眼科は怖い場所⁉️
眼科に行った日のこと。
そのクリニックは商業施設の中にあり、玄関の外にも待合の椅子がありました。玄関の受付が混んでいたので、外の椅子で呼ばれるのを待っていると、4歳から5歳位の女の子と保護者であろう女性が治療を終えたのかクリニックから出てきました。
どうやら治療を受けたのは女の子の方だったようで、早く帰ろう💦あっちへ行こう💦と泣きじゃくり始めました。〝まだ呼ばれるからもう少し待って〟と、保護者の女性は言うのですが全く聞く耳を持ってくれません。次第に声をもっと大きくなり、あたりに響くような大きな声で帰ろう💦帰ろう💦と連発。〝もう少ししたらママの所に行くから〟と女性はなだめながら、抱っこしたりおんぶしたり、その場を歩いたりして機嫌を取ろうとしていました。何度かクリニックのスタッフの方が様子を見に来ていましたが、女の子が落ち着かないのでとうとう診察の継続を断念してしまいました。
私も生まれつき視力障害を持っていたので、小さい頃から眼科に通っていました。歯医者よりも注射よりも怖くて大嫌いな場所でした。
暗いところに連れていかれて、
目をこじ開けられて、
薬を入れられたり、
眼圧を測る為にガラスの棒を突っ込まれたり…
そりゃ行かずに済むならそうしたかったくらいでした。
でも…そんなわけにはいきません。
その女の子の母親がどうして一緒にクリニックに来られなかったのか分かりませんが、その子の為を思うなら抱っこやおんぶでごまかすのではなく〝今日は大切なことをするために来た〟のだと言う事をそろそろ女の子には教えなくてはならないのではないかと思った次第です。抱っこやおんぶでごまかすのはその場凌ぎに過ぎず、その女の子は泣けば全てが免れると思い込んでしまうでしょう。
私が病院でぐずると、母は私の目線まで降りてきて〝どうしてここに来たのか〟こんこんと話してくれました。今、なかなかその内容を思い出せないのですが、帰り道はいつも手をつなぎ、笑顔でいたことを覚えています。
訳が分からないから怖いんです。
不安になったりするんです。でも、これは大切なんだ、必要なんだと知ったら少しは挑戦したり頑張ったりできるものなんです。1回目がうまくいかなくても、次には少し理解できるかもしれない…わかるまで、できるまで、諦めてほしくないなと思う次第です。
🍀まえぽん