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「あんずさん、お茶ください」
はーい。どんなお茶がよろしいでしょうか?
「メニューにある加賀棒茶『花かほり』が、いいな」
かしこまりました!
「ところで・・・『加賀棒茶』と『ほうじ茶』って、何が違うの?」
このように店頭でお尋ねになるお客様がたくさんいらっしゃいます。
ごくごく簡単に言うと「茎」か「葉っぱ」かの違い。
普通の「ほうじ茶」は主に3番茶以降の葉っぱを焙煎したものですが、
「加賀棒茶」は1番茶と2番茶の「茎」の部分を焙じて作られるそうです。
当店でお出ししている加賀棒茶「花かほり」は、最上級1番茶の初摘みの茎を、浅く丁寧に焙じた、品の佳い香りのお茶。
やさしい甘みの和菓子との相性も抜群!
渋みも少ないので、普段あまり日本茶を嗜まない方でも飲みやすいと存じますが、いかがでしょうか?
「なるほど・・・。嗚呼もう、飲み切っちゃった」
よろしければ、急須にお湯の追加をお入れしますので、お気軽にお申し付けくださいね。
美味しいお茶の時間を楽しんで さあ、もうひと頑張り!
タイトル元『つくも神さん、お茶ください』(畠中恵/著 新潮社)
お求めはうつのみや各店 もしくは全国書店ネットワークE-honで。
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032824633&Action_id=121&Sza_id=C0