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自由学園1学期の振り返り

簡単に今のわたしの自己紹介をする。
自由学園で 高等科 の 社会科(公共/日本史探究)
を担当し、
高1副担任の中川李梨子です。


4月から 独立学校法人自由学園 で過ごし、
1学期が終わった。

ふりかえって、
今のわたしの ことば で残したかったから、
書いてみることにする。





余談になるが、
わたしは「働く」という言葉が好きではなく、
お金を得るために時間を費やしているという
感じがするので、
この表現は使わない。


つまり、
わたしはここで、
お金を得るために働いている のではない。
物理的にお金は得てるが、
それが第一ではないということ。

私が毎日過ごしている、
自由学園はこんなところ▼


このHPを見ただけでは、
学園の良さはまだまだわからない。けど、
自由な学校でとにかく面白そう!
ってことは伝わるかな。



1学期、さまざまなことが起きた。
正直言って、この1ページには収まらない。



簡単に、
行事をまとめてみる。

  • 4月 入学式 

  • 5月 中間テスト
       学校説明会

  • 6月 期末テスト 
       遠足 ( 2泊3日の蝶ヶ岳登山 )
       学校説明会

  • 7月 成績会議 / 終業式



毎月、毎週、毎日、
かわる

礼拝も、
励ましも、
空のいろも、
お昼のお食事も、
何を誰と話すのかも、
大芝生の雑草の育ち度も、
朝のクラスみんなの調子も、
学園に来ていく洋服とピアスも、
その日、その時間のたった1回の授業も、
etc...

ちなみに、
学園用語がいくつかある。
最初は暗号のように聞こえていたが、
今はもう慣れてしまった。
が、まだわからない用語はあると思う。


例)・励まし…1日の目標
 ・労作…掃除の時間
 ・家族…クラス5人ずつのグループ
 ・あと片付け…お食事後のお皿洗いや掃除担当
 ・本鈴/解散…朝の集まり、帰りの集まり
etc....


そんな、名前を覚えるところから始まった1学期。



中学、高校生の生活を体験し、
彼女たちの つくるの多さをみた。


この つくる はそれぞれの意味がある。


学園を 創る
食事を 膳る
植菜を 育る
思いを 語る
文字を 綴る
学びを 築る
わたしを 拓る


そこには必ず、ひと から ひと へ
がある。


人から人へ、は
ときに対立したり、すれ違ったり、逃げ出したり、イライラしたり、
しちゃうときもある。
しょうがない。人間だもの。


だけど、
そこには、わたしの愛から あなたへの愛 がそっとある。


「とびきりの愛を込めて言おう
あなたが幸せでありますように」

初代委員長の言葉

学園の中には、
たくさんの愛とひとり一人の幸せであふれてる。


先生→生徒 ではない。
学ぶ者 = 学ぶ者 こっち。


まず、学園の中に先生はいない。
年齢関係なく、皆が学び者 という考えだからね。
上級生から下級生へ。



生活の送り方から、食事の食べ方まで。



根を成長させる。ような感覚。
花は上に伸びるが、
下の支えがないと咲くことはできない。


彼女たちのそのひとつ1つの愛が、
これからの彼女たちを拓き、
いまも、これからの、学園を拓いてきた。



そんなことが感じられた1学期だった。


起こる ことは 起こる
を楽しみたい。



やりがいとか、達成感とか
よく聞くけどそんな言葉では収まり切れない日々がある。


これから
じっくり、ゆっくり学園の人生を見ていきたい。


では、また2学期!





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