11/28 7163 住信SBIネット銀行が寄り付き10%、9時代に17%株価が上昇(爆上がり)した理由



本記事の概要:住信SBIネット銀行が爆上昇した理由を解説。
この銘柄の今後のポイントとその理由を簡単に解説。
なぜ上がるのか?どこに期待値があるのか?

爆上がりした背景

なぜこのタイミングか:11/27に中間決算の発表があったため。

なぜ上がったか:決算内容が良すぎたため
金利上昇が局面化し、株価に織り込まれ始めているため(12月の上昇の織り込みは完了しているが、今後の期待感もあり。銀行は貸出残だが多ければ多いほど金利上昇時の利益が多くなる。)

背景の内容

決算内容と、貸出残高の上昇について確認する。
1.決算内容:(端数は切っています)
事業毎の数値

セグメントごとの分析

デジタルバンク事業
粗利益 +3600(百万円) 昨年比約12%UP
経常利益 +2000(百万円) 昨年比約13%UP

BaaS事業
粗利益 +2200(百万円) 昨年比約56%UP
経常利益 +750(百万円) 昨年比約45%UP

参照:2025年3月期半期決算書

BaaS事業の伸び率がエグイです。約56%UPは化け物級。最近この事業に力を入れ始めている事は、企業概要などにも記載されています。以下は引用。

ブランド「NEOBANK」サービスとしてインターネットをチャネルとした預金・送金の銀行業務、カード業務、カードローン・住宅ローン、投資・運用業務等の金融サービスを提供。デジタルバンク(モバイルアプリ・インターネット経由の商品・サービス提供)、BaaS/Banking as a Service(銀行代理業者として提携先経由で顧客にフルバンキングサービスを提供)、THEMIX(広告などの非金融事業)の3事業を展開。

マネックス企業情報 企業概要 

さすが北尾様、すごい洞察力。
この事業、最近Youtubeなどでも頻繁に紹介されています。若者やミドル世代にかなり人気のサービス。採用企業も時代の流れに乗っていて、主観でも良い感じ。

その詳細と今後の期待感

伸び率の上昇余地:
BaaS事業の市場規模はかなり広いと考えられる。
ここは主観も入っていますが、どの事業にでも活かせる・算入できるので市場規模が広い。後、競合他社が現時点であまり存在していなく、ブルーオーシャン(一応楽天銀行はいるけどね、CEOの手腕に差があるので。)、あとはこの業界で断トツトップという点。(これも大きい)
金利上昇に伴う、営業利益の増大が想定される。
また、同社はネット銀行でも首位を誇っていて、住宅ローンのサービスにも力を入れている。短期決算書でも述べられていますが、住宅ローン残高の貸出金が非常に多い、かつ伸びている。

貸出金

・最後に他事業との掛け合いでクロスセルも上手に取り入れている。
三井住友関連のOliveによるポイントアップに入れたり、ネット銀行のランクアップ条件に入れたり。あと住宅ローンも普通に条件良いですしね。(ネット銀行という事で不動産会社には嫌がられる節もありますが。(笑))

本銘柄のバックボーン

2023年に上場しました。確かコロナの影響で上場を延期していて、バリュエーションがなかなか付かないことにCEOは怒っていたはず。
過去の経緯と概要詳細:
2023年3月に東京証券取引所プライム市場に上場しました。同行は2007年に設立され、主に個人向けネット銀行として成長。上場の目的は、資金調達の強化や成長戦略の加速を目指すものです。IPO時の公開価格は1,200円で、初値は1,222円でした。
上場時の初値は1,222円で今は3,100円台。約2.5倍
※これぞIPOドリーム!(ちょっと違うw)

※本記事は特定の銘柄に投資を推奨するものではありません。

いいなと思ったら応援しよう!