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取るに足らない小噺2022

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2022年は1日1ブログを目指しておりましたが、結局4ヶ月分しか書けませんでした。東京から広島に帰ってきて、新しい職場で働くことになり、色々大変だったのでしょう。という、言い訳を…
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2022年6月の記事一覧

審判はつらいよ

 スポーツの試合において審判が言うことは絶対だ。それがたとえ誤審だとしてもだ。
 
 今日野球の審判をした。人生初の三塁塁審だ。どこに立って何をすればいいかもよく分からない。ひとまず、三塁の少し後ろに立っていた。ファールのとき両手をあげること、フェアのとき、フェアゾーンを片手でさすことくらいしか分からない。ランナーがいるときはどうすりゃいいんだか、さっぱりピーマンである。おまけに蚊がいたのだろう。

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お金ではないのだよね

 カープに秋山選手がやってくるというのを職場できいた。他球団とも交渉していたが、カープを選んだそうだ。その決め手は、お金ではなく自分に対してかけてもらった言葉だという。
 
 お金はもちろん仕事を選ぶ上で考える要素ではある。しかし、一番重要なことではない。そこにどんな人がいるか、どういう人と仕事をするかが重要なのだ。
 
 悪口や値踏みするような発言をする人とともに仕事をすることはできない。そんな

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ヤクルト1000

ヤクルト1000

 上司から必ず確認してほしいという情報がまわってきた。念を押されるので、急いで確認してみると、『ヤクルト1000』がとてもよいという内容だった。焦って損をした。これを飲むと、ストレス軽減して睡眠の質が上がるらしい。
 
 上司が念を押すほどのことだ。よっぽどなのだろう。すぐに家の近くのスーパーやドラッグストアに向かった。しかし、残念ながら売り切れていた。テレビを持たないかつスマホでは自分の気になる

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無駄なことをしてはいけない、ていうか恥ずかぴー

 人生に無駄などないという美しい名言がある。私も人生に意味を見出すため、この美しき名言を信じている。が、残念ながら例外もある。このブログを読むという行為は、明らかに無駄である。だから今後このブログを二度と見てはいけないというメッセージをあなたに送る。あなたとは、そう、今ニヤついているあなたである。
 
 今日の午後、私が職場でお仕事をしているとき、ふと言われた。「誕生日何日ですか?」私は『31日で

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外野守備怖し

 最近、地元の野球チームの試合に参加させていただいている。4月から、週に1回ほどのペースでリーグ戦が行われている。所属チームは、今シーズンまだ一度も勝利していない。
 
 私は、レフトの守備につくのだが、野球の外野守備というのは非常に難しい。フライやライナーの打球の落下地点がなかなか予測できない。少し前の試合でもエラーをした。守備についている間は常にハラハラしている。
 
 今週の試合、チームは2

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先月の電気代

先月の電気代

 電気代はランニングコストである。いかに値段を抑えて、お金を浮かせることができるかはとても重要である。一人暮らしの30代の月あたりの電気代はいくらぐらいなのだろうか。友達の少ない私では情報を集めることができない。いと悲しきなり。しかし、最近電気代を節約できているのではないかと思っている。先月は1ヶ月で400円だった。このペースを維持できれば年間4800円である。SDGsに貢献している気がする。誰も

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家電の三種の神器

 1950年代、家電の三種の神器と言われたテレビ、冷蔵庫、洗濯機が現在我が家には存在しない。
 
 テレビとの別れは7年前に遡る。テレビは言った。『仕事と私、どっちが大事なの?』あの頃の私はまだまだ若かった。野心もあったのだろう。仕事を選んでしまった。
 
 冷蔵庫との別れは、東京でだ。冷蔵庫は言った。『私、広島に帰るわ』あの時の私は何も言えなかった。引き止められなかった。それから、彼女とはもう会

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先発ローテーションの一角を失った

先発ローテーションの一角を失った

 冷蔵庫が家にあったころは、ご飯、冷奴、納豆、もずく、サラダ、みそ汁という調理の必要がほぼないものを食していた。このメニューが編み出されたのは、遡ること12年前。大学の食堂で、ヘルシーかつ財布に優しいというコンセプトのもと誕生した。それ以来、一人暮らしをはじめてからしょっちゅう食べている鉄板メニューである。
 
 冷蔵庫が家からなくなり、数ヶ月が経過した。我が鉄板メニューを食すのが難しくなっている

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給食愛

 18年ぶりに給食を食べる日々を過ごしている。中学生だった頃以来だ。牛乳を2本飲んだり、ご飯を多めに入れてもらった日々を思い出す。給食費の元はしっかり取っていただろう。そして、何より私は給食を愛していた。
 
 33歳になる今、その想いはさらに募っている。今の私は、給食の時間が1日で最も待ち望む時間である。給食が楽しみで仕方ない。栄養バランスに豊富なメニュー。一口一口が愛おしい。
 
 こんな私の

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ドライバーのコミュニケーション

 私の愛車は、真紅のボディーでエンジンがハイパワーな馬力を持つフェラーリとはちょっとだけ異なる青色のボディーでエンジンがエコな馬力を持つデミオである。デミオの中でも少し古めの型である。青にも色々あるが、控えめな私には似ても似つかぬ鮮やかな青色である。そのため、パッと視界に入ると割と目立ちやすいのではないかと思う。
 
 昨日、車で信号待ちしていると、反対車線に我が愛車とまったく同じ青色のデミオが止

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