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ひとくち日記:にわかだけど90年代V系シーンのバンドと文化が熱い。

ラーメン屋に行ったら突然PENICILLINのロマンスが流れて「オ!?ここは90年代のラーメン屋か!?!?!?」と喜んでいたころモっころ五郎でございます。(呟きで一回書いてる)

またこの前はローソンいったらGLAYの「SOUL LOVE」が流れてたしもうここ90年だろと思っているのも、ころモっころ五郎です。

ここ数年、いわゆる90年V系シーンにいたバンドにぼちぼちハマってかじっている私。熱いんです今。なうです。にわかですが!!!!

いうて殆ど大御所バンドと呼ばれているバンドしかまだ追えてないのです。例えばX,LUNA SEA(ソロもたまに追ってる),GLAY,黒夢(清春ソロ追い中),DIR EN GREY,とかV系じゃないかもしれないけれどBUCK-TICKとか、もうほんとにそのあたりをぐるぐる流しそうめんの機械のようにぐるぐるしてる。あとは論文とか本で読んだけどちゃんと聞いてないバンドがかなりある…といった状況。

さてさて、何故私の中で90年V系シーンのバンドが熱いのか。

こっからはにわかの戯言なので、「聞くに堪えん、貴様は破門じゃ。」と思われるかもしれないです。ご了承下さい。

・きっかけ

実は90年代V系シーンにハマる前からXはよく聞いており、しかも尚且つYOSHIKIの事を謎にやたら調べた後にSUGIZOの存在にぶち当たって衝撃を受けたりもしていたが、その時はそんなに「90年V系シーンにどんなバンドがいたか、どんな文化を持っているのか」についてはあまり興味を持たなかった。

しかしSUGIZOの存在に衝撃を受けてからわずか一ヶ月ほど経った頃、転機は訪れた。それは当時激推ししていたアニソンシンガーが自身のライブでGLAY、LUNA SEA、Xの曲を披露したのだ。

いや、ちょっとタイミング良すぎじゃね?怖いよ。ってくらいのタイミングで90年V系シーンの楽曲に(カバーだけど)触れちゃって、「ちょっと、LUNA SEAや他の楽曲も聞いてみたい。」と導かれるようにして90年に吸い込まれていったのである。

とはいえ、元々80年~90年の邦楽とハードロック系の音楽がとても好きだったのもあり「日本特有の歌謡+ロック+その他もろもろを混ぜた攻撃力強めのサウンド」という音楽形態を持ったV系には「ハマるのは必然」だったのかもと今は思う。きっかけさえあれば、いつでも私は90年に飛び込めたのだ…。

・90年代V系シーンを知ってみて良かったこと①

90年代V系シーンを知って良かったなーと思う点は何個かある。

一つ目は「そのバンドのアーティストがどんな音楽から影響を受けているのか」を知り、更に別の次元の音楽に出会うみたいな連鎖が生まれて、自分の音楽の幅がガンガン広がるという点。

これは非常に面白い。推しバンドのアーティストが誌面なんかで「こういう音楽に影響されてきました。」と言ってたのを見て「じゃあ聞いてみよう!」となって「聞いたことなかったけどこれ良いな!」と新しい扉が開いていく。ひたすら無限に音楽が聞き続けられる歓喜の音楽地獄∞(ムゲン)が訪れる。これってまさにエクスタシイ。

・90年代V系シーンを知ってみて良かったこと②

また、視覚的な面を言えばヴィジュアル系のメイクや衣装なんかも好きで。昔からプリキュアやディズニープリンセスに憧れて生きてきたヒューマンなので、90年のゴリゴリでケバケバなド派手衣装は美しい&可愛く思えて仕方ない。(ディズニープリンセスあんな真っ黒じゃないけどさ。)

その反面で、化粧を「武装」や「攻撃」としていたV系の力強さにも惹かれている。化粧とは、単に美しく着飾るだけではないのだなと改めて「化粧の意味」について考えさせられたり、90年V系シーンからは色々なものを受け取っている。

・90年代V系シーンを知ってみて良かったこと③

独自のコミュニティ・文化形成もまたV系シーンの面白い所だなあと思う。まずコミュニティ形成というのは、LUNA SEAでいえば「SLAVE」だとか、Xは「運命共同体」とか、個々にコミュニティに名前があること。今ではもう珍しいものではないと思うけれど(ジャニヲタやら色々あるから)、コミュニティの中で「バンギャ」「●●系」「上がる」とか色んな言葉を独自に生み出してきたのはすごい。

あまりにV系を知ろうとし過ぎて論文とか読んでみたら、「当時はV系にハマるファンをすごい目で見てる(マイナスな意味で)大人たちがいた」と書いてあるのを見て、「当時はそういうコミュニティ形成が普通じゃないように見られていた過去もあったんだなあ。」と考えさせられた。今じゃ音楽の中でもコミュニティの形成があることは普通みたいになっていたけど、当時にしてはやっぱり珍しかったのかもしれないなあと。

コミュニティ(ファン)の名称・形成以外にもV系シーン全体の中で独自の文化が生み出されているのが興味深くて、V系知りたての頃知り合いから「バンギャ愛用トランク(90年)」を見せられた時「なんだこれ!!!!すごい!!!!今でいう痛バじゃん!!!!」と思った。もしかしてV系って時代の最先端イっちゃってたんじゃないか?本当にすごい。

・イマだからこそ、90年。

とまあそんな風に、時間と体力の都合もあってまだまだ90年V系シーンを全て知れていないのだが、とにかくV系の文化を知るのは興味深くて楽しいのである。人生の体温が2度くらい上がる様な体験をさせてもらってとってもありがたい。

また、今の混沌とした世の中で、90年代V系シーンの文化に触れたりバンドの音楽を聴くことで、それが自分のテンションを下げずにいてくれたことにも感謝しかない。90年代V系シーンのおかげで、自粛期間すごく楽しく過ごせたのである。

きっと今だからこそだった。今だからこそ、きらびやかで、やかましいほど眩しくて妖しくて、毒毒したロックが私には必要だった。今はそう思える。

これからもそんなに早くはないけれど、自分のペースでゆっくり色んな曲について知れたらいいなあと思うし、過去の文化を楽しんで知ったり自分の創作アイデアに取り込んだりしていけたらいいなーと思う。

ひとまず、私はバンギャトランクを作ることを検討したい。絶対楽しいから。

長くなりましたが、本日はそんな感じで!!!

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