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フェミニストのデモに関して思うこと

前々から多くの方のnoteを読んでいて、自分でも書いてみたいと思い実施することにしました。

テーマは、最近目にしたフェミニストの方のデモに関してです。

1.初めに

先日、以下のようなデモがありました。

新聞赤旗の記事では30名ほどの方が参加されたとのことです。
2021/09/08 追記 記事の訂正がなされたそうで、「30人の市民が集まり」の部分が削除されたとのことです。
参加した方の公表では「70名が参加した」とのことです。

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途中、トラブルがあったとのことですが、参加者の方達の対応により問題はなかったとのことでした。

以下のnoteは参加された方のもので、そのように記載されています。

2.デモと目的と実現可能性

デモの目的としては、「女性を狙った犯罪を起こさせない」とのこと。

目的に対しては特段問題はないのですが、個人的には今回のデモによる目的の達成は甚だ難しいのではないかと考えます。
理由として以下に2点、挙げていきます。

3.手段と目的の乖離

デモを行うことにより得られる効果は、参加者の考えを知ってもらえることがあると考えます。
知ってもらうということは大事ですが、今回のデモでは知ってもらったうえで、何を求めているのでしょうか。
そして、知ってもらうことと犯罪を抑制することの関連は何なのでしょうか。

犯罪の抑制に必要なことは、加害者を発生させないことです。
デモにより、差別や憎悪があることを可視化させたとして、それは加害者が加害行為を行うことの抑制につながるのでしょうか。

差別や憎悪があることは否定しませんし、それらが許されないということは当然です。
では、何故差別があるのか、何故憎悪が生まれるのか。
それらを解消するために必要なことは何か。
そちらに注力することが「女性を狙った犯罪を起こさせない」ために取り得る手段ではないかと考えます。
デモによる可視化だけでは、「その通りだ」で終わってしまうのではないかと考えます。

4.デモの後の行動

こちらの理由の方が影響としては大きいです。
デモ当日に、無断撮影により妨害する方がいて、その方を参加者が撃退したとあります。
そのこと自体は良いのですが、その方に対してつるし上げ、晒上げをするような行動が多くありました。

無加工の写真も公開しており、この対応は第三者に対しては不快な行動となっています。
「女性差別は許さないが、対立者に対しては何をしてもよい」という差別心の発露は、本来の目的と真逆であり、賛同者が増えにくくなるのみです。
「妨害があったが、参加者が協力して対応し、警官に引き渡した。以上。」
これだけでよかったことを、さらし者のように扱ったことは悪影響でしかないと考えます。

先に相手がやったからと言って、やり返してよい法はありません。
相手は法を犯すが、こちらは毅然と対応するなどして、格の違いを証明することの方が良いです。

5.まとめ

デモを行うことも、女性差別を許さないと声を上げることも、非常に大事だと思います。
だからこそ、多くの賛同者や協力者を作り、目的を実現するためにルールを守ってやることは大事です。
いかにお題目が立派でも、必要な対応をしていない方が賛同を得ることはありません。

当たり前のことですが、公共での活動はルールを守って行っていただきたいと思います。

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