学位を持つに値しない私
大学院を修了しました。修了式では学長さんのありがたいお話や修了生代表の式辞があります。こういうとき、私のような薄っぺらい人間は、ステキなお話がちっとも心に染み込みません。「大切ななかまたちと学び」とか、「ずっと忘れません」とかきいてると、『私はそんなに知り合い増えてないけどな』とか、『リモート授業ばかりで例年より関係は希薄なのでは』とか、『自分が大切ななかまと思っても相手はそうとはかぎらないよな』とか、『ずっと忘れないって、もう呪いみたいなもんじゃねえか』とか、『記憶ってわりと美化されて事実と変わっちゃうよな』とか、頭の中でツッコミをしまくっています。そして、最後に『こんな最低なこと考える奴が大学院修了していいのかよ』とツッコんで修了式は終わりました。私が学位を持つなんて、世も末ですね…。