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夏の出来事、猛暑を過ごす 突然の痛み
68回目の日本の夏、私の中で夏は知らぬ間に大きく変化した。
お正月が変わったのと同じだ。昔プレステで、「ぼくのなつやすみ」というゲームソフトがあった。初代発売は2000年6月だ。小学5年の息子が初めて手にしたゲームソフトだった。
あの世界は21世紀初頭に少し残っている程度だった。今の子供達の原体験からは消えた世界だ。
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2021年、Switch用ソフト 「オラと博士の夏休み 」クレヨンしんちゃんは 相変わらず大人のノスタルジーを刺激してくれる。
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熱帯夜の憂鬱
今年の夏は暑い、毎年酷くなっている。私は昔からノークーラーを実践しているが、「何週間も35度!」
こんな日々は何かがおかしい。こんなことは20世紀にはなかった。
私も68才になり、長々と続く熱帯夜に流石に心が折れそうになる。
しかし慣れた。人間の適応力って怖い。ただ体調は今一だ。
温暖化の一番の要因は加速度的に熱帯雨林、ツンドラが消えていくことだ。それを指摘しない。そして国はEV、太陽光発電などをメインの対策として推奨する。モノを作る、捨てるが一層温暖化を進める。
森林や土壌、海洋の適正化が一番温暖化対策に有効だと思うけど、全ての家でエアコンを推奨して、「夏は家からでるな!」
マッチポンプとしか思えない。
この世論はこのまま変わらないのだろう。
熱中症の危険がある
「迷惑だからクーラー使え!」と言う前に、少し考えて欲しい。
私は夏場にトライアスロンの試合、練習と30年以上やり続けているが、過去一度も熱中症になったことはない。それは普段からクーラーを使っていないからだ。それと5月頃から暑さ順応対策をし汗腺を全開にしている。
つまり暑さに体を対応させている。しかし、老人になりそれがなかなか難しくなっていることはある。
ここで昭和の家と令和の家の違い、土地の広さの違いもあるし、耐震問題もあるが、今の家は窓が少ない、風が抜けない。でもそれはあまりにもAI的建築だと思う。建築家に頑張ってもらいたい。
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エアコンライフ
今時の生活を見てみよう。違うという方々も最近は多くなっているが、これが多数派だ。
まず、家では完全空調、学校も今やエアコンがある。そしてエアコン付きの車、電車、バスで外出、買い物は寒すぎるスーパー。常にエアコンを使った適温の中で生活している。だらだらと汗などかかない。汗疹(あせも)もチンク油も知らない子供達。
しかし自然災害は想定外にやってくる。ある日、落雷で東京が停電する。
車のエアコンをつけて車に退避する事は出来る。それでもEV車だと直ぐに電気がなくなる。
「さて、周り全部が停電だ。どうする?」
今までの生活で、体の汗腺は機能しない。汗をかけない。
熱中症となる。
コンクリートの庭、雑木の無い公園、何処にも木々も土も雑草もない、池もない。全ての建物からエアコンの排熱。大型マンションが海風を遮断。
その対策はCO2削減だ。この言葉が変だ。
CO2は地球から消えるわけではない。自然の中に固定化されることで、空気中のCO2が減る
ここでいう削減は、自然の中に固定化されたCO2を空気中に放出する量を削減することだ。言い換えれば放出したCO2をその量だけ固定化すれば問題はない。しかし、光合成する自然の木々が激減している。そちらの対策が追いついてない。または知らないふりをしている。
突然の筋肉痛
話題は体のことになる。
8月10日くらいから、臀部から太ももにかけて痛みがでている。痺れではないので神経痛ではない。
捻挫や怪我のズキズキする痛いみでもない。
少し歩くなどの運動をすると痛みが和らぐ。おそらく血液循環をよくすると痛みが消えるのだろう。となれば筋肉痛だ。
だったら一体何時の?
7月23日の瑞垣山登山の疲労だろうか、2週間遅れの筋肉痛。実際、瑞垣は歩いて直ぐに左足の脹ら脛に痛いみと張りがあった。かなり蓄積疲労があったと思う。しかし登った。その無理が1ヶ月後に痛みとして出るのだろうか?
トライアスロン、MTBレース、登山後と、スポーツの後は疲労を抜くため軽く運動をする。
今回は自転車ローラ台、筋トレ、長距離ウォーキングをやった。疲労を抜くために運動する。これが今までのルーチンだった。
しかし、今年のクソ暑い夏のせいで、逆に疲労をさらにため込んでいたようだ。それも違うかぁ・・、歳のせいかもしれない。
とは言っても、全く運動をしないこと疲労は取れない。その案配が以前と違っているようだ。まさに65才からの老化だ。
この痛みにより、8月19日の富士登山を急遽キャンセルした。6月から続けていた登山、富士山がシメだったが、しょうがない。
本日も自転車ローラ台で少し練習するが、痛みはない。やはり登山の疲労が抜けきってなかった所に疲労を重ねた結果だろう。
庭のヒマワリ、首をうなだれている。これが現状の私だ。
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もう一つの要因
7月に咳きが止まらず、倦怠感があった。「これはコロナ?」
私は検査しなかったが、保育園で仕事をしている妻は検査をする。陰性だった。しかし妻は臭覚異常で、臭いが分からないまま現在に至る。典型的なコロナの後遺症だ。私の筋肉炎症もコロナの後遺症の可能性もある。でも治療は対処療法しかない。
ランタンの修理
8月のキャンプで使ったコールマンのランタン。燃料漏れがする。ほっておくと使用時にランタンが燃える。危険なので修理しようと思い燃料バルブのOリングを注文した。
納品されたOリンを交換しようと、ランタンを分解したら型番は同じでも、1980年代のランタンはOリング無いことがわかった。
「マジかぁ」36度の暑い中、汗だくで作業していたのでショックは大きい。
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結局燃料バルブASSYでの交換しか方法はない。部品は2200円するが注文する。捨てる選択肢はない。修理するのが基本だ。
分解してわかったが、アメリカ製のアウトドア用品は丈夫で構造がいい。金型精度がよければOリングは使わないですむ。ゴムは劣化するのでアウトドア製品において致命傷になる。
最近思うのだけど。ものつくりにおいて、China品質に世界が加速している。その方が安いし売れる。フランスのオリンピックでそれを実感した。
デザインとコンセプトは抜群。だけどすぐ劣化するメダル。
追記:
高石ともやさん、2024年8月17日に亡くなられた。82才。謹んでお悔やみ申し上げます。
高田渡さんも既にいない。私は寂しい。
山下達郎さんのライブで、達郎さんが、高田渡さんの「コーヒーブルース」を弾き語りで歌っていた。これには少し感動した。