短期集中講義のすすめ 知らないと恥をかく世界の大問題シリーズの読み方
今までの記事にもまとめたように、電子書籍で読書をしてその内容を読書ノートにまとめるデジタル読書を行っています。
その中で、面白い読み方を提案できるのではないかと思って、今回の記事をつくってみました。
電子書籍の場合は、シリーズ本であればまとめて購入すると1冊あたりの価格はかなり押さえることができる場合も多いです。
今回はタイトルにも取り上げた下記のシリーズのデジタル読書における読み方のおすすめを提案してみます。
題材となるシリーズは
「知らないと恥をかく世界の大問題」シリーズです。
池上彰氏の著作で、氏は東京工業大学の特命教授をしておられ、大学1年生や2年生に向けた理系の学生たちにも知っておいて欲しい社会問題についての講義をしているのですがそれの講義録のようです。
途中にはシェーマも取り入れられており、非常に理解しやすくなっています。
シリーズとしては最新刊で12弾まで出ているようです。小理屈野郎は最新刊の12弾まで一気に購入し、現在7弾目を読書中です。
大体1年に1回のペースで新刊が出ているようで、最新刊は今までのシリーズの内容を踏まえて新しい知識を追加して解説しているという感じです。
小理屈野郎の提案するこのシリーズに対するデジタル読書の仕方です。
1.シリーズ1弾から順々に普段通りにデジタル読書を行います。ハイライトをつけ、内容を読書ノート(小理屈野郎の場合はこの書籍については読みながら講義ノートのようにポメラで記述していきます)に書いていきます。書いていく中で、シェーマをどこに入れるかも一緒に考え入れるべき所にはポメラの「付箋文機能」を利用してマークをつけておきます。
シェーマについてはどれもよくできているので、まずはKindleでブックマークをつけておきます。
2.読了後、ブックマークしておいたシェーマをスマホなどで撮影します。
どうやら一番最初のページにある大きなシェーマについてはKindle電子端末では表示が小さく文字が判別しにくいのでタブレットなどで表示して大きくして撮影した方がよいようです。
それ以外のものについてはKindle電子端末で表示したものを撮影した方がモアレ(干渉縞)が出ないのでよいようです。
撮った写真には余白があるので余白をきれいにトリミングします。(小理屈野郎はGoogleフォトの機能を使っていますが、ご自身の環境で使いやすいものを使っていただければと思います)
準備できた写真は、Evernoteを編集するPCなどにダウンロードしてまとめてある写真を解凍してすぐに貼り込めるようにしておきます。
ここまでで読書ノートを完成させるベースができました。
3.Kindleハイライトのページに入り、当該書籍のハイライト部分をEvernoteウェブクリッパーでEvernoteに新規ノートとして流し込みます。
4.Evernoteにワークスペースを移し、つくった新規ノートを表示し、表示を簡略化することによって編集ができるようにします。
さらに、ポメラをEvernoteを起動しているマシンに接続し「PCリンク」機能を使い、読書中につけたメモをノートに貼り込みます。
5.貼り込んだノートの中から付箋文機能を利用して、撮影した写真をどんどん貼り付けていきます。
撮影した写真の中で、特に付箋文機能でアンカーをつけていない写真については最後にまとめて貼っておきます。
6.これらをもう一度見直しながら、さらに感想や考察をPC上で足していきます。
これで1冊分が完成です。
ここまでした後、「全て(12冊)をこれでやるのは大変だなぁ」と思いつつ、第2弾に移ったのですが、第2弾ではここまでガチガチにまとめる必要は無かったです。
というのも、世界で起こっている大問題というのはどんどん現れてくるのではなくいくつか(池上氏が特に重要視しているのは10個前後だと思います)であり、第2弾では第1弾執筆時のことに軽く触れつつそれ以降の新しい出来事についてまとめてあります。これについては、ハイライトするだけで十分新しい知識になっていきます。
ですので第2弾以降は以下のようなフローで十分と思われます。
1.いつも通りにデジタル読書を行う。メモについては新しい知見や新しいトピックスについては第1弾のような形式で適宜ポメラでメモをつくります。
シェーマについては全て読書ノートに入れれば、それをみて思い出すことも多いので全て撮影します。
2.写真をトリミングし、すぐにEvernoteに貼り付けられるようにダウンロード等の準備をします。
3.Kindleハイライトページから当該書籍のハイライトをEvernoteウェブクリッパーで新規ノートとして取り込みます。
4.Evernote上でポメラの内容とシェーマを貼り込みます。
5.出来た内容を見ながら感想や考察をPCで足していきます。
以上で終了です。
後は第3弾も第4弾も同じように進めていきます。
ただし基礎知識がついてくるのでどんどんまとめは楽になるし何度も大事なところは触れてくれているので知識としても定着してきます。
読書を進めていくごとにどんどん読書スピードもまとめのスピードも上がってきます。
そこで、今回の提案です。
このようなシリーズもの場合はできれば購入時点で出ているこのシリーズの全ての本を購入して一気に読めば夏期講習や冬期講習みたいな感じで一気に知識が定着するのではないか?
ということなのです。
結構丁寧に読書をしていっても、大切なところは何度も触れてくれるし、新しい知識が徐々に積み上がるので、消化不良を起こす可能性は非常に低くなると思います。
何より、読み終わった後の満足感がだいぶと違います。
もう少しすると年末年始。そして、それ以外にも1年の間に何回かまとまった休みが取れると思います。そんなときに一気に読書してみるのはいかがでしょうか?
小理屈野郎からのちょっとしたクリスマスプレゼントでした(笑)
まとめ
シリーズものの書籍に対するデジタル読書についてまとめました。
シリーズの内容にも依りますがうまく当てはまる場合は、一気にシリーズをまとめ買いして、一気に最初から丁寧に読むことで読書体験としても充実しますし、実際の知識もつくと思います。
このような読書法をまとまった休みをとれるときにしてみることを提案してみました。
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