜かれた型紙のパーツがポロリと落ちてきました。
その新聞に目をやると、なんと「エリザベス女王の戴冠式をテレビで見ましょう!」みたいな記事が!
2022年にお亡くなりになったエリザベス女王の戴冠式は1953年6月2日、日本では昭和28年のこと。当時の日本はまだ街頭テレビが始ったかなくらいの時代。
イギリスでは華やかな戴冠式を見る為にテレビを買ってね!という広告記事の様です。
70年前の型紙に思いを馳せる
約70年前のイギリスでは、すでにこんな華やかなドレスの型紙があり、人々は自分でドレスを仕立てていたのだと思うと、なんだか胸が高鳴ります。日本ではまだドレスを着る文化が根付いていなかった頃に、海外ではこのようにドレスが一般的だったんですね。
日本では「ワンピース」という和製英語が一般的に使われていますが、英語圏では「dress」が標準的な表現です。それも、国によってドレスを着る文化やシーンが異なるからこそ、言葉の使い方にも違いが出てくるのでしょう。
海外でのドレスを着るシーン
ヨーロッパやアメリカでは、ドレスを着る機会が多くあります。結婚式やパーティー、プロムなど、さまざまな場面でドレスは欠かせません。また、オペラや劇場鑑賞、公式なディナーなど、フォーマルな場では必須の装いです。いわゆる「ドレスコード」というのが、それにあたる様です。
これに比べ、日本ではドレスを着る機会は限られていますが、ドレスを着るという文化そのものが、日本とヨーロッパ・アメリカでは大きく異なることがわかります。
型紙に刻まれた歴史を再現する
今回、70年前の型紙を手にして、当時の人々がこの型紙でどんなドレスを作り、どんな場面で着ていたのか、想像が膨らみます。もしかすると、誰かが自らの手で、エリザベス女王の戴冠式に触発されて、この型紙を使ってドレスを仕立てたのかもしれません。
そう考えると、この古い型紙を早くトレースして、当時の雰囲気を再現してみたくなります。どんな生地を使い、どんな色合いで作られたのかを想像するだけで、ワクワクします。トレースした型紙を使って、あの時代のドレスを現代に甦らせてみるのも楽しみの一つです
アンティークの型紙に刻まれた歴史を感じながら、現代の技術で再現してみたいという思いがますます膨らみます。これもまた、歴史とファッションを繋ぐ一つの楽しみ方かもしれません。
もし、アンティークの型紙や歴史的なファッションに興味がある方がいましたら、ぜひこの興味深い旅路を探求してみませんか?