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フェミニスト議連の件を時系列で纏める
署名開始から1か月ほどたったことに加えて、自分でも忘れそうになってしまうので時系列順で纏めてみようと思います。
戸定梨香が松戸警察署とのコラボ開始
2021年7月16日に松戸警察署と、松戸市ご当地Vtuberの戸定梨香がコラボすることが発表されました。
コロナ禍の中で、非対面によるVtuberを起用することで交通安全運動を広くPRすることが目的とのことです。
これにより、戸定梨香による交通安全のPR動画が公開されました。
※千葉県警広報課による動画は閲覧できないので、戸定梨香の所属事務所のチャンネルから引用
全国フェミニスト議連による公開質問状の送付
この動画に対して、2021年8月26日に全国フェミニスト議連より「ご当地VTuber 戸定梨香」を啓発動画に採用したことに対する抗議ならびに公開質問状」が千葉県警本部、松戸警察署、松戸東警察署、千葉県、松戸市、松戸市教育委員会宛に出されました。
公開質問状のPDFリンク
質問状のサイトに、各宛先からの回答が記載されています。
松戸市教育委員会、千葉県警、松戸警察署、松戸東警察署は9月9日付、
松戸市は9月16日付で回答を出しています。
動画の削除
9月10日、戸定梨香による交通安全PRの動画が削除され、視聴できない状態になりました。
千葉県警から発表された削除の理由は「部外から性的対象にあたると意見があったこと、交通安全を呼びかける動画であるのに、本来の見方をされない可能性が高まった」とのことです。
同日、有志による署名活動が開始されました。
全国フェミニスト議連に対する抗議と公開質問状
全国フェミニスト議連による抗議の内容に問題があるとして、有志による抗議と公開質問状に関する署名が展開されました。
質問の内容としては以下となります。
1.VTuberが「丈の短い着衣」「大きな胸」であることが直ちに「性的対象物」になると断定する理由をお聞かせください。
2.VTuberが地域の交通安全啓発をすることが、なぜ「性犯罪誘発」につながるのか、明確な機序をお答えください。
3.あなた方の抗議活動は、「株式会社 Art Stone Entertainment」やVTuberを運営するクリエイターの公共空間における表現活動の場を奪い、経営者である板倉節子氏をはじめ、女性の自己表現の機会を潰す結果となっておりますが、そのことについて、女性活躍推進の観点からどのようにお考えか、お答えください。
4.自らの肉体の年齢や性別と異なる姿になり、自らの意思によってその服装や肉体の在り方を決定するというVTuberという存在について、LGBT、特にクロスドレッサーの人権の観点から、どのようにとらえているかお答えください。
5.戸定梨香氏の体型や服装は、VTuberとしてごく一般的なものと考えますが、そうしたVTuberの動画が「女児を性的対象とする」ものであり、「性犯罪を誘発する」と貴連盟が断定する根拠をお答えください。
上記質問に対する署名は、この記事を記載している2021年10月11日時点では、68,000件となっております。
質問の回答希望日は9月24日となっていますが、議員連盟からの回答はありませんでした。
ただ、2021年9月18日に議連の見解を示す内容が、議連の公開質問状のサイトに載っています。
こちらによると、「削除をしたのは警察であり、議連としては公的機関としての認識を問うたもの」としています。
全国フェミニスト議員連盟による記者会見
2021年10月8日にフェミニスト議員連盟が記者会見を行いました。
会見の内容としては、県警に送付した公開質問状の詳細な説明と、脅迫が寄せられている現状の説明となっており、署名に関する質問の回答はありませんでした。
以下、個人的な考え
私としては、フェミニスト議員連盟は抗議者による質問状に回答した方が良いと考えます。
削除の理由に「性犯罪を誘発する」とまで記載しているので、その根拠を示さない限りは「戸定梨香の衣装は性犯罪を誘発するものである」と言っているのと同じであり、非常に不名誉なレッテルを貼っている状態だからです。
このレッテルが貼られている以上、公共機関だけでなく、どの場に出しても「性犯罪を誘発する」とみられてしまい、外部機関とのコラボによる活動が一切できなくなります。
無根拠にそのようなレッテルを貼り、地元の活性化を目的とする活動を阻害することが議員としての仕事かと言われると疑問でしょう。
フェミニスト議連の方も、フェミニスト議連に賛同している方も、「性犯罪を誘発するとした根拠」を示すことが、いち早い解決につながると考えます。
もちろん、フェミニスト議員連盟は質問に答える必要はないです。
ただし、「68,000件の署名とともに出された公開質問状に回答しなかった」ということになり、それによって生ずる結果は受け入れる必要があるでしょう。
回答する、回答しない、どちらをとる方が将来的に見てメリットとなるのかは、よく話し合われて決めた方が良いと思います。
お願い
本記事に関して、誤りがありましたら、公開されている記事などを基に指摘していただけると助かります。
その際は、加筆・修正を行います。
よろしくお願いいたします。