スモール&タフ宣言
スモール&タフ宣言
ころから、共和国、タバブックス「ほぼ10周年」に寄せて
わたしたち、ころから、共和国、タバブックスは、2013年から2014年にかけて創業した出版社です。
今年から来年にかけて創業から「ほぼ10周年」を迎えるにあたり、志をともにする書店へフェア開催を呼びかけたいと思います。
わたしたちが刊行する本のジャンルは、重なったり、重ならなかったりしますが、いずれも一人から三人の少人数で運営してきた点や大量配本/大量返品をよしとしない点など少なくない共通点があります。
さらに、最大の共通項は「スモール&タフ(Small & Tough)ーー小さくともしたたかに」という点ではないかと考えます。
わたしたちが創業したとき、すでに出版業界は「斜陽」とされ、書店が激減する途上でした。
しかし、その後のほぼ10年で起こったことはワクワクするような変化でした。
たとえば、わたしたちが創業してからも、いわゆる「ひとり出版社」が続々と設立され、何十もの「独立系書店」が全国に現れました。
また、全国各地でブックフェスや本のマーケットなどの販売イベントも隆盛を迎えています。
こうした変化が起きたほぼ10年間に、わたしたち三社は合計で200冊におよぶ本を刊行してきました。この三社がなければ世に出なかった、あるいは後世に残らなかったかもしれない本ばかりです。
小さくともタフに本づくりを続けることで、多くの読者と出会うことができ、そして書店に対してもわずかでも売上に貢献できたのではないかと自負しています。
そこで、志を同じくする「スモール&タフ」な書店に呼びかけたいと思います。
2023年から来年にかけて、「スモール&タフ!! ころから・共和国・タバブックス”ほぼ10周年”フェア」を開催しませんか?
仕入条件など詳細は別途に記しますが、多くの書店がシビアな状況をタフに乗り越えようとされていると考えます。
ゆえに「同志」としてつぎの10年を支え合えればと考えます。
2023年6月
ころから、共和国、タバブックス(アルファベット順)
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