SHOWROOMガチイベで、推しに20万pt注ぎ込んでみた結果
SHOWROOM(ショールーム)という配信プラットフォームがあります。このSHOWROOMでは、配信者が特典をかけて獲得ポイントを競い合う「イベント」が日々開催されています。
イベントの特典には、物品もありますが、知名度アップにつながる企業のイメージキャラクターやアンバサダーになる権利を競うものが、配信者には人気があるようです。
ポイントは、配信者が視聴者からギフトを送ってもらうことで獲得できます。ギフトとは、平たく言えば、投げ銭です。ファンがより多くのお金を出した人が勝つ。1円でも多くお金を集めた配信者が勝利を手にする。それがガチイベなのです。
ところで、自分には最近推し始めたVTuberがいます。
彼女の名前は「萌えみのり」。
いつも楽しそうに笑っていて、破天荒を気取りながらも、隠し切れない真面目さや謙虚さ。そして、自身もオタクであり、オタクにとって近い存在。何と言っても声がかわいい(重要)。「意味がなくても生きていいよ」と言う言葉に、救われたオタクも少なくないことでしょう。
彼女には面白くて、優しくて、キャラの立ったファンたちがついています。彼女の配信ではよく「限界集落」と言われたりします。
この界隈は、配信で萌えみのりと限界集落の住民たちとのやりとりを見ているだけでも、笑いが止まらないほど面白いんです。なので、どうしても。
その中に入りたいと、思ってしまった。
自分は、推し始めて3ヶ月くらいなんですよね。新参者です。
新参者がどうすれば集落に受け入れてもらえるか…。考えました。
そうだ、ガチイベで課金して貢献しよう!
そして、その時はついにやってきたのです。
日乃屋カレー秋葉原店 2代目公式アンバサダー決定戦!!
自分は、あらかじめ決めていました。
次のガチイベで20万ptを投げると。
SHOWROOMでは、1pt = 1円です。つまり、20万円分です。
ただ、SHOWROOMでは、配信を見たりコメントをすることで、無料でポイントを稼ぐことができます。よくSHOWROOM配信者やファンがコメントしている「カウント」や「星捨て」などの独自用語は、その無料ポイントを集める行為のことです。
そのような無料で集めた分もあるとは言え、普段の生活でそうそう支払う金額ではありません。周到に用意した予算枠だったのです。
そして、ガチイベ最終枠のラスト5分。
あらかじめ何度か有料ギフトは練習で投げていたものの、一度に10万円以上が、スマホのタップで消えていく現実。流石に指が震えました。そして…
ガチイベ最終枠の壇上に乗れました!
見て!壇上には恐ろしいほどの数のギフトのクマが!(1個1万円)
貢献ランキングにも入れました!
ただ、慣れていない無料ギフト集めに失敗…。何度か参加できない配信もあり、計算上行けるはずだった20万ptに届かず。
しかし、1位の国保さんは69万ptって…。恐ろしい…。
そして、トータル400万ptを超えるオタクたちの支援を受けて…
結果は、見事…推しのランキングは…!
3位でした!!!!
ええ〜〜〜〜〜〜!??!???!?!?
もうね、上位2名は、ひとりで100万pt以上投げているファンがいるんですよ。どうなんですかね。廃課金者を何人抱えているかでイベントの大勢が決まってしまうのって…(どの口が言うのか)
と言うことで、推しは企業アンバサダーになれませんでした。
勝てなかったイベントに20万ptを注いでしまったのです。
その結果感じたことを、この記事では書いていきたいと思います。
ここまで非常に長かったですが、まだ前置きが終わったところです。
勝てなかったけど、ガチイベは楽しかった
なんだかんだ言っても、イベントは楽しかったです!
普段の配信のゆるさ、居心地の良さも楽しいですが、初見さんには入りづらいのは間違いないと思います。萌えみのりのファンには、初見に分かりにくい用語が出てきたら即座にコメントで補足してくれるなど、やさしい方がいるのでそれでも入りやすいのですが、イベントは「いつものメンバー」だけでは勝てません。
イベントだからこそ、いつもは真面目に告知しない推しもちゃんと配信の告知をしてくれますし、その結果普段は配信にこないリスナーがひんぱんに来たり、コラボなどで交流のあるVTuberが何度も応援に来てくれたり、活気のある配信を楽しめました。
また、ファンの一体感や高揚感も感じられ、それも良かったです。実際に順位を競っている推しにとっては、胃の痛い1週間だとは思いますが…応援する側としては、忘れられない1週間になりました。
最終枠が近くにつれ、みんながぼつぼつと「ラスト5分」の話題をしていき…そして、その時が訪れる。乱舞するギフトの山。圧倒的なカタルシス!
最終日には他にも神がかり的なエピソードが立て続けに起こり、萌えみのりは「持ってるな」と思わせてくれました。
たけはらさんが間違えて別のルームに1万円のギフトを間違って投げてしまい…そのルームのファンの人が、最終日に応援しに来てくれました。
国保さんが驚異の69万ptを投げ、みんなが驚いていると、最終枠終了後にマノ先生がひっそり有料ギフトを投げていきました。張り詰めた空気が一気に解けて、爽やかな後味に変わりました。
全てが仕組まれた筋書きかのように、ドラマがありました。唯一、推しが敗れたことを除いては…。
いや、これも必要な道のりなのでしょう。今回、1位と2位の戦いは、ファン層の厚さが勝負を決めることを強く印象付けるものでした。廃課金者の金額はどうしても目立ちますが、数千〜1万pt程度を貢献するファンの数が多い方が圧倒的に有利に戦える。
今回1位の一条アリアさんの貢献者ランキングは100位の方が3000pt貢献。一方、萌えみのりちゃんに3000pt以上貢献した人は、80人に満たなかった。この差が大きかったように思います。
期間中毎日1回か2回、その時に持っている無料pt(星)を投げてくれるくらいのファンの数、これをいかに増やすかが、次の戦いまでの課題なんだろうなぁと思いました。
最後に、20万ptを注ぎ込んでどう思ったかを述べてこの記事を終わりたいと思います。結論としては、やって良かった。
少なくとも、デジタルイラストのバリエーションを揃えるのに、ガチャを回しまくるよりは圧倒的に精神的に満たされました。
萌えみのりオタクとして、一定の貢献をしたと言う矜恃も得られました。
やる前は、あくまで人生経験としてやってみよう、ガチイベが終わったらジェムカンオタクに戻ろう、と思っていたのですが、萌えみのりというコンテンツの最後まで見届けよう、と言う気持ちにもなりました。もちろん、ジェムカンは追い続けますが…(メジャーデビューした勢いに乗るコンテンツを手放しでどーする、て感じですしね)。
あとは、課金額について。他のルームの高額課金者のツイートをチラッと見てしまったんですが…。やはり、高額ギフトはキケンな遊びですね。特に負けると精神を焼きます。あまり気軽に手を出すものではないな、と人ごとのように思いました。
少なくとも、金額は他人と相談してはならないし、他人に金額を聞くことも厳禁。今回、不安で人にいくら投げるのか聞きたい衝動にかられましたが、抑えて良かったと思います。課金額は自分ひとりで決め、他人の意見で変えてはならない。それがこの遊びのコツのように思いました。
さて、次のガチイベに備えて、積み立てますか!いくらにしようかな!
一番がんばったのは間違いなく萌えみのりちゃん自身です。
お疲れ様でした!ありがとう!最高のエンターテイナーだよ!